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書かせることの大きな効能

生徒も大人も
同じだと思うのですが・・・。

グループワークや会議で
黙っている人が
必ずしも意見を持ってない
とは限りません。

「どうせ聞いてくれないし…」
と、はじめから諦めていたり、

「わたしの意見なんて・・」
「あの人の考えの方がよさそう」
と控えめになっているケースも
多いものです。

また、
人前での発言に慣れておらず、
恥をかくのが嫌だから…
という理由で発言しないことも多いです。

クリエイティブなアイデアを
持っている人ほど、
黙々と考えるタイプですから、

人前で自分の意見を主張することに
苦手意識を持ってることも。

だからこそ、
会議や議論を主導する人、

ファシリテーターは、
全員が発言できるような
雰囲気づくりに注力しないといけません。

相手がためらっているのを
わかった上で、
考えを表に出させるように
導く必要があるのです。

ファシリテーターが
もう一つ、知っておくべきなのは、

主張の強い人の意見って、
その人が有利に進むように
練られている場合がほとんど
だということです。
(知らず知らずそうなってます)

反論しようものなら、
圧をかけて
反論が間違っているかのように
雰囲気をつくって
導くこともできてしまいます。

もちろん
その人に説得力があると
捉えることもできるんですが・・。

さらに話し合っているメンバーの中に
考えるのが面倒な人がいると、

その意見に乗っかることが多いので、
ますます声の大きい人の意見が
採用されやすい雰囲気が
作られていくことになります。

だけど
そもそも会議や議論の目的って
みんなの知恵を引き出して、
一人一人に行動させることですよね?

だとしたら、
ただその場にいるだけでいい
という雰囲気を作ってしまうのはNG。

時間とエネルギーの無駄遣いで
終わってしまいます。

じゃあ全員に意見を出させるには
どうしたらいいのか?

これは、もう
とっておきの秘技があるんです!



文字に書かせる




です!

テーマ(お題)を投げかけて、

正解不正解はないから思ったことを
書いていいよ。

思いつかないんだったら、
「思いつかない」と書こうね。

シンプルな働きかけですが、
効果は絶大です。

たとえ
口頭での発言ができなくても
ファシリテーターが
読み上げればいいので


雰囲気に流されることなく、
みんなが自分の意見を
述べやすくなります。

場合によっては
「匿名」もいいですね。


自己主張が強く
口から次々と意見が出てくるような人も
いざ文字化するとなると、
どう書いたらいいかわからなかったり

文字として冷静に読むと
意外に勢いだけで
説得力に欠けている場合も
多いんです。

耳って
論理性が脆弱でも
声の大きさやトーン、
抑揚などの
ムードによって

感情的に
なんとなく納得させられちゃう
性質があるのですが

目はだませません(笑)

目は
論理性を見抜けますから。

というわけで

僕は国語のワークでも
部活動のミーティングでも
クラスのあれこれでも

とにかく

書かせる!

これを重視しています。

書かせた内容から
その子の内面を
推し量ることもできるので
一石二鳥ですよ。

教師じゃなくても
指導者、ファシリテーターの立場にある方には
絶対のおすすめです!

今日はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

これを読んでくださった
あなたの少しでも参考になれば
嬉しいです。

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