【通信制大学のすゝめ】 〜不登校・通信制高校から難関大学に進学するために〜
Ⅰ はじめに
1 筆者の略歴
中学不登校の引きこもりで、通信制高校を卒業した後、知識ゼロから、10ヶ月間で4000時間勉強し、翌年、同志社大学法学部法律学科に入学しました。
2 この記事の内容
この記事では、不登校・通信制高校から難関大学に合格する極意を解説しています。
大学で学ぶ態様は、通学だけではありません。今やネット環境があれば、世界どこでも学ぶことができます。それが「通信制」大学です。
通信制課程であっても、慶應義塾大学や早稲田大学など日本有数の難関大学で、通学制と同様の教授やカリキュラムで学び、学位を取得することできます。
今回は、「通信制がある有名大学」について解説します。
Ⅱ 通信制大学とはなにか
1 概要
通信制大学とは、働きながら学びたい、地元を離れずに高等教育を受けたいといった、通学が困難な方のさまざまな学習ニーズに応えて創られた教育機関です。
高校新卒の方の進路としてはもちろんのこと、高校卒業後、大学に行かずに社会人となった人が通信制大学で学位をとってキャリアアップしたり、一生勉強だと考えて学び続けていたりと、そのニーズは幅広いものがあります。(サイバー大学HP参照)
2 通信制大学出身の著名人
通信制大学出身の著名人には、芥川賞を受賞した市川沙央氏や元フィギュアスケート選手の羽生結弦氏、東大教授の柳川範之氏などがいます。
3 通信制大学について発信しているインフルエンサー
Ⅲ 通信制大学のメリット
1 日本どこにいても学べる
通信制大学は、基本的に通学がありません。基本的に、自宅でテキストや映像授業を通して学習し、レポートの提出や期末試験の成績によって、単位を取得します。また、大学に行って授業を受ける「スクーリング授業」があっても、年に数回だけで、通学の負担はほとんどありません。
大学レベルやカリキュラムによって、単位取得の方法や通学に必要性が変わってくるので、各大学のHPを確認しましょう。
2 学費が安価
通信制は、基本的にどこも年間20万円ほどが相場です。スクーリングが少ない分、施設費や交通費の負担も軽減されます。
3 通学制と同じ学位(「大卒」になれる)
通信制大学だからといって、学ぶ内容が劣ったりすることもありません。通学制と同様に、卒業論文を書いたり、ゼミがある大学もあります。
通信制大学も文部科学省に認可された大学なので、卒業すれば「学士号」の学位が授与されます。就職で、「大卒」として履歴書に書くことが可能です。
4 入学難易度が低い
通信制大学は、貧困や病気その他の理由で、通学制の大学に通うことができない人々のためにつくられたものです。そのため、門戸は広く、基本的に高卒であれば、誰でも入学することができます。
また、入試があっても、小論文などで特別な能力は求められておらず、試験対策も容易です。
5 編入することも可能
難易度は高いですが、ほとんどの大学が、通信制課程から通学制課程への編入制度があります。
Ⅳ 狙い目の有名大学
1 有名大学
⑴ 慶應義塾大学
・法学部
・経済学部
・文学部
学費が年間20万円ほど。年一回のスクーリングで東京に行く必要がある。レポートや期末テストが難解で、卒業論文も必須。教授やカリキュラムが通学課程と同じ分、卒業難易度は高く、卒業率は低い。
⑵ 早稲田大学
・人間科学部eスクール
学費が年間100万円以上で高額。しかし、面倒見がよく、卒業率は高い。
⑶ 中央大学
・法学部
⑷ 法政大学
・法学部
・経済学部
・文学部
⑸ 日本大学
・法学部
・文理学部
・経済学部
・商学部
⑹ 近畿大学
・法学部法律学科
Ⅴ 卒業し易い大学
⑴ 産業能率大学
⑵ 東京通信大学
Ⅵ その他通信制大学
1 専門学校に通学しながら大卒資格を取れる学校
専門学校で公務員試験対策をしながら、中央大学法学部の通信制課程に通い、編入及び卒業を目指すこともできます。それで、大卒資格を取ることができます。
行政書士や地方公務員試験の合格者が多いようです。
Ⅶ まとめ
大学には、通学制だけでなく、通信制もあります。学習レベルが通学制と変わらない大学もあれば、卒業し易い大学もあるので、目的に応じて選んでみると良いでしょう。特に、不登校生、通信制高校制は、大学受験で浪人せざる負えないこともあると思いますが、その場合には選択肢の一つとして、通信制大学を検討してみてはいかがでしょうか。
ありがとうございます♪