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毎日好きな作品の感想を書くことにしました【11月まとめ】

高校の頃、なぜか真冬にやる持久走は2種類の人間に分かれていたような気がします。

俺か、俺以外か。

というのは冗談ですが、個人的主観で4種類くらいに分かれていたんじゃないかなと思います。
(1)ガチプロ(陸上部)
(2)チームマイペース(ゆるゆるいったり、自分のペースで頑張ったり)
(3)最初は全力、後疲労(スタートダッシュの煌めき)
(4)「一緒に走ろうね」の裏切り(ゴール付近ダッシュ)

私は圧倒的(4)で一番タチが悪かったので、最後は愛想を尽かされて誰も「一緒に走ろう」と言ってくれなくなりました。

そんな高校時代の恥ずかし青春エピソードは一旦置いておいて、長い距離を淡々と走り続ける持久走の授業は一瞬を全力で楽しもうとする高校生たちにとって、どんな存在だったのでしょうか。
苦しい辛い寒い退屈。もしかしたら楽しいと思う人もいたのでしょうか。

これからの人生、長く辛く苦しいことに耐えるための練習が持久走だったのかもしれません。(決まった・・・!)

***

さて、持久走はあんまり嫌いじゃなかった私が2023年1月から続けている「毎日感想を書く」という宿題。
なんと12月でラストです。
11月もXで投稿していた内容をまとめましたので、お時間ある方はお目通しいただけますと幸いです。

宿題の経緯はこちらからどうぞ。

※X(Twitter)で毎日何かしら投稿をしています。
 フォローしていただけたらモチベーションが上がります。嬉しいです。

【11月まとめ】

10月以上に迷走している11月です。
自己分析をする機会が多くなり、自分と向き合う辛さを身にしみて感じています。

2023/11/01 落ち着こうね(感想)
今日、ありえないほど早歩きで帰路を辿っている自分を見て驚いた。焦っても何の意味もないことは分かっているけれど、どうしてもあれをやらねばこれをやらねばと思う。大丈夫。大丈夫。自分のペースで頑張れと、ただひたすら自分自身に言い聞かせる毎日。余裕のあるお姉様になる日はまだまだ遠い。

2023/11/01 手塚治虫(伝記)
手塚治虫さん、漫画の連載という激務を抱えながら、アニメ制作の仕事と大学の医学部で博士論文のための研究を進めていたらしい。控えめに言ってもスケジュールが鬼すぎる。当時の時代背景はあれど、この仕事量は真似しようと思ってもできるものではないから本当にすごすぎる。
#小学館版まんが人物館

2023/11/02 お医者様(感想)
新しい病院に行ったらとってもフランクなおじちゃん先生が、ゴリゴリの専門用語が並んだ検査結果を分かりやすく丁寧に教えてくれた。お医者さんは病気の治療はもちろん、それを何の知識もない一般人に分かりやすく伝えるための言語化能力が求められる高度な職業だ。本当にいつもありがとうございます。

2023/11/03 朝風呂(感想)
殊に露天の朝風呂は最高だ。日が上り始めの薄暗く肌寒い中で、外に出て湯船に浸かる。足元からじんわりと温かくなるが、顔は外気に触れてひんやり冷たい。冬にこたつに入りながら食べるアイス、冷房ガンガンの部屋で布団にくるまって眠る夏の上位互換と言っていいほどの気持ちよさ。ああ温泉行きたい。

2023/11/04 化け者手本(小説)
衝撃を受けた『化け者心中』の続刊。最高。足を失った伝説の元女方・魚之助と鳥屋を営む藤九郎の関係性が一層深くなっているのに、核心に迫るようなことをお互いに言わないから(気づいてない?)、絶妙にもどかしさを感じながら、たまに悶えていた。シンプルにもっと読みたい。
#化け者手本 #読了

2023/11/05 ありがてえ友達(感想)
久しぶりに友達と電話したら私のダメなところを全部教えてくれる。悩み事があればなんでも聞いてくれるし、客観的な意見を言ってくれるし時には厳しいことも言ってくれる。社会人になったら自分の人間性について怒ってくれる人はそうそういないからこそ大切にしたい。ありがてえ友よ。

2023/11/06 ラブコメ漫画サミット(テレビ)
アメトークのラブコメ漫画サミット。芸人さんがお勧めする漫画ってなんで全部面白そうに見えるんだろう。面白いのも事実ではあるんだけど、芸人さんのあらすじの話し方とかピックアップするセリフとか絶妙で、総じてプレゼンが上手すぎて本当に尊敬する。バラエティのプロの話術、かっこ良すぎる。

2023/11/07 国会図書館(感想)
国立国会図書館に行ったとき、読みたかった本をなんでも読めて感動した。ただ、裏を返せばそこまでしないと読めない。地方に住んでいた学生時代の私は絶対に読むことができなかっただろう。東京という都会の素晴らしさを感じると同時に、地方との情報格差に寂しくなっていつもより銀杏の匂いが染みた。

2023/11/08 嗅覚(感想)
一番懐かしさを感じる五感って嗅覚なんじゃないかと思う。元恋人の香水とか夏場の部室の汗臭さとか、小学生の時にお父さんがベランダで吸っていたメビウスワンの残り香とか。その人じゃなくても同じ匂いがする懐かしく感じる。なんて事をすれ違ったおっちゃんのタバコの匂いから思い出した11月の夜。

2023/11/09 クリスマス(感想)
世界へ。クリスマスの準備が早すぎませんか。まだ11月ですよ。私、まだ、ペロペロの長袖一枚で生活してますよ。クリスマスソングが流れていますが波に乗り切れていないです。闇の結社・サンタ組合から「クリスマスは11月から」と言われているのでしょうか。もう少し金木犀の香りを楽しみたいです。

2023/11/10 水晶の夜事件(感想)
「水晶の夜事件」今朝、ニュースで見たその言葉は、偶然にも昨日読んだアンネ・フランクの伝記で初めて知った。自分の言葉なんかで説明できるほど簡単じゃないけれど、辛く悲しい過去があったことを忘れてはいけないと強く思う。どうか傷ついた人々が安らかに眠れるような平和な世界になりますように。


2023/11/11 文学フリマ(感想)
行こうか行くまいかずっと迷ってたけど、滅多に開催されるイベントじゃないから行かなきゃ後悔する!と思って初めて訪れた文学フリマ。想像以上に多くの人たちがいて驚いた。出店してる人、自分の好きなものをきちんと形にしていて本当にすごい。。素敵な本をありがとうございました。
#文学フリマ東京

2023/11/12 こだわり(感想)
小学館のルイ・ブライユ(点字を作った人)の伝記を読もうとして手に取った瞬間、感動した。なんと表紙に実際の点字が・・・!!伝記を読んだ人たちが「そういえば点字ってどんなんだっけ?」と思った瞬間に「こんなんだよ!」と表紙で教えてくれるこだわりに脱帽。
#伝記 #小学館版まんが人物館

2023/11/13 寒すぎんか(感想)
世界へ。寒くなるの急すぎませんか。まだ11月ですよ。私、羽毛布団と結構なダウンとなんなら毛糸のカーディガンで生活してますよ。手袋とマフラーしたいくらいです。もう少しだけ衣替えの準備とか秋服を楽しんだりとか、さつまいものお菓子を紅葉の下で食べたりとかさせてもらえませんか。人間より。

2023/11/14 文学フリマで買った本(小説)
すなばさんの短編『マッチングシンドローム』と『マッチングガール』。マッチングアプリを男性と女性のそれぞれ目線で描いていて、アプリが持つ向き合いたくない現実を的確に言語化され、心に突き刺さる一方、どことなくアプリって良いなって思わせてくれるお話で面白かった。
#文学フリマで買った本

2023/11/15 編集者ナイト(イベント)
文喫で開催された編集者ナイト!新潮社の郡司さんとコピーライターの川上さんの座談会。「この本を売りたい!」とか「ここを改善したい!」という編集者ならではの視点はもちろん、郡司さんの行動力やどんな状況も受け入れる柔軟さに感服した。魅力的な本をたくさん知ったので、早速本屋に行かねば。

2023/11/16 知らない人を知ること(感想)
楽しそうな動画配信者とかキラキラしている人とか自分の世界とは違いすぎてちょっと苦手だったんだけど、彼らの人となりや、どういう思いでその職業に臨んでいるかを知ると、途端に距離が縮まって、抱いていた偏見がなくなるような気がする。表面上で判断する前に、ちゃんと知らなきゃなと改めて思う。

2023/11/17 休憩(感想)
謎に今週すっごく忙しかったし、ずっと気を張り詰めていたから今日はゆっくりすごそう。久しぶりに自分が好きな本を読んで、映画を見て、ゆっくり湯船に浸かって、土日を快適に過ごすために掃除なんかしたりして。今日は残り3時間。全てが完了するかどうかはいささか怪しい。休むのは意外と難しい。

2023/11/18 丸山隆平(感想)
丸山隆平さんの人を笑顔にするために全力を尽くし、誰一人悲しませないような真摯な生き方を本当に尊敬しているから、今回丸ちゃんが代打でキタニさんの青のすみかを全力で歌い上げる姿に改めて感動した。すっごく緊張しただろうに、本当にかっこよかった。この人を好きになって、応援できて良かった。

2023/11/19 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎(映画)
ゲゲゲ観てきたけど控えめに言って最高だった。家族をただの道具として考えるクソみたいな一族のクソみたいな姿と、鬼太郎パパの家族を一番に考え行動する姿の対比が印象的で、観終わった後に無性に自分の家族に会いたくなったし、案の定特典を開いて呻き声出た。絶対また観る。
#鬼太郎誕生の感想

2023/11/20 イヴ・サンローラン展(展覧会)
ブランドにはお恥ずかしながらあまり詳しくはないのだけれど、展示してある衣服は全て洗練されていて格好良かった。日常でも着れるような(だいぶ気合いの入った日だけど)服装から、海外の文化を取り入れたようなチャレンジングな服装からサンローランさんの挑戦の過程も印象的。
#イヴサンローラン展

2023/11/21 ラストエンペラー(映画)
清朝最後の皇帝・溥儀を描いた映画。革命や戦争などの時代に翻弄され、自由のない生活をしていく中で「皇帝」としてのプライドが要所に散りばめられていた。溥儀の捕虜中に身の回りのことを全てを部下に任せているシーンを見て、常識って人によって違うんだなと改めて再確認した。
#ラストエンペラー

2023/11/22 眠い(感想)
明日がお休みということに期待を抱きすぎてここ3日間のお仕事を頑張りすぎてしまったみたいだ。眠い。けれど、明日がお休みということに期待を抱いて意気揚々と堅あげポテトを食した。美味しい。無理しすぎず、明日を楽しく過ごせるようにあったかい湯船に浸かって、あったかい格好をして寝よう。

2023/11/23 税金で買った本(漫画)
図書館で働く人たちのお話。最近図書館を利用する機会が多いのに、実際に図書館で働く人たちが何をしてるのか全然分かっていなかったからとても勉強になった。本の貸し出し以外にもたくさんのお仕事があって、けど厳しい労働環境もあって、読む度にリスペクトの気持ちが溢れた。
#税金で買った本

2023/11/24 自分自身と向き合うことまじで嫌(感想)
自分自身と向き合うことが本当に苦手で、向き合えば向き合うほど人と比べて何にもないことに幻滅してどんどん自己肯定感が下がっていく。人と比べて生きることは良くないと理解はしているのに、いざ自分自身と向き合うとやっぱり人と比べてしまう。どうやったら自分自身がもっと好きになれるんだろう。

2023/11/25 クジャクのダンス、誰が見た(漫画)
亡くなった父の死の真相を暴こうとするサスペンス漫画。主人公と一緒に奔走する弁護士が主人公の事件以外にも案件を抱えて時間を確保できないシーンが多々あり、良い意味で漫画っぽくなくて共感した。そうだよな社会人、一つのことに熱中できるわけにはいかないもんな。
#クジャクのダンス誰が見た

2023/11/26 ブックサンタ(感想)
小さい頃からもらってばかりのクリスマスプレゼントだったけど遂に贈る側になりました。小さい頃から好きだった本を贈ったつもりだけど、後からただの自己満足じゃないかなと猛烈に不安になっている。。どうか手に取ってくれた子どもに楽しんでもらえますようにと、寒空の下に祈る。
#ブックサンタ

2023/11/27 黒歴史(感想)
最近闇の魔導書(就活ノート)を読み返しているけど、満員電車の中で走り回りたいくらい恥ずかしい。まるで赤の他人のような、けれどどこか共感できるような感覚。そりゃそうだよ、多少考え方は変わっても自分だし。あの時の私にはこのノートの中の世界が全てで必死に戦ってんだ。じゃあ今の自分は?

2023/11/28 ジャンヌ・ダルク(感想)
清原果耶さん主演の舞台初日、もうさいっっっっっっっっっっこうに良すぎて余韻に浸りすぎてる。キャストさんがセリフを発する度に鳥肌が止まらないくらい迫力があったし、ジャンヌの人生も個人的には新しい解釈だったのでずっっっと見入ってた。あと1回行けるの楽しみすぎる!
#ジャンヌ・ダルク

2023/11/29 矛盾(感想)
生きていると矛盾した感情がなんともまあ多いことか。人間観察が好きだと言いながら満員電車や人混みは嫌いだと言い、優しくありたいと思いながらマナーを破る人間がいると腹が立つ。矛盾した感情を抱く度に自分の中途半端さに気付かされ、その感情を受け入れられるくらい広い心を持ちたいと願う。

2023/11/30 デジタルチケット(感想)
チケットをスクラップすることが好きなので、イベントごとのチケットが紙だととても嬉しい。ちょっと小洒落たノートに貼って少しずつ分厚くなっていく様子を見て悦に入る。けどデジタルの便利さも好きなので、入場はQRコードで、後から紙のチケットをいただける国立新美術館方式だと幸せ。

【11月感想の感想】

師匠(勝手に読んでる)に「11月の目標、忘れてない?」とご指摘を受けました。
何も言い訳ができない。まさしくその通りです。
毎日ただ闇雲にとりあえず投稿しておけば良いという気持ちになっていました。

毎日の投稿とは別に自己分析を重ねていく中で、なんて自分はこんなに中途半端なんだろうと思わずにはいられない。
悔しくて変えようと思ってもがくのに、自分にとっての正解が分からない。
無情に時間が過ぎ去り、焦りばかりが募っていく。

自分の甘さと不甲斐なさを思い知らされた1ヶ月でした。

【12月の目標】

ラストマンスです!!!!
後悔が残ると言えどなんとかこれまで休みなく頑張れたことは褒めてあげたいです。

12月の目標は11月にも掲げていた「面白くてシンプルに、トピックは1つだけ」をベースにしつつ、自分が一番面白いと思えるような文章を考えていきたいです。
誰に伝えたいかということを意識することはもちろんですが、まずは自分が一番面白いと思えるようにしていきたい。
けれど、それだけだと自己満足の世界になってしまうので、伝わりやすさ、分かりやすさは引き続き意識していこうと思います。

持久走の最後に全力ダッシュしていたあの頃の私に戻れるよう、駆け抜けていきたいと思います。

長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。

***
余談ですが、「坂本龍一さんの人生に思いを馳せることにしました」という投稿を始めました。
坂本龍一さんの人生について自分の気持ちをつらつら書いています。
超超不定期更新にはなりますが、こちらもぜひお時間あれば読んでほしいです。


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