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坂本龍一さんの人生に思いを馳せることにしました【決意表明】

つい2ヶ月前の私は、坂本龍一さんの人生をほんの少ししか知らなかった。
それこそ戦場のメリークリスマスの曲の人、くらい。

坂本龍一さんがご逝去されたニュースを聞いて、薄情にも、「ああ、またどこかの有名な人が亡くなったんだな」と思っただけでした。

そんな私の坂本龍一さんに対する「有名な音楽家」という考え方から、一気に見方が変わる出来事がありました。
「2023 芸術新潮 5月号」です。

大竹伸朗さんの手がけた切り絵のような華やかな表紙、そして、ただ一人の音楽家が音楽雑誌ではない芸術紙の表紙を飾ることがあるのかとじわじわと驚いていたことを覚えています。

「坂本龍一」とは、一体どんな人なのだろう。

思わず芸術新潮を読み、坂本龍一さんの軌跡の多様さに圧倒されました。
音楽だけには留まらない活動の幅広さ、知識の豊富さ、人間的魅力など、一言で説明できないほど魅力に溢れた人でした。

そして決意したのです。
坂本龍一さんの人生に思いを馳せよう、もっとこの人のことを知ろう、と。

決意した後、一旦冷静になって考えました。
音楽的な専門知識もないただの平凡な一般人がどうやったら、彼の人生をより深く知ることができるのだろうか。
音楽的な素晴らしさについては既に多くの雑誌で専門家が紹介しているのに、今から音楽的な素晴らしさを説明したところで不十分な点が多いのではないだろうか。

ふと、私が坂本龍一さんに対して抱いている感情は「人間的な魅力」だと考えました。
坂本龍一さんの人間的魅力に感じる部分を深堀していくことで、彼との距離を縮め、そして、彼の人生から学ぶところが見えてくるのではないだろうか、という結論に至りました。

そこで坂本龍一さんの著書『音楽は自由にする』『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』をベースに、彼の人生で私が印象的だったエピソードをつらつらと記載していけたらと思います。

音楽家という表面だけではなく、坂本龍一さんの新しい部分をご紹介する一助になればと思いますが、個人的な取り組みですので間違いがあったらぜひご教示ください。
そして気長に待っていただけると幸いです。

長くなりましたが、この文章は坂本龍一さんの人生に思いを馳せることを誓った、1社会人の決意表明です。

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1952~2023
坂本龍一さんのご逝去について、心よりお悔やみ申し上げます。
どうか安らかにお眠りください。


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