見出し画像

アボカドはなぜ「鼻につく」のか論理的に分析してみた

アボカドがおしゃれすぎる。

先日、おしゃれなカフェで、おしゃれなアボカドのオープンサンドを食べた。

「アボカドって、ちょっと鼻につくぐらいおしゃれだよね」

そんな会話を交わしながら、なんだかとても悔しくなった。

アボカドの味が好きなだけで、おしゃれぶってるわけじゃないのに、ぶってるように見えてしまう。

時は流れ、アボカドもアボカドしなくなってきた今、あえて分析してみたい。

アボカドはなぜ「鼻につく」のかを。

女性に「モテ」すぎるから


アボカドはとにかく女性にモテる。

メキシコ産アボカド生産輸出協会のアンケートによると、アボカドが好きな女性は7割を超える。

引用:女性の7割が「アボカドが好き」、相性のよい調味料は?|マイナビニュース

アボカドが女性にモテる理由は明確で、女性は男性と比較して「クリーミー」で「ミルキー」なとろける食感を好む傾向にあるからだ。

参考:性別から見るシズルワードの違い|清田産業株式会社

とろける食感は、油ではあるけれど、それはそれはおしゃれな油。

チーズや生クリームなどの乳製品と似ていると錯覚するほど、クリーミー。

塩味や動物の脂が好きな男性と比べると、女性はアボカドの魅力にハマりやすい。

さらに言えば、女性は「シンプルだが、きれいに盛りつけられた料理」や「健康的で、あっさりとした料理」も好きだ。

フォトジェニックなアボカドがモテないわけがない。

参考:食テイスト空間と社会空間の相同性|駒澤社会学研究

アボカドが鼻につくと言われても、仕方ない。

正体が「謎」すぎるから


人は「わからない」ことに恐怖を覚える。

農林水産省によれば、アボカドは果物だ。

農林水産省では概ね2年以上栽培し、実の部分を食用とするものを果樹・果実としています。そのため、一般的には果物と呼ばれるいちご、メロン、すいか(いずれも1年で収穫)は野菜として、アボカド、くり、ぎんなんは果実として扱っています。

引用:日本で栽培されている果実|農林水産省

でも、スーパーやサラダ専門店に行くと、アボカドは野菜のひとつに分類されがちで、必ずしも果物のくくりではない。

正体不明なアボカドに不信感を覚え、その不信感がネガティブな意見の根本にある可能性は否めない。

ビジュアルが「アート」すぎるから


アボカドはアートだ。

スケッチやデッサンの練習に駆り出されたり、写真をとられたり、中には彫刻刀で掘られたりもする。

引用:アボカドを持つ手のデッサン|京都美術学院

・表面のぼこぼこ
・半分に割った時の凹凸
・緑と茶色のコントラスト

Googleで「アボカド アート」を検索するだけで、アボカドの芸術作品がでてくるでてくる、これはすごい。

引用:Google

アートなのはすばらしいが、アートすぎていけ好かないという意見があってもおかしくない。

誰でも1度は「ダマされている」から


アボカドは買い方がむずかしい。

わたしも何度かアボカドにダマされている。

ある時は固すぎて、ある時は変色していて、ある時は種がとりにくい。

どんなに目利きが素晴らしい人でも、1度はダマされたことがあるだろう。

ダマされた恨みはおなかの底で消化しきれず、なにかあるたびに鼻につく。

***

アボカドは鼻につく。

…でも、そのいけすかない感じも含めて、アボカドにはすばらしい個性がある。

わたしは好き。

おしゃれぶってるわけじゃない。

これからもおしゃれなカフェで、おしゃれなアボカドを食べ続けたい。


↓↓↓ この note の人気記事はこちら ↓↓↓

↓↓↓ この記事に関するマガジンはこちら ↓↓↓



だれかの明日の行動を変えたり、不安が減ったり、元気になるエッセイが書けるよう、日々精進しております。いただいたサポートは、活動費に使わせていただきます<(_ _)>