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強みは磨いてつくるもの
セルフコントロールや主体性という事で、自分を磨こう。とコラムで書いている。そして、NHKのTV番組でマーケターの森岡 毅さんが「強みは磨いてつくるもの」とおっしゃっていました。

私は生粋のマーケターではないですが「差別化」については何も異なることをするのではなく「強み」を活かすことが「差別化」になると普段より説いています。マーケティング理論のSWOT分析にあるように、戦略であっても、自分であっても、現実的な何らかの「分析」をするということは非常に大事なことと思います。

自分を良く知らなければ、生かすも殺すも、どうやって前へ出る出方もわからないし。何も目標無しに生きることもできるであろうが、何かしらの憧れや要望など「こうなったらいいな」とかはあると思います。企業にも収益を向上させたり、規模を拡大するためには、経営戦略を立てることは重要ですが、何よりも「分析」することからスタートします。

それでも「強み」と言っても、それが「内部環境」や「外部環境」において、どのような「市場価値」を見出しているのかどうか、図りようようも無いし、間違った判断をしてしまうという恐れもあって、なかなか上手くいかないものである。っであるなら「こだわり」や「特徴」などはどうであろうか。それが「強み」なのか「弱み」なのかではなく「好きか嫌いか」「こだわり」の理由はなにか「特徴的」な取組みはなにか、それは「何のために」行っているかなど。。。恐らく立派な「強み」であろうと思われる。

つまり「磨く」」という事は「育てる」という意味合いもあり、今はまだ土の中で芽の出ようもないが、信念を貫く通すことによって大きく育てることができると思われる。

中小企業ほど動きは早いかも知れないが、大企業ともなると多くの時間を要することであるかもしれない。つまり、磨いたり育てたりすることは時間がかかることでもあり、それまでの辛抱が必要である。社会情勢や経済情勢などにより、バージョンUPする必要や方向修正が必要な場合も出て来るかも知れない。それでも、これが「強み」と確信するのであれば、輝くまで磨く必要があり、突き抜けるまで育てあげなくてはならないだろう。それが、キャリアなのか、ノウハウなのか、仕事に対しての練度という経験値として積み上げられて来ると思われる。

人生の四季として、五十代は「朱夏」と中国では言われているらしい。インドでは「林住期」と言われている。いずれも五十代までに世のため人のため、社会への義務、家庭への責任を全部果たし終え、自由の身となって人生のクライマックスを謳歌しようという説いている。もちろん仕事を引退せよなどとは言っていない。むしろ、決して感興を失わうことなく、積極的に社会活動や家庭生活を励み、事業にも情熱を方向けて欲しいと説いている。悪しきことをすれば悪しきことが返り、善きことすれば善きことが返ってくるがごとしと言われる宇宙の法則。だからこそ、勤勉であり誠実であり丹精を旨とし、謙虚に素直に努め、感謝と感動、知恩と報恩に生きることを、お天道様に監視されながら生きている。

古来の医学の専門家はこうも説いていると「致知」に記していた。「人間は年をとるほど学問や芸術や信仰に情熱を抱き続けることが不老の秘訣である」と。先人からなる企業では、これらの境地に就く思考を持ったものが経営者となりリーダーとなって来たような気がする。若年層だからダメとか否定することではないが、若いリーダーであっても「いぶし銀」と言われるこれらの参謀が傍にいることを忘れてはならない。

私も年を取ったせいか体力は少しづつ衰退しているのは実感できるが、思考はキレキレに冴えているのはそのせいかも知れない。お天道様に見られているんだから、もっともっと励みに精進して頑張りたい。

そー言えば、これから息子の食事を作らなきゃ、住宅ローンもたらふく残っているから、働かなきゃ。。。趣味などは後回しだね。トホホ。。。