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タイミングについて
辞書で調べて見ると「ある動作や行為をおこなうのにピッタリの時」とあります。このタイミングを外すと、何もかもが上手くいかない。気持ちもナイーブになる。落ち込んでしまう。言い換えれば「運」?とも言えるのだろうか、必ず成し遂げるためには個人の実力以上に天を見方に付ける方が有利に働くはずである。だからこそ、その「タイミング」を逃してはならないのである。

日本の国力が衰退している?
GDPだけを見ると日本国はアメリカに次ぐ第二位の経済大国であった。過去形にはなるが、戦後の奇跡的な復興を成し遂げた小さな島国の歴史がある。しかしながら、今では中国に抜かれ、ドイツにも抜かれ、そして間もなくインドにも抜かれようとしている。経済学者では無いので、GDPそのモノが人口に比例するのかどうかわからいないが、運動会のかけっこでも、追い抜かれるというのは余り好きではない。人口減少が原因とするなら更に追い越すことは難しいと思われる。復興を成し遂げた戦士にとっては、居たたまれない、とても悔しい想いをされていることでしょう。

つまり、我々現代人は奇跡的な復興を成し遂げた先輩達の血と汗と涙の功績を重んじることなく、なに不自由なく暖衣飽食で育ってしまったからであろう。当たり前に育ってしまい過ぎて、食品ロスなどが生まれたり、不足の変化や出来事に対応できる不注意や不用意な思考が完全に欠落しているのだろうか。実践されている人には申し訳ないが、飽食の時代において質素倹約な精神はどこに行ったのだろうか。。。残念で仕方が無いが、私も戦士の子息であると同時に、現代人のような暮らしに満足している一人であることは間違いない。しかしながら、こうやって嘆きや今一度人生を振り返る時間を忘れているわけではない。原点回帰と言えば聞こえ映えは良いかも知れないが、物価高などで倹約している生活が、貧乏時代のなつかしさを覚えるのである。

総理大臣含め閣僚大臣の給与UPが話題になっている。景気回復策に応じて、減税と給付でしたか、、、と、なぜか給与UPまで盛り込まれている。総理大臣と閣僚大臣は、毎月の給与より数十パーセント分を国庫へ返納だからと言っているが、やはりタイミングの問題ではなかろうか。今や全ての物価高騰やあるゆるインフレ現象、光熱費の高騰やガソリンまで高騰していては、賃上げもままならない中小零細企業に勤める庶民では、普段の生活範囲では質素倹約では到底追いつけない生活苦を強いられている。一部の企業では円安の相乗効果で景気が良いかも知れないが、廃業に追い込まれている企業も多く存在する。そもそも先の記述通りに、国内総生産自体が30年間の縮小に転じていることから、国の施策だけに依存することは無理だと思うが、やはりタイミングとしては国民の生活苦にならないよう負担を軽減することを優先させてもらいたいものである。別に総理大臣や官僚の人の給与にいちゃもんを付けることはサラサラ無い。景気だけで判断が必要なら、景気連動型の報酬制度もあるだろうが、むしろ国民の代表として祭りごとを収めてもらっているのだから、景気に関係無く相応の報酬をもらうべきであると思われるが、やはり「タイミング」の問題である。

消費税に関しては検討すらしないという事らしいが、現に世界の国や地域の100カ国以上で消費税(国ごとに呼び名な異なるが)の廃止や減税の検討を行っているとか、省庁の中には手放したくない利権と言わざるを得ない税収だと思われるが、消費税の減税を行うことで庶民の直接の購買意欲や意識は大きく変容することであろう。どこを向いて政治を行っているか、施策を実行する上で、そのタイミングを掴むことも仕事のうちだと思われる。

商談の中でも同じことが言える。どんなに優れた知識やスキルを披露しても、素晴らしいプレゼンテーションを行っても、お客様に届かない時がある。届かないどころか、破断や白紙にさえなってしまう時がある。これも「タイミング」である。

言い方を換えれば、タイミングさえベストな状態で持って行ければ、知識もスキルも最小限で商談を上手く成立させることができるのである。交渉事も全て「タイミング」が最も重要なことである。このタイミングの調整事を揶揄のような表現で言ってしまえば「空気を読めない」ことでもある。競合との兼ね合い、一番の決定権の優先順位として金額がある。見積もり金額の先だし「じゃんけん」が良いのか、後だし「じゃんけん」が良いのか、これもタイミングである。SNSの集客も同じこと、アドレスさえ登録を済ませれば一斉配信なので、1つの文面で多くの登録者全員にメールを送信できるので便利ではあるが、タイミングを間違えてしまっては返って不快感や不愉快な思いを生じさせ破断になってしまうことがある。

お父さんや子供達の送り出し、洗濯機や朝食の片付け、昼食時、夕食の買い物や食事の準備から家族団らんの時間帯に、LINEやFBなどの案内が届いた場合はどうだろうか?家事であっても、奥様の心理的な部分や、ご主人様の心理まで、配慮することが必要であるはずだ。これもタイミングである。会社側の都合を押し付けるものではない。現にこれらのタイミングを外した会社が、配慮を重んじてくれているという好意で、商談を有利に勧めている企業もある。

有益な情報を提供するという目的があるなら、これら有益な情報がベストなタイミングお届けできる状況に、最大限の配慮が必要だろう。

人には「心理」というものがあり、見える世界には「道理」というものがある。私の中では義理よりも人情、そして何よりも重んじるのが「道理」である。道理さえ正しければ、遵守することができるようであれば、義理や人情も置いて行くことができるのである。人の心理というものを計ることはできないが、「場」を意識することはできるのである。「空気感」を作ることもできるのである。言い訳なく、対峙することで心理が理解できることもある「あ」「うん」の呼吸かも知れない。これらを無視した言動で行動することは、他人を理解することはもちろん、政治である祭りごとも、経営者としても、リーダーとしても、マネジメントとしても、友人関係でも、親子関係としても、道理を無視して重んじ得ない行為は、私は好きではない。(ただの意地が悪い。意地悪としか思えない)

外国人が動画配信で日本国で「タダ」で目的地へ移動したり(新幹線などの公共交通車両等)、無銭飲食を繰り返したりするなどで、人気を集めているようで、外国人の「迷惑行為」という事で話題になっていた。。。これは「迷惑行為」ではなく立派な「犯罪行為」である。周りが面白がって「イイネ」しているから、付け上がっているのでしょうが、動画配信のプラットフォーマー企業のモラルも、人気が集まるという事は「利益」に直結するので「犯罪行為」であっても、看過しているようだ。。。残念なことである。

戦争は「正義」と「正義」の戦いが「本質」であり「大儀」のなにものでも無いと思われるが、今行っている「戦争」は「戦争」と名をうった「資源」(エネルギー、食料、人、そしてお金)の「略奪」である。縁の無い方が良いに決まっている。。。幸せな国に感謝しようか。。。