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情熱と涙

中小企業診断士は国が実施する
補助金申請の支援もやったりする。
補助金だけに特化している診断士もいれば
一切引き受けない診断士もいる。
補助金申請では綿密な事業計画書を
作らないといけない時があるので
そこは中小企業診断士が
得意とするところではある。
補助金申請支援は
経営コンサルティングの本筋ではないと
色々な診断士の方が言っている。
私もそう思う。
しかし私は独立して
まだ一年経っていない
アーリーステージのペーペーであり
依頼されたら基本お受けしているので
補助金の仕事ももちろんやっている。
補助金支援を主軸にする意思はないが
仕組み化して対応出来るのであれば
キャパを設けて
しばらくはやることになるだろう。
さて先日補助金の採択の発表だった。
なかなか厳しい戦いだった。
そんな中で難しいかもと思いつつ
支援した企業が無事採択となった。
思い返せば経営者の熱量が凄かった。
どうしてもこの事業を
やりたいんだっ!という熱量は
審査側にもどうやら伝わるらしい。
私にも間違いなく伝播していた。
それが事業計画書にも
滲み出ていたのだろう。
「情熱」が最重要なのだ。
その社長からすぐに電話があった。
「先生なんだか涙が出ちゃったよ。
俺が倒れるまでヨロシクな」と
私に言ってくれた。
私は先生なんてもんじゃないが
なんだかこっちもジーンとしてしまった。
生涯かけてご支援したいなと
思ったのだった。

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