芸術家の自伝

私はクリエイターやアーティスト
芸術家達の自伝を読むのが好きだ。
インタビューでもいい。
なぜそれをつくったのか。
それは言葉では100%表現出来ないが
その人の言葉からその世界像を
垣間見ることは出来る。
評論はNGだ。
それは評論する人の見解であり
作り手の意見や感性ではない。
作り手の世界とは関係のない世界が
別に広がっているだけに私は感じる。
作り手の思考プロセスや
感性そのものが気になるのだ。
ある人間の思考プロセスや感性が
他者の思考プロセスや感性に
大きく影響を与えることは
往々にしてある。
創造は模倣から始まるとも言われる。
模倣に徹することに
快感を覚える人間はそれまでだが
模倣から破壊へのプロセスに入り
新たな創造へシフトさせることが出来るなら
それは他者にインスピレーションを
与えることが出来るだろう。
自伝はそもそも存在しない場合が多い。
小説家は小説を書き
画家は画を描き
音楽家は音楽をつくる。
クリエイターはクリエイトしていれば
それで十分だからだ。
その意味で残された自伝や
インタビューは貴重なものなのだ。
ダリは多くの著作を残した。
これは本当に幸運なことだったと思う。

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