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帰ってきた【読書日記】

再び本を読み始めた。図書館に行ったり、家族からすすめられたりと、とにかく「本を読む」きっかけを作っていた。しかし、長時間読むのが最近キツくなり、各章ずつに区切ったりして小刻みにコツコツと読み進めるようになってきた。仕事終わりなど疲れが残っている時に読書は難しい。

とはいえ、このnoteで読書日記を久しぶりに書くことができるのは、やはり心に余裕が出てきた表れなのかもしれない。今回は、3冊まとめてドーンと紹介したいと思う。

パーソナリティ障害~いかに接し、どう克服するか~PHP新書 岡田尊司著

これは図書館で借りたのものではなく、うちのオカンが買って読み、「これ読んでごらん」とすすめられた。境界性、自己愛性、回避性など代表的なものから初めて聞いたものまで、ほとんどのパーソナリティ障害を網羅している。それぞれのパーソナリティ障害の特徴や背景だけでなく、その当事者と接していくにはどうすればいいのか、そしてどう克服していけばいいのかについても具体的に述べられている。
中でも、私が一番興味をひいたのは、著名人や歴史的な偉人のエピソードや映画を紹介しているところ。「あの人、そうだったのか」と驚かされたり、映画もパーソナリティ障害というアングルでアプローチしているので、1度見たことがある作品でも違った角度からもう一度見てみたいという気分になる。これ一冊で「パーソナリティ障害」についてのことがだいたいわかるようになる。

精神科医の本音 SB新書 益田裕介著

図書館で良さげな本はないかなと探していたら、これを見つけた。何気なく手に取って借りてみたが、なかなか良かった。

YouTubeチャンネル「精神科医がこころの病気を解説するCh」を運営する著者が、診断基準や、精神科医やクリニックの選び方、診療の実態など実際にたずさわっている人だからこそわかる精神科医療の実情や現実をつづっている。

「こういうふうに診察・診断をしている」というところから、カウンセリングや患者との関わり方など、私たちが知らない部分まで明らかにしている。先生のYouTube同様、専門用語か少なく、文章もわかりやすいので通院している人もそうでない人も誰でも読める。

司書になるには 森智彦著 ぺりかん社

ティーン向けの「なるにはBOOKS」の本。司書の仕事について詳しく知りたかったので、図書館で借りた。学校司書についてのことが追加されているなど、情報が最新のものにアップデートされている。

資格の取得方法だけでなく、収入など仕事についたらどうなるのかということにも一歩踏み込んで書いている。現役バリバリの司書さんの仕事ぶりを取り上げたドキュメントコーナーも読みごたえがあってよい。

ただ本を読むことが好きなだけじゃ司書は務まらないんだなということに痛感した。研究職としての一面だけでなく、情報・検索のスペシャリストでもあるんだな。この本を読んで司書の仕事の心構えや適性が何たるかを学ぶことができた。ティーン向けではあるが、「転職したい」と考えている方にもおすすめ。

終わりに

ジャンルを問わず読むつもりが、やはり自分が興味のあることや気になることを優先してしまう。小説や短歌の本も読みたいのに。ネットの情報がほとんどの情報を網羅しているようで、本には検索しきれてないことなどが書かれていることがあるんだよな。

読んでない本がだいぶたまってきたんだが、また、気になる本を何冊か注文してしまった。お目当ての本(専門書など)が図書館にあるとは限らない。だったら買うしかない。自分の中に生まれた疑問点は、自分で解決しないと気がすまないのかも。そのアウトプットの一環として、読書日記シリーズも時間とメンタルの状態と相談しながら、なるべく積極的に更新していきたい。


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