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今週の2冊その2

「デザイン」という言葉を聞いた時、どういうイメージを持つでしょう。

センス?なんだか難しそう?オシャレな感じ?

定義は人によって自由でいいと思いますが
こちらの本では以下のように定義しています。

問題の本質を一挙に捉え、そこに調和と秩序をもたらす行為
美と共感で多くの人の心に訴え、行動を喚起し、社会に幸せなムーブメントを起こす行為


タイトルの通り、この本ではコミュニティが元気になる30のアイディアが紹介されています。

キーイシュー(今直面している社会課題)を20個紹介し、それに対してデザインは何ができるのかという問題提起から始まります。

私はやっぱり「育児」と「コミュニティ」に関心があり
男性の育児休暇取得率を上げるには
住民同士の助け合いを産むには
デザインは何ができるのか。

その事例が紹介されています。

放課後という可能性

1つ例を紹介すると、「放課後NPO」という団体の事例があります。

https://npoafterschool.org/

このNPOは「市民の教育参画を目指す」というもの。
先生となるのは大工さんや士業の方がいらっしゃり
家を作ったり、模擬裁判をやってたしして
学校では学べないことを知ることができるのだそう。

また放課後という時間を学校で過ごすことで
「小1の壁」の解決にも効果的とか。

私はこの取り組みに育児と教育とコミュニティの進化の可能性を感じました。

私は人がその能力を発揮できる場所と仕組みがあれば
コミュニティの発展につながるんじゃないかと思っています。

今自分のスキルを商売(?)にしている方も増えていますね。
ストアカなどでは主婦の方や引退された方も活躍しています。

これを教育現場に持ってきているのがこの団体なのかなと私は考えました。
(当事者でも参加したこともないので真相はわからないのですが…)

例えば現役を引退した方が、自分の経験やスキルを活かした何かを子どもに教えることは
双方によっても良いことだと思います。
子どもは広い世界を知るきっかけになるし、教える側もやりがいや場合によっては居場所ができる可能性もあるでしょう。

また赤ちゃん先生なんかも、こういう活動のカテゴリに入るかもしれません。

第一子を出産後トライしようと思ったのですが
職場復帰とタイミングが重なり諦めたんだよね…

こういう、個々人が持つ経験を教育と結び付けることができrば
育児中・高齢者の孤立の解消、文部科学省がいう「生きる力」の育成、コミュニティ作りにも役立てるんじゃないかと思っています。

デザインはグラフィックやweb、空間だけが対象ではなく
何かの問題をわかりやすく、共感できるように解決することです。

(ここに私がデザインが好きな理由がある)

私もヨガやビクスを通じて、こういう活動ができればなあ…と思っていたりします。

デザイン思考を常に持ちたい

社会課題に対して、私はそこまでの高い意識はない気がしますが
ママの孤立、高齢者の孤立はなんとか改善できないのかと考えています。

今は何かできるわけでもないですが
育児が少しずつ落ち着いた時、何か行動したいと思います。

そのためにはデザイン思考、課題を楽しく解決する仕組みを作る考え方に
慣れていきたいなと改めて思いました。

それでは!



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