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【経営者・採用担当に捧ぐ】広報採用時は、面談でこんなポイントを見よう!(前編)

【記事のあらすじ】広報を外部採用する際に、どこを見たらいいのか、私が考える基準を簡単に記してみようと思います。採用時の参考になれば・・!

さて、今日のテーマは「広報採用時の判断ポイント」について。先日、ある経営者さんから広報を採用しようと思っているんだけど「どんな人がいいのかな?何を基準にしたらいいのかな」って相談されて改めて考えてみました。そこで、私なりの回答をまとめてみようと思います。

広報採用時はここをみよう!

💡 【1】 広報として、具体的にどんなことをしてきたのか?
💡 【2】メディアアプローチの経験有無と量
💡 【3】普段、どんな風にメディアに触れていますか?

過去の経歴やその人のパーソナリティ、会社とのマッチングなど、採用全般で見るべき要素は一旦横に起き、広報担当者としてどうか?という点に絞って話をします。

私は現時点の広報戦闘能力をチェックするのに、結構重要なんじゃないかなと思うのが、この3つです。これは素養というより、広報として戦力となるチカラを可視化・明確化するために聞きたいと思うポイントです。

💡 【1】 広報として、具体的にどんなことをしてきたのか?

まず、広報と一口に言ってもピンキリです。大企業の場合は広報室も大所帯で、役割も細分化しています。そのため、大手出身の広報経験者とベンチャーや中小企業出身の広報担当では、やってきたことが大きく異なると思います。自社にとって、どちらのタイプがいいのか、また各タイプの中でもどういう経験を持った人に来て欲しいのか。明確にした上でヒアリングすることが大切で、採用ミスマッチを防ぐポイントになります。

大企業出身の場合、(勤続年数によもよりますが)役割分担によって数多ある広報業務の一部分しか経験がないケースがあります。また大手PR会社とリテーナー契約を結んでいる場合は、「PR会社にオーダーは出すけど、自ら広報プレイヤーとして動いたことはない」というケースもあり、PR会社無しで広報をする、となった場合に全く戦力にならないことがあります。

過去の広報環境、そこでどんなことが求められ、どう応えていたのかを具体的に明らかにしておくことが、自社の戦力になるか判断する重要なポイントになります。

💡 【2】メディアアプローチの経験有無と量

もし、メディア露出も広報成果として大きく求めるのであれば、これも重要です。私はこれまでの経験や先輩方の教えから考えるに、アプローチ(営業)と露出が相関すると思っているので、ここも重要ポイントと考えています。もしも未経験ということであれば、①アプローチの重要性が理解できているけど担当する機会がなかったのか、それとも②重要性があまり理解できていないのかは聞いておきたいポイントですね。(前者ならまだポテンシャルが期待できる。そして今後そのスキルを身につける意欲があるかチェック。)

理想は、恒常的にメディアアプローチができる人。メディアって、領域やカテゴリに関わらず、当然常に動いています。そのため、今月アプローチしたらから来月はいいや、ってことはないわけです。つまり、常に自社の露出機会を伺い、適切なタイミングでアプローチをしたり、何度でも当てに行く粘り強さみたいなものも必要です。

プレスリリース作って、配信して終わり。ということもめちゃくちゃ多いのですが、それではなかなか露出機会は獲得できません。アグレッシブに動き続けられる人かどうかを判断するのは、「メディア露出」を成果に求める場合とても大切だと思います。

💡 【3】普段、どんな風にメディアに触れていますか?

前項と関連しますが、常にアプローチするためには、常にメディアをウォッチしている必要があると思います。どの雑誌に、どの番組に、どのウェブ媒体に自社が出られそうな枠があるか見つけられないと、アプローチのしようがありません。そのため、「私プライベートではネットフリックスでドラマしか見ません。テレビとか雑誌、あんまり興味なくて」みたいな人は論外です。

今日のニュースはどんなテーマでどんな企業が取り上げられているのか?常にそういう視点を持ってできる限り頻度高くメディアに接する。これが、アプローチにとってもかなり重要で成功確率を左右するはずです。アンテナが高い人は、新聞・雑誌はスマホでチェック。テレビも可能な限り視聴か、見逃し配信、録画チェックをする。気になるワードはグーグルアラートにかけて、引っかかったウェブ記事を確認、といった具合にかなりマメにウォッチしています。

いわゆる広報としての意識の高さ、みたいなものはやはり成果と比例するのではと感じます。

さて、いかがでしょうか?皆さんの参考になれば幸いです。前編では、過去の経験などをどうヒアリングするかポイントを書きましたが、後編では、採用後にどう広報として動いてもらえるか、未来についてのヒアリングポイントについて書いてみようと思います。よかったらぜひまた読みにきてください!


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