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美しい鰭

こんばんは。こきゅうです。
現在、休職5か月目のひよっこ社会人です。休職4か月目あたりで、現職を退職することを決意しました。

休職当初から、退職するんだろうなあと予想はしていました。

それ以前に、入職後半年で「あ、ここにはいて3年かも」と思っていました。
まあ、予想以上に早い幕引きとなりましたが。


主治医より「体調が回復して、適切に判断できるようになってから(退職か復職かは)決めたほうが良い。回復してきて、さあ働いてみようかな、となった時に、やっぱりここは辞めたいな、と思えば辞めたらいい」と助言いただき、じっくりじっくり休んでみました。


4か月休んだくらいで、思考がクリアになってきて、「あ、これ、復職したらまた同じことの繰り返しやな」と悟ってしまいました。


きっと職場側にも安全配慮義務があるので、復職していきなり同じ業務になることはないでしょうし、むしろ、業務変更、そして、時が経てば配置転換はほぼ確実にあるでしょう。

そうであったとしても、復職後のことを考えると、なんだか、辛くなってしまいました。


確かに、慢性的長時間労働、サービス残業、
理不尽なクレーム、精神的負荷の強い事象、などなど…。休職前の1年間は辛いことが多かったです。
それでも、この領域ではたらけたことはとても楽しかったし、この領域のことが好きになりました。

事務職という立場上、できることに制限があり歯がゆい思いをしたので、ちゃんと、専門性を磨いてこの領域に向き合ってみたいとも思えました。
現に専門職の方からすると、綺麗事だ、そんな生優しいものじゃないぞ、と言われるかもしれませんが…。

これは、一度目の退職、転職、初めての休職を経て、改めて気づいた、気づかされたことなのかもしれません。


退職の申出をして、退職届を提出し、職場に私物回収に行きました。
「人のいない業務時間外の休日に私物回収に行きたい」と上司へお願いしました。
休日にも関わらず、立ち会ってくださいました。

「また一緒に働きたかったな、残念だなあ」と上司から予想外のお声かけをいただきました。お世辞だったのかもしれないけれど、1年ちょっと、現職で必死に働いてきた自分自身が救われた気がしました。

休職中、落ち着いて過ごしているけれど、退職や今後の転職に向けても動き始めている自分。元来、プラス・マイナスに関わらず、環境の変化に弱い自分ですが、現職の私物回収を終えた翌日は、いろんな感情が込み上げてきて、ちょっと寝込みました(笑)。

浮いたり沈んだりしながら、進んだり戻ったりしながら、それでも、少しずつは進んでいるのかな、と思う今日この頃です。
また、生活に動きがあったら書こうかなと思います。

それではみなさん、健やかな1日をお過ごしください。

流れるまんま 流されたら
抗おうか 美しい鰭で
壊れる夜もあったけれど 自分でいられるように

スピッツ「美しい鰭」

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