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マスク文庫|ほわっとコンペ

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手作りスイーツほわっと協賛の小説&詩のコンペです。
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#コンペ

『ほわっとちゃんと黒ガトちゃん』(♯ほわっとコンペ参加作品2)

『ほわっとちゃんと黒ガトちゃん』(♯ほわっとコンペ参加作品2)

「手作りスイーツ ほわっと」さん家で生まれた「バターチョコチップクッキー」4兄弟は、お店のケーキたちが大好き。

「みんな、だれが一番好き? ぼくは、ほわっとちゃんだ」と、バタークッキーが聞くと、
「ほわっとちゃん」「黒ガトちゃん」「黒ガトちゃんよ」
と、チョコチップクッキーの三つ子はいいました。

ほわっとちゃんは、「黒ガトちゃんは、ビターで大人なケーキ。でも、しっとり優しいんだよ」といいました

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「ほわっとちゃんと黒ガトちゃん」〜太陽と夜空がある毎日〜

「ほわっとちゃんと黒ガトちゃん」〜太陽と夜空がある毎日〜

「おやつですよ。」

リキくんとルリちゃんが、一目散にかけて来ます。

「わあ、いただきます!」

かぶりつくのは、香ばしいバターの風に包まれた、ほわっとちゃん。
ほんわか黄色が、たっぷり遊んだお腹を笑顔と共に満たします。

「おいしいね。」「おいしいね。」

あ、いつのまにかウトウトと。
シー。

ほわっとちゃんと黄金色の午後の太陽は、顔見合わせてほほ笑みます。

夜空が鋼色に染まる頃、リキくん

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『ほわっとちゃんと黒ガトちゃん』(#ほわっとコンペ参加作品)

『ほわっとちゃんと黒ガトちゃん』(#ほわっとコンペ参加作品)

青い空、どこまでも続く大地。
広い広い北海道の牧場で、子牛が迷子になりました。
ママ牛は、心配で泣いてばかり。
「ほわっとちゃん」と「黒ガトちゃん」は、子牛を探しに行くことにしました。

ふたりにとって牧場は大冒険。
小鳥たちが、おいしそうなふたりを見つけて、食べようとしてくるのです。
子牛は見つからないまま、すっかり夜になってしまいました。

「見つからないね」とふたりがしゅんとした時、足音が近

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ほわっとちゃんと黒ガトちゃんに願いを込めて

ほわっとちゃんと黒ガトちゃんに願いを込めて

生クリームよりあっけなく バターよりも繊細に トロけて落ちて流れゆく時間よ

たいせつな たいせつな時間 アナタとの時間を 少しでも長く手の内に留めたくて

ワタシは 「ほわっとちゃん」 と 「黒ガトちゃん」 に願いを込める

発酵バターがたっぷりで 純朴で真面目な 「ほわっとちゃん」 は アナタ

チーズとチョコの二層でできた 少し複雑な 「黒ガトちゃん」 は ワタシ

湯気を上げる紅茶と共に 

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ほわっとちゃんと黒ガトちゃん

ほわっとちゃんと黒ガトちゃん

バターパウンドケーキのほわっとちゃん

黒ガトーショコラの黒ガトちゃん

生まれた時から、大の仲良し。

沢山の場所で日が暮れるまで遊ぶ。

特に、ひまわり畑が大好きで。

ひまわりの活力に自然と笑顔になった。

似てる所も発見してさ。

「ひまわりの種は、黒ガトちゃんと同じ黒色でかっこいいね。」

「花びらは、ほわっとちゃんと同じ黄色で綺麗ね。」

「黒と黄色で一つのひまわりである様に、ぼくたち

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