異色カップルの行方…

個人的にはゴシップ雑誌や噂話に興味はないが、周囲から漏れるひそひそ話などで殆どが芸能人に関する事だが、誰と誰が付き合っているとか、誰かと誰かはやはり結婚するみたいといった話を小耳に入ると、確かに驚く事は稀にある。

ここで「誰が…」と限定はしないが、一般的な世間話として把握して頂きたい。
で、異色カップルとして考えられる映画が一つ思いついた。
それは邦題「フィリップ、君を愛してる！」である。

念の為、伝えておくが、ボキは異色カップルに偏見を持たない。
むしろ自由であるべきだと思う。
異性同士ですら問題を抱えているのだから、何が正しいだとか、こうすべきなどといった定義などないに等しいからね。

で、この作品は何度か鑑賞しているが、不思議と飽きないものだ。
その背景にあるのは、出演しているジム・キャリーとユアン・マクレガーが異色のカップルとして共演しているからだろう。

既に「おえ〜！」とは言わずに最後までお付き合いして下さいませ〜♪

簡単なあらすじを説明すると、ジム・キャリー演じるスティーヴン・ラッセルはIQ169と頭脳明晰でありながらも、警察官として家族がいるにも関わらず、裏の顔は詐欺師というとんでもない設定だ。
もっととんでもない事は、この作品は実話に基づいている点だ！


クレジットカード詐欺から保険金詐欺やら、大手企業の債務最高責任者として幅広く悪行に手を染める。
更に巨額の金を横領し、当然ながら警察に捕まってしまう。
その後、残された家族に自分はゲイであるとカミングアウトする身勝手な輩なのだ。

刑務所に移送されたスティーヴンだが、ここで思いがけない出会いがあったのだ。
それはフィリップとの出会いだ。
一見すると華奢で繊細な雰囲気を持つフィリップにスティーヴンは一目惚れしてしまう。
一方のフィリップは、休憩時間には滅多に外には出なかった。
ある日スティーヴンはフィリップに近づき、身の上話をする。
そこでフィリップは自分は目が青く、色白だから力のありそうな男に狙われやすいから目立たない様に心がけていると告げる。
余計にスティーヴンは心がキュン！となる。

やがて二人の距離は縮まり交際する様になる。

やがて彼らは釈放され自由に愛し合った。
しかしスティーヴンの手癖の悪さが祟り、フィリップの信頼が揺らんでしまう。
またも投獄され二人は離れ離れとなる。

フィリップへの想いは揺るがないスティーヴンは、信頼を取り戻そうと努力をするが、空回りが続きお互いの心は中々一つにまとまとまらない。

やがてフィリップは釈放され改めて自由のみとなる。
だが、スティーヴンは釈放される事なく刑務所の中。

そこでスティーヴンは体を張った演技に出て脱獄に成功するのだった！

そこで真っ先にスティーヴンはフィリップの元へ。

果たして二人の恋の行方は如何に…

この姿も立派な純愛といえよう。
形がどうであれ周囲に迷惑さえかけなければ許される事だと思う。

それにしてもジム・キャリーは元々コメディ出身なので、この様な演技は楽勝だろうが、ユアン・マクレガーがここまでオネエに徹した演技は正直驚いた。

こういった異色カップルの映画は下手な噂話よりも楽しい。
だって、実話が基となっているから当然と言えばその通りか。

わーお！

なお、決して色眼鏡を通してご覧ならぬように気をつけ下さい🙃