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ノルウェイの森について

多くの人は 「ノルウェイの森」 と聞いたら、村上春樹の小説か、ビートルズの曲を思い浮かべるだろう。

この note もご多分に漏れず、主にその 2 つについての記事である。

ノルウェイの森。


私の 「ノルウェイの森」 初体験は、24 歳の時、村上春樹の小説によるものだった。
確かヴィレッジ ヴァンガードの POP に 「20 歳までに読んでほしい!」 というようなことが書いてあったのだが、読み終って 「なるほどそうかもしれない」 と思った。
多感かつ繊細な時期に読むべきものだと。

これは読書感想文ではないため、ここにはそれを差し控えるが、この話が映画化するといって数年後に観に行った。


ケチを付けたいわけではないのだが、自分の登場人物のイメージと、実際のキャストに大きな乖離があったことを記憶している。
当時、おそらく有名ではなかったが、私の 「直子」 のイメージは、石原さとみのような儚くて守ってあげたくなるタイプの女の子だった。

また、ピアノの先生? のレイコさんも、少年ナイフのようなイメージだったため、大変美しい方の配役で驚いた。
(自分で髪の毛ザクザクに切ったみたいな描写があったような気がした)

が、不思議系のミドリちゃんは、水原希子でピッタリだなぁと思ったのを覚えている。


ここで重要なのは、ビートルズの 「ノルウェイの森」 よりも、村上春樹の 「ノルウェイの森」 を先に体験してしまったことである。

今思い出しても当該小説のどの辺が 「ノルウェイの森」 だったのか思い出せないのだけれど (舞台は日本だし)、その後にビートルズの曲を聴いて (しかし歌詞は読み込まないでいた) 「なぜみんな 'ノルウェー' の '森' についてそんなに言及したがるのだ?」 と、謎には思っていた。


「昔、こんな女の子がいて……」 と始まり、「'座れ' って言われたけれど、椅子なんてどこにもない」 みたいなビートルズの 「ノルウェイの森」 を聴きながら、

「ああそうか、(小説版)『ノルウェイの森』も、ミドリちゃんや直子はちょっと不思議ちゃんだったから、きっとこの女の子も不思議ちゃんなんだ。森の中で '腰をおろせ' って言われても戸惑うよなぁ」

とか思っていた。
(ここでもまだ歌詞を読み込んでいなかった)


先日、ビートルズの一番人気な曲って何なのだろうと思って調べてみたら、結構上位に 「ノルウェイの森」 が挙がっていた。

「日本人は歌詞を重視する」 と (日本で) 言われるが、英語圏の人と日本人との間で、果たしてランキングに差異はあるのか、とちょっと不思議に思ったのだ。

ちなみに私のいちばん好きなビートルズの曲は 'Across the Universe' なのだけれど、ランキングによってはめちゃくちゃ低かったりして 「えー (^^;)」 と思った。


結果としては (日英のランキングに) そこまで差異はなかったが、どちらでも上位に入っていた 「ノルウェイの森」 の印象が個人的には薄かったので、ここで初めて歌詞を見てみたのである。



森なんてまったく書いていない。
思いっきり 「部屋」 とか 「風呂」 とか書いてある。

訳にケチを付けるのがこの記事の目的ではない。


ここでさらに混乱させるのが、私の大好きな 「ノルウェジャン フォレスト キャット」 の存在である。


この 「靴下はいている」 みたいな猫ちゃんが大好きなのだけれど、ノルウェジャン フォレスト キャットはものすごく大きい……。
とても愛くるしいけどとてもデカい……。

かつての愛猫 (雑種だと思うがターキッシュ バンにかなり似ていた) も筋肉質で 5.8kg もあり、かなり大きかった (よそのもっと年上の猫を見て知った) のだけれど、それよりも一回りくらい大きそうだ。


何なの? ノルウェイの森と関係あるのは猫だけなの?
ビートルズの歌もワタナベくんも直子もノルウェイの森とは関係なかったの?


ということを年末にまとめてスッキリして新年を迎えようと思う。



お読みくださりありがとうございました (^^)



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