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Shibakawaの楽天イーグルス2016観戦記Vol.1

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楽天イーグルスの2016年戦い(オープン戦を含む)60試合をゲームレビューしていきます。
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2016年5月の記事一覧

自力V消滅危機も、諦める時期ではないという話~メルマガVol.181より

※こちらは本日まぐまぐのメルマガ「Shibakawaの楽天イーグルス応援マガジン」で配信したVol.181の内容の全転載分になります。メルマガのご登録はコチラをクリック。

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【試合評】前半投手戦も後半投壊... ジキルとハイドの29敗目~2016年5月28日●楽天イーグルス1-7日本ハム



1回裏、楽天に立ちはだかった淺間大基の好守今日も沢山のお客さんが集まった。最多観客動員数を記録した昨夜に引けを取らない25,863人。昨夜チームを連敗脱出へと導いたホームパワーを"追い風"に2戦目の今日、大谷翔平が登板する3戦目を待たず5カードぶりの勝ち越しを決めたい。そんな思惑の一戦になったが、力及ばなかった。

先発は安楽。4月30日オリックス戦以来、約1カ月ぶりの1軍登板。右手まめ回復後

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【試合評】 勝率10割右腕でも連敗止められず... 遂に20イニング連続無得点へ~2016年5月26日●楽天イーグルス0-4西武



三木谷オーナー現場介入待ったなし!!梨田監督の休養論、解任論も叫ばれる中、そのことを否定できない9連敗である。

今頃、二子玉川の新社屋で、怒りに震えた三木谷オーナーは、3年契約の契約書を握り潰し、上ずった声で秘書に某人物との会食をセッティングをするよう指示を飛ばしているのではないか。負けが込んでも松岡修造氏ばり明るさで自らナインを鼓舞、低迷チーム再建の下地を作った東北出身の監督経験者と言えば

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【試合評】 初V功労者・松井稼頭央を引退に追い込む、梨田昌孝監督の不可解起用



困ったときのボブも呑み込まれ、光の見えない8連敗遂に8連敗だ。前代未聞サヨナラ負け5月14日ロッテ戦(●E12-13M)から始まった漆黒の連敗ロードは、球団ワースト記録の11連敗を塗り替える勢いになってきた。

緊急事態の楽天は「困った時のボブ」を今季初の先発に押し立てて臨んだ。しかし、ここ最近の川井は自身が困っており、実は2014年5月5日西武戦の勝利を最後に、同年5月20日DeNA戦から8

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【試合評】 梨田監督休養へのカウントダウン~2016年5月22日●楽天イーグルス0-8日本ハム



まさに悪循環。様々なノイズが釜田の投球を狂わせた楽天・釜田佳直vs日本ハム・大谷翔平。4月10日コボスタ以来の再戦になったマッチアップは、釜田が初回四球絡みで3点を失ったことで趨勢が決まった。

好投続きの開幕直後と比べると、今回、釜田にとって自身も不安を抱える中、「雑音」があまりにも多すぎた。

まずはチーム状況。

チームは2連戦のアタマを落としたことで5連敗。昨年からの札幌ドームの連敗は

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【試合評】 秋田決起集会後の3戦合計スコアは4-22に~2016年5月21日●楽天イーグルス1-5日本ハム



開幕41戦終了時で3位とのゲーム差6.0は2013年以降ワースト最下位に沈み、主将を骨折で欠いた手負いのイーグルスは、かつて指揮官が采配を揮った札幌に転戦。季節は初夏へと向かう土曜日、2連戦の初戦を戦った。

大型連休明け彼我の勢いの差、楽天の2勝5敗。日本ハムの6勝2敗が、そのまま表れた一戦になっている。

梨田監督は緊急昇格させたばかりのドラフト6位・足立祐一にプロ初出場で初スタメンマスク

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投壊・梨田楽天の救世主になるか?! Shibakawaがピックアップする、助っ人外国人投手リスト

梨田楽天の最終兵器・ジャフェット・アマダーが、早ければ今月下旬にも1軍合流と言われている。

3月3日に左手首を痛めていた巨漢135キロは、5月18日の西武二軍戦で実戦復帰した。当日はバンヘッケンの前に二飛、空三振に終わったが、翌日西武戦で郭俊麟から中安、四球を記録し、1軍復帰へのスタートを順調に切ったようだ。

しかし、皆さん、どうだろう?

以前にメルマガでも書いたように、私はアマダーがN

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【試合評】対ディクソン最強兵器、後藤光尊を先発起用しなかった首脳陣の「愚」~2016年5月17日●楽天イーグルス1-7オリックス



今季最多の借金7。秋田こまちスタジアムに早くも秋風吹き始める投打も噛み合わなければ、采配も噛み合わない。

年に1度、秋田こまちスタジアムでの主催試合は、そんな表現が相応しい一戦になった。

打線は序盤に3度の併殺。ベンチは好投する相手先発を攻略するための工夫が見られない「座して死を待つ」拙采配。しまいには指揮官が遅延行為で退場処分をくらっていなくなると、それまで粘投で懸命に試合を作ってきた味

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【試合評】 なぜ松井裕樹は打たれてしまったのか?~2016年5月15日●楽天イーグルス8-9xロッテ



2013年を彷彿させた、3点差からの8回同点劇も...昨日はあまりものショックで、試合評を書く気が萎えてしまった。今季はこういうゲームが多すぎる。本日も・・・なのだけれど、そんなことを言っているとシーズンが終了してしまう。萎える気持ちにムチ打ち、ノートPCのキーボードを叩いている。

3点差を同点に追いついた8回表の攻撃は、さながら2013年を彷彿とさせる、規律ある同点劇だった。

この回から

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この精度上がれば沢村賞。楽天・則本昂大がNPB先発投手の頂点を掴むため「磨くべき技術」とは?

楽天の則本昂大が快投を続けている。

「今年は全てにおいてキャリアハイを目指します!」。久米島キャンプでの宣誓は、ここまで忠実に守られている。5月12日現在の成績は、8試合4勝1敗、防御率2.53、WHIP1.07、QS率100.0%、被打率.211だ。

この成績のリーグ順位を確認しておこう。勝利数はリーグ3位タイ。防御率、WHIPはいずれも同4位。被打率は同3位。QS率は日本ハム・有原航平、ソ

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【試合評】 エースの快投をチームの勝利につなげた新旧好打者の活躍劇~2016年5月12日○楽天イーグルス4-0西武



「素晴らしい!」「抜群!」試合中に届けられた両軍投手コーチの先発評が、ハイレベルの投手戦を良く表していた。

「素晴らしい!」は楽天・与田コーチの則本評。菊池雄星を「抜群!」と表現したのは西武・土肥コーチ。そのフレーズどおり、ゲームは両先発投手の息詰まる投げ合いで進んだ。お互い一歩も譲らず、共に7回を零封した。

両雄は立ち上がりからエンジン全開、異次元の快投になった。

則本が本戦最速153

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【お知らせ】 本日の楽天イーグルス8-3西武の試合評はお休みします

ゲームセットが22時17分試合終了となり、時間を押していますので、今夜の試合評はお休みとさせていただきます。

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【試合評】 前夜決勝打、本戦は均衡を破る口火二塁打。Lefty Sniperに狙撃された楽天投手陣~2016年5月7日●楽天イーグルス2-3ソフトバンク



2点差を聖澤2号、茂木55打席ぶり適時打で同点に追いつく今日も決勝点は終盤7回に発生した。

先発レイは4回までゼロを並べる好投を披露。5回にピンチを迎えて1番・福田に2点先制打を許したが、イーグルスは6回、7回と1点ずつを返し、同点に追いついていた。

6回は前日終了時に再びパリーグの「隠れ首位打者」になった聖澤の一閃が光った。千賀の高め146km速球。これを右翼ホームランテラスに運ぶ2試合

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【試合評】 与田コーチがマウンドへ行った直後、投手陣の成績が散々な件~2016年5月6日●楽天イーグルス2-3ソフトバンク



あまりにも重い2試合連続の逆転負けいったいどうしたらよいのか。

5月に入ってからも、リリーフ陣の立て直しという最重要課題に、メドが立たない。

5月の失点を確認すると、先発の責任投球回である5回までは僅かに6失点。しかし、6回以降では実に25点も失っている。

前日は9回表に松井裕が1点リードを守り切れず、今季初のセーブ失敗を喫した。その後に登板した石橋と共に派手に打ち込まれて衝撃の8失点。

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