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【説得を超えて納得する】

ビジネスやプライベートで相手を
説得するのは当然のことでしょうと
思われている方は多いと思います。

間違っていないですし私もしています。

しかし、何かおかしいなぁ
どこか違和感があるなぁと
疑問に思うことがありました。

鍼灸整骨院に勤務していたときもそうでした。
カウンセリングして治療し
プレゼンするとなると
押し付け感が出ていました。

何だろうこの気持ち悪さは...

あくせくしてモヤモヤしていたときに
今は亡きコーチングの師匠に出会いました。

師匠曰くなぜ押し付け感が出ているのか?

もちろん相手との関係性が
上手く築けていないのも要因ですが
決定的な事実があるよと仰られました。

それは
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・

相手が『納得』しないままこちら側が
相手を『説得』しているからですよと。

ええっ!
「説得しなかったら話がまとまらないですよ」と
突っ込みたくなりましたが、ここは真実を知り
学びに活かそうと傾聴しました。

個人的見解として説得と納得の違いを述べると

『説得』
自分の視点でコミュニケーションの
テクニックを駆使しながら相手を誘導し
こちら側が正しいとする前提で承諾させること。


『納得』
相手の視点でしっかりと傾聴し
信頼関係が構築できた上で
自然と向こう側からお願いされる状態。


説得そのもはミュニケーションや
コーチングの場面で使われています。

別に否定している訳ではありません。
使い方を間違わなければ有効です。

ただ自分本位で利益欲しさに
下手くそなセールスマンになって
相手に不快な想いをさせることが
大きな誤りなのです。

私自身過去を振り返ると
恥ずかしいことだらけです。

昇進や金銭が関わると
相手をこちら側の利益になるように
誘導して契約させるといった
悪質な訪問販売セールスマンに
なっていました。

原因は色々考えられます。
まず相手の視点で話を聴いていない。

聴いていても途中で遮って自分の話を始める。

相手のニーズを把握せずに
こちらの商品・サービスが
最善と言いゴリ押しで売り込む。

他にも多々ありますが大まかには
上記のような内容になります。

相手視点でコミュニケーションするとなると
顔色をうかがってゴマすりしていると
捉える方もおられるみたいです。

これは相手の御用聞きになれと
言っているのではありません。

ビジネスとプライベートで
状況によって少々違いがありますが
原則として誠実な態度で傾聴し
アドバイスは的確に説明することに
変わりありません。

ではどうすれば相手に納得して
もらえる状態を作れるのか。

ポイントは3つあります。
➀傾聴・共感する。

②相手の話を最後まで聴き切る。

③悩みやニーズを的確に把握して
 相手が得するベネフィットを伝える。


「アドラー心理学」の観点で言えば
➀は仕事のタスク⇒規律を守る(信用)

②は交友のタスク⇒心から安心する(信頼)

③は愛のタスク⇒身近に感じられる(存在)

説得、納得共に言語だけでなく非言語でも
良好な関係性を築いていけば相手は心を開き
Win-Winの状態を作ることができます。


言葉一つでは紙一重のような感じですが
受け取り方次第では大きく意味も異なります。

ビジネス、プライベートも
相手ありきで関係性が作れます。

自分本位、相手本位を超えて相互本位で
コミュニケーションを取っていくことが
これからますます必要になってきます。

相手に自然と納得して頂けるよう
自分のあり方を見直します。

明後日までは35℃以上の猛暑日が続きます。
熱中症には十分にお気をつけてください。

今日も読んでくださってありがとうございます。




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