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【ストレスを味方にする】

今日は『ストレスを味方にする』
についてお伝えしていきます。

ストレスは前回のリスクと同様
避けたいもしくはないほうが
良いと思われるかもしれません。

過度なストレスは
心身共に悪い影響を
及ぼします。

もしストレスがなかったら
どうでしょうか?

一見するとルンルン快適に
過ごせるように思えます。

しかし、実際には
落とし穴があります。

それは「自律神経」の調節が
上手く機能しなくなるからです。

自律神経には
緊張に働く交感神経と
リラックスする副交感神経が
あります。

交感神経45%
副交感神経55%の比率で
作用するのが理想的と
言われています。

現実そんな器用に調整できたら
苦労しないです(笑)。


ストレスは
交感神経優位の状態で
発生します。

恐怖、不安、緊張等が重なると
より感じるようになります。

これらが連続して起こると
パニック状態に陥る
可能性があります。

反対に副交感神経優位だと
風邪が引きやすい
アレルギー反応が出る
涙腺が緩んで涙が出やすい等

リラックス効果ばかりでなく
悪い状態もあります。


医学的所見からも
ストレスは適度に
あったほうが良いと
されています。

フロー状態に入っている時は
程よい緊張感があって
リラックスできています。

それが上記の比率でしょう。


ではどうすればストレスを
味方にして人生を楽しめる
のでしょうか?

そもそもストレスを
どう捉えているかによって
行動の仕方も変わってきます。

3つの価値観の解釈があります。

1.周囲の変化に振り回される「脆弱さ」

2.周囲の変化に耐えうる「頑丈さ」

3.変化をすればする程得する「反脆弱性」


1.周囲の変化に振り回される「脆弱さ」

  世間が言ってるから
  常識で決まっているから等

  自分の主体性が全くない状況で
  永久に左右されています。

  ストレスがかかると責任転嫁して
  周囲を誹謗中傷していきます。


2.周囲の変化に耐えうる「頑丈さ」

  ダメージを受けることを前提に
  あらゆる攻撃を受けても耐えて
  回復力をつけておきます。

  最近で言う「レジリエンス」
  不況に備えて貯金をしておく
  資格を取得して万全を期す等

  1、2共に共通していることは
  変化することは望ましくないものだ
  と考えていることです。


3.変化をすればする程得する「反脆弱性」

  反脆弱性(antifragile)は
  ストレスや負荷がかかることで
  かえってパフォーマンが向上する。

  脆くもなく、頑丈でもなく
  しなやかで強いことです。

  昨今の「ティール組織」が該当します。

  緻密に計画し、確実性を求めて
  行動していても予期せぬ事は
  色々起こり得ます。

  自分でコントロールできないことに
  エネルギーを費やすことがいかに
  時間と労力の無駄であるか。

  むしろ「不確実性」を受け入れて
  その都度対処してレベルアップ
  していけば良いのです。


世の中は不条理なことが多いです。

それに感化されストレスとして
認識していては進化しません。

自分でコントロールできることに集中して
コントロールできないことは受け入れて
良きリスクとして味方にすることです。


ストレスフリーの社会が
優雅に思えますが
人はストレスがないと退屈して
暇を持て余します。

このぬるま湯状態がかえって
向上の妨げになります。

ストレスを打ち消すのではなく
味方にして受け入れることで
自分の能力が一段と飛躍します。

リスクさん、ストレスさんに感謝して
寛容な状態で過ごせると良いですね。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


  
   

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