見出し画像

【欲しいモノは焦らす】

今日は『欲しいモノは焦らす』
についてお伝えしていきます。

幼少期や小学生時代に

「おもちゃ買って欲しい」

「新作のゲームが欲しい」

と両親に駄々をこねた事があります。


背景として

「テレビを見ていて衝撃を受けた」

「友達が持っているから羨ましくなった」

大方このような動機でしょう。


なぜあれ程まで貪欲に
欲しがっていたのだろうかと
今では不思議に感じます。

その点大人も対して変わりません。


最近ではインターネットが発展して
いつでも手軽に入手出来る環境が
整っています。

割引や限定性等で
爬虫類脳さんを刺激されたら
ついクリックして購入して
いるのではないでしょうか。


しかし、欲しいモノは
手に入れた瞬間から
また新たに別の欲しいモノを
求める旅に出掛けていきます。

子供のおもちゃ、ゲームは
典型的な事例です。


喉から手が出る程欲しいと
渇望していたモノに対して
あっさり見切りをつけます。

時間の経過と共に飽きてきて
新製品に期待を膨らませて
いくようになります。


私もその1人だったので
恥ずかしいですが
行動パターンが分かります。

戦隊シリーズが好きで
アクセサリーからフィギュアまで
片っ端から収集していました。

因みに戦隊系のテレビは
1年間のサイクルで
新シリーズに変わるので
まんまと乗せられています。


この上手い戦略こそ
購入者側が欲しいモノに対して
歯止めが利かなくなり
中毒状態に陥る仕掛けです。

子供のおもちゃで言えば
欲しい製品を手に入れたら
そこで満足するはずなのに
また別の商品が欲しくなっています。

もっと欲しくなるよう
巧妙に色々なトラップを
組み込んでいます。


つまり
「焦らす」事です。

「焦らす」事で
「ドーパミン」が出ます。

「ドーパミン」が大量に出ると
購買意欲が掻き立てられます。

実際はモノを買うより
「ドーパミン」を求めています。

画像1


※ドーパミン
 生きる意欲を作るホルモンと言われています。

 「前向きに取り組むぞ!」意欲が出ている時

 「嬉しいなぁ!」誉められて気分が爽快の時

 「やったぁ!」物事を達成して喜んでいる時

 「素晴らしい!」何かを見て感動している時


そう考えると
人は「ドーパミン」を分泌させることを
目的として生きているかもしれません。


人は焦らされると
もっと欲しいと
思うようになります。

動物も餌を与える時に
あえて焦らすと
目を潤ませて欲しそうに
訴えかけてきます。


例えば
恋人と付き合って
デートする時が
分かりやすいでしょう。

特に男性は
初デートとなれば
数日前から計画して
あれこれ想像します。


テーマパークでデートするとして

「30分前に到着して施設内を把握しておこう」

「最初に乗り物系で絶叫するほうが楽しいかなぁ」

「軽く食事しながらくつろぐほうが良いかなぁ」

「夕方まで遊んでその後は晩ご飯に行こう」

「最後のお楽しみはもちろん...」(笑)

etc

あらゆる事を妄想しています。
 

男性目線ではどうしても
最後のお楽しみに
フォーカスしがちです。

モテない男がやりがちな
デートプランです。

セックスとステータスを
求める生き物とは言え
単純過ぎます。

女性は勘が鋭いので
すぐにバレます。


短期的欲求に駆られて
目先の事だけを得ようと
すれば最終的に関係性を
築けなくなります。

モテる男性は
自然体でスマートに
目標達成します。


焦らす事を活かすのであれば
テーマパークデートは
あえてお茶だけにして
先延ばしにします。

お茶や食事して
楽しい時間を共有します。


物事には順序があるように
デートも手順を踏んで
行っていきます。

安心して信頼出来ると思えば
ドライブや遠方に出掛ける等
していけば良いでしょう。


映画やドラマの構成は
まさに「焦らし」が満載です。

続きを前のめり状態で
知りたいと思わせる
構成が秀逸です。

いきなり種明かしをすると
面白さが無くなります。

ネタは小出しにしてこそ
パズルのピースを探しに
求めようとします。


だからと言って
契約や結婚に関する
重要な事を焦らせば
良いと言う訳でもありません。

10年付き合って
結婚した友人がいます。

長期間になっているので
結婚した感覚が無いと
仰っていました。

「焦らし」というより
「引き延ばし」です。


高額商品・サービスに関しては
「焦らし」を活用して
本当に欲しいかどうか
見極める事も出来ます。

家、車、時計、ブランド品
旅行、海外セミナー等は
欲しいより今必要なのかを
最初に検討します。

金額が高額なゆえに
感情が不安定な状態で
決断すると後々大失態に
繋がります。


私も過去に「レクサス」の
スポーツカータイプが
欲しいと思っていた
時期がありました。

即金で購入出来る状態で無いのに
ホームページの画像や動画を
閲覧していました。

※因みに家、車はローンを組めば
 購入出来ると考える事が
 最も危険な発想です。

 オールキャッシュで
 購入出来ないのであれば
 決断はしない事です。

 賛否両論のテーマになるので
 ここでは割愛します。


仮に車を即金で購入したところで
どんなメリット・リターンが
得られるかです。

高級車を購入出来たという
一種のステータス的な
満足が得られる事。

女性とのドライブデートで
優雅な気分を味わえる事。

せいぜい
セックスとステータスが
満たされているくらいです。


長い目で見れば
車の本体価格だけでなく
税金、ガソリン代、保険代等
コストがかかってきます。

数年で価値は無くなり
ただの乗り物になります。

売却するとしても
年数が経ってしまえば
高く買い取ってくれません。

そこまで躍起になって
購入する必要が
あるのだろうか?
と問いかけます。


なのでいまだに
「レクサス」欲しいなぁと
妄想して呟いています。

長期的に焦らす事であえて
買わないようにしています。

高額商品に関しては
痛い経験もしてきたので
忍耐力も身に付きました。


あくまで私なりの
購入者側の視点です。

販売者側はどうすれば
欲しいモノを必要なモノと
認識して決断してもらえるのか
創意工夫が必要です。

それこそが
「焦らし」の出番です。


私のようなタイプに
「焦らし」を駆使して
高級車を提供しても
時間の無駄です。

ターゲットを
変えたほうが良いです。

当然ですが高級車に重きを置いて
欲しくて欲しくて堪らないと
感じている人を狙うのです。

聴いてリサーチしないと
分かりません。


そもそも価値観が違います。

価値観の優先順位を
決めているので
車には飛びつきません。


価値観の優先順位を決めておくと
決断に迷いが無くなります。

価値観に優劣はありません。

ステータスを誇示したいのであれば
高級車購入を優先するでしょう。


「焦らし」を何でもかんでも
テクニック的に使えば
良いのではありません。

まずは根っこの土台となる
信頼関係を築き、安心感を
感じてもらった上で
活用していく事です。


物質的な物、精神的な物でも
いずれにしても本当に
大切なモノかどうかを
見極める事です。

上手く焦らしていきながら
本物を追求していきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございました。


追伸
あなたの
「焦らされて欲しいモノ」を
教えてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?