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冬 遠くなる   詩

黄金の雪は雲は氷り余り降らなかった。ちょっと子供が可哀想であった。
春は切り替えの季節だが大人は忙しい。子供も新学期は落ちつかずせいぜい桜を愛でる。
雪にまつわる歌は遠ざかり、大人は
やれやれと喜ぶ。
現実問題が立ちはだかり子供には理解
不能だ。
ピアノをかなで、冬の行事を高めた
幼稚園児を妬ましく思ったのは小学生だろう。
ホロリと落ちる涙は勉強に入る人への
道。イヤイヤと入学式に参加する。
子供は子供じゃいられなくなる第一歩を踏む。

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