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メニエール病と水分摂取療法 私の記録6/6 〜その後、水分摂取療法を始めてからのこと〜

☆メニエール病と水分摂取療法 私の記録 
6回に分けて投稿する予定の記事の6回目です。
前回までの分も合わせて読んでいただけるようお願いいたします。

メニエール病と水分摂取療法 私の記録1/6 〜はじめに〜 
https://note.com/e_rin017/n/n57a62ddfed8c
メニエール病と水分摂取療法 私の記録2/6 〜メニエール病の症状〜 
https://note.com/e_rin017/n/nc21e50fdd975
メニエール病と水分摂取療法 私の記録3/6 〜初診と検査入院〜 
https://note.com/e_rin017/n/nc4d753411879
メニエール病と水分摂取療法 私の記録4/6 〜病気の原因と水分摂取療法の概要〜 
https://note.com/e_rin017/n/n3b0f28cc4068
メニエール病と水分摂取療法 私の記録5/6 〜初診の予約と検査入院の前に気をつけること〜
https://note.com/e_rin017/n/nd1355e6bc5f9

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北里大学病院での検査入院を終えて自宅に戻ってから水分摂取療法を開始し、どのように続けていてどんな効果があったのかを、行く前の症状と比較して書こうと思います。

まず以前の症状について書きます。
最初に回転性のめまいが起きてから数年間は1年に1回くらい、そのようなめまいに襲われましたが、1日くらい寝て休めば体調は戻ったし、耳鳴りや耳の詰まったような閉塞感もある時はありましたが、日常生活に支障が出るほどではありませんでした。

しかし北里大学病院に行く1年前くらいの頃から、回転性のめまいは半年に1回くらい起こるようになり、めまいの発作が収まっても耳鳴りや閉塞感、音が頭の中で異様に響くような状態がずっと続き、気持ち悪くてだるい感じも抜けませんでした。
1番体調の悪かった時は、このままだと普通に生活をすることすら難しくなるかも知れない、とさえ思いました。
病院に行く直前の頃はそこまで体調は悪くありませんでしたが、スーパーやホームセンターなど音のたくさんある場所に行くと気持ち悪くなったりしていました。


病院から帰って来てから水分摂取療法をどのように実践し、どんな変化があったのかを、ここから書いていきたいと思います。
まず飲み物については、コーヒーや紅茶が好きだったのでしばらくの間は飲んでいましたが、少し調べてみると意外とノンカフェイン飲料の種類が豊富で、色々と試してみるようになりました。
今はルイボスティーと黒豆茶とハーブティーを気に入って飲んでいます。
ハーブティーはノンカフェインの記述がないものは避けていますが、それでもたくさんの種類があって好きな味を探すのも楽しかったです。
コーヒーも紅茶も、ウーロン茶も緑茶もあまり飲まなくなったけどなんとかなっています。
あとお酒は、もともと飲めなくはなかったけど好きでもなかったので、制限されても私には全く問題はなく、その点はラッキーだったと思います。

有酸素運動は、ちょうど近所のスポーツセンター内にプールがあったのでしばらく通いましたが、水質が私には合わなかったのか、行くたびに肌が一皮剥けたかと思うくらいボロボロになってしまい、心身ともにストレスを感じそうでしたので諦めました。
泳ぐ事自体は好きだったし楽しかったんですけどね。
今はジョギングをするようにしています。
その辺を走るだけなのでお手軽だし、利用料もかからないし、これはこれでよかったのかもしれないと思いもします。
あと代わりになるかと思ってお風呂をシャワーだけで済ませず、時々でも湯船に浸かるようにしました。

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1日の中でリラックスできる時間を意識的に設けるように、というような事も言われていたのですが、これが1番難しかったです。
まず最初に、じゃあ久しぶりにクラシックの曲でも聞いてみるかな、眠くなるし体も休まるかも‥とそこまで考えて、
あー!私音楽しんどいんだったーー!って思い出しました 笑
だからずっと家で音楽をかけていなかったし、久しぶりなんて思ったんですよね。
しょうがないからDVDでも観るかーと思って、これもまたセリフと音楽とか効果音とかあって聞いていられないし、
美味しいものでも食べに行こうかなーと思っても、飲食店は入った瞬間に引き返したくなるだろうし、
結局、本やマンガを読み漁るくらいしかできることが私にはありませんでした。
切ない、シリアスな展開になるようなものはなるべく避けて、ギャグマンガが好きな子にオススメを教えてもらったりしました。

本とマンガにすごく救われた事も、音楽や映画や美味しいご飯にすごく救われていた事も、病気にならなければここまで実感はできなかったと思います。

そうして私なりに工夫して水分摂取療法を続けていたら、始めてから半年くらいたった頃に、なんか今日は耳の中も静かで気持ち悪い感じもない1日だったなぁと気づく日がありました。
それからも体調の良い日と悪い日を繰り返しながらも、少しずつですが良くなっていって、今も耳に若干の違和感があるときはありますが、回転性のめまいは起こさず良い状態を保って生活できています。
お薬も一回も飲んでいません。
これまでの記事も音楽を聴きながら書けているし、さらに天気が急変して、ゲリラ豪雨になって雷鳴と激しい雨音が加わっても大丈夫です。

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検査入院の講義の時に、「漢方などの治療方法は効果があるのか」という質問をされていた方がいましたが、先生ははっきりと答えることは難しいと前置きをされた上で、
「もし水分摂取療法とは別の治療方法をしていたとしても、その事で自分自身が安心感を得られるんだとしたら続けたほうがいい。」
と答えられていました。
私も水分摂取療法をオススメはしますが、どんな治療方法を選択するのかは個人の意思で自由にするべきだと思います。
ご自身に合ったものを、ストレスが少なく安心して続けられる方法を、ぜひ見つけていただきたいと思います。

「メニエール病は初めは難病に指定されていたけど、研究が重ねられて今はその指定も解除されている。医学は常に進歩しています。」
という話も先生はされていました。
大きなお世話なのを承知で書きますが、メニエール病以外でも過去に治療を諦めてしまった病気や怪我などお持ちの方がいましたら、久しぶりに色々情報を調べてみたり病院に行ってみたりするのはどうでしょうか。
私も他の耳鼻科の先生たちには、治す薬はない、持病だと思って諦めるしかないと言われてきて投げやりになっていましたが、本当に諦める前にインターネットでめちゃくちゃに調べまくって、悪あがきをしていたら水分摂取療法を見つけることができましたから。


・終わり・

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