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心のお天気、その受けとめ方

わたしたちは心に曇りを抱えることがある。それはまるで空のように。そんなときは心を晴らそうと、好きなことをしたり、心地よい場所へ出かけたり、大切な人たちと会話を交わしたり、機嫌を整えようとする。

空が曇る理由は様々で、感情は実に深く、複雑に層を重ね、本当に雲で覆われてしまうよう。でも、希望は気づきが隠れているということ。

だから、無理をせずに心の模様のままに過ごしてもみる。たとえば、静かな音楽をかけてゆっくり料理を作ったり、好きな飲み物を淹れて外の景色を眺めたり、のんびり湯船へ浸かり本を読んでみたり。それは忙しいと忘れてしまう贅沢なひとりの時間。心が自然と落ち着く、自分で自分を癒すような柔らかさに包まれる、そして自分を大切にしようとあらためて優しい気持ちが生まれる、受け入れて楽しむことで今にある幸せが鮮明になる。

自身の気持ちを理解するとき、他者にも寛容になるのは、わたしたちの感情の源泉が同じだから。それは異なる経験をしながらも、繋がったひとつの空を眺めるよう。晴れも曇りもある。日々移り変わる感情は、こんなときに人はこんな風に感じるものだと学ぶよう。だから、自身に寄り添うことで他者にも寄り添えるなら、曇り空も悪くはない。

今日の空はどんなだろう。機嫌をとりに出かけようか。それとも気持ちに寄り添い過ごそうか。わたしたちはたくさんの選択肢を待っている。どちらにしても自身を大切にすること、それが他者との関係を良好にする世界にいるのは間違いがないよう。




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