スープとパンにしよう

スープとパンの言葉の響きは、どうしてこんなに心地がいいのだろう。どちらも好きだから、こそ、かな。季節の野菜やそのとき食べたいものでたっぷり作ったスープと、好きなパンを数切れと。残りはだいたいカレーになって、最後はドリアになって。きっと様々な楽しみ方ができるのだろうと、スープとパンをお昼に食べながら考えていた。スープも、合わせるパンも、そのあとのアレンジも、無限に広がる空想が豊かな世界を現して、嬉しい時間になっていた。

思うのは、「今日はスープとパンにしよう」というより、それは「今日もスープとパンにしよう」の表現。そこになぜかとても落ち着きがあるのは、同じことを繰り返す安心と許しの柔らかさ。そして同じを繰り返すことができる日々への感謝は、日常の温かさ。それが優しく包み込んでくれるようだった。

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