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セルフケアで使ってみたいホメオパシー

東京では暑い夏がしばらく続いていますが、今この原稿を書いている那須は空も、虫の声も、風も、だいぶ秋を感じる空気になっています。
これから全国的に、朝と夜の気温差が激しくなり、空気が冷たくなり、少しずつ乾燥もしてくると、風邪などを引いて体調を崩す方も多くなってきる時ですね。
そんな時期、「やばいかも!?」と思った時に思い出して欲しいのがホメオパシーです。

いざという時にホメオパシー

「急に喉が痛くなった」とか、「風邪引いたかな?」
そんな時、病院に行かずなんとかしたいな?
または、病院に行く暇ないし、行けるまでにできることないかな?
なんて思いますよね?
そこで役立つのがホメオパシーです。

普段は「ホメオパシーなんて私には必要ない」と思うと思いますし、
必要ないに越したことはないのですが、
いざという時に役立つので近くに置いておくと便利なものです。

子供が夜中に熱を出し、明日の朝、病院が始まる時間までに、
野外で怪我をしたときに病院に行くまでに、
救急車を呼んで到着するまでに、
何かできることがあるというのは心強いものです。

レメディキットと本があれば安心です!

私の「ホメオパシーのくすり箱の使い方」講座受講生は、コロナが流行ったときにでも、みんな口を揃えて「ホメオパシーがあるから何か起きたらできることがあるので、安心できるし怖くない」と言っていました。
そして、実際にコロナにかかってしまったときには、セルフケアでレメディを摂取し、後遺症もなく2−3日でみんな改善していたようです。

Myくすり箱ならぬ、くすりポーチ

私はいつでも6つのレメディを持って歩いています。
自分で使うこともありますが、友達や周りにいる人に使うことがほとんどです。
ひとつは私の体質のレメディなので、私専用かな?

3x6センチくらいの小さなポーチに、小さな瓶のレメディが入っています。
手のひらにのる小さくてとても軽いものなので、カバンの小さなポケットにも邪魔にならずスッと入れて持ち歩ける優れものです!
まさに、これさえあれば鬼に金棒!

友達が転んで骨折した時も、飲みすぎてグダグダになった時も、急にアレルギー症状が出た時も、いつでも役に立つのがこの子たち。

キルクルスオリジナルのレメディケースは布と木製のものがあります
どちらも職人さんの温もり感じる手作りです!

年齢によって、またはライフスタイルによって必要なレメディは異なると思いますが、参考までに私の持ち歩いているレメディがどんなものなのかお知らせします。

  1. どんな時でも急な時にはアコナイトAconite

  2. 怪我をした時はアーニカArnica

  3. 飲みすぎた時や食べすぎた時にはナックスボミカNux-Vom.

  4. 目眩や立ちくらみにはコキュラスCocculus

  5. 激しくズキズキする時にはベラドンナBelladonna

  6. 忙しさでクラクラする時はフォスアックPhos-ac.

レメディそれぞれの詳細が知りたい方は、ネットで検索したり、ホメオパシーの本を参考にしてください。

セルフケアでできることと、できないこと

便利なものではあるのですが、残念ながら、ホメオパシーを使ってなんでも自分でできるわけではありません。
自分で本やネットで検索しながらレメディを取れるのは急性症状のみだと思ってください。

基本的には症状を2つに分け、急性症状と慢性症状という分け方で説明するようにしています。
風邪や怪我など、短い期間で乗り越えられ、改善する時期、終わりがある程度見えている症状を急性症状とよび、アレルギーや長年患っているような症状や、繰り返しやってくる症状を慢性症状とよびます。

例えば、お腹が痛いのは、悪いものを食べて痛くなったのは急性だけど、電車に乗るたびに痛くなるのは慢性です。
皆さんがセルフケアのレメディーを使って自分で対応できるのは前者の急性症状になります。

慢性症状はどうするの?という声が聞こえて来そうですね。
その時はぜひ、信頼できるホメオパスに相談してください
偏見を持たず、あなたの考えに指示やアドバイスをしないホメオパスを選んで下さいね!

ホメオパスはあなたの日々の生活や、健康状態と、今持っている症状と気持ちと人間関係など、色々なものを考慮し、ホメオパシーの哲学に則り、それに合わせてメソッドやレメディの種類や強さを使い分け、レメディを選んでいきます。
慢性の症状では、急性期に使うレメディでのセルフケアとはまた違った視点でレメディを選ぶ必要があるのです。

免疫力アップが大切

レメディはいざという時に役に立ちますが、レメディが必要ないようにするためには、普段の生活や過ごし方もとても大切です。
免疫力をアップし、ダウンしないように気をつける必要があります。

ワクチンも新しいものが出るようですし、「またコロナが流行るかも?」と心配している方は、ワクチン云々以前に、免疫力アップさせる選択をしてください。
それにはバランスの取れた栄養摂取や腸の状態の安定化、質の良い睡眠、毎日ニコニコ過ごせる環境が大切です。
そのために、E3LiveのAFAやプロバイオティックスを使ったり、ホメオパシーを味方につけてもらえたら嬉しいです。
新しいワクチンがどんなものかきちんと自分で調べて納得して、打つか打たないかの選択をして欲しいと思っています。
打たない選択をしても、打つ選択をしても、何かあったときにできることを知っておくことも大切です。
「できること」のひとつにホメオパシーをご検討ください。

仕事中に急にくる「ちょっと調子悪いかも?」そんな時にも使えるレメディがあります!
UnsplashのResume Geniusが撮影した写真

風邪・インフル・コロナで活躍するレメディ

参考まで簡単にいざという時に検討してほしいレメディを、たくさんある中から5種類に絞ってご紹介しておきます。
ここでは山のようにあるレメディの情報のうち、ほんの一部のキーポイントのみをそれぞれお伝えしますので、利用や摂取方法については、きちんと自分で調べるか、ホメオパスに相談して自分の意思と責任でお願いします。

  • アコナイト Aconite  高熱、寒気、喉の痛みなど突然始まる症状に

  • ベラドンナ ズキズキと熱い幻覚を見るような高熱、瞳孔が開く

  • アーセニカム Arsenicum ヒリヒリ焼けるような分泌物と寒気、吐き気を伴うことも

  • ジェルセミウム Gelsemium ブルブルガクガクする寒気や節々の痛みの伴う熱と倦怠感

  • チャイナ China 断続的なマラリアのような熱、下痢など体液の喪失でぐったり、寒気

急性は慢性のサイン!?

最後に、大切なこと!
急性症状が出るということは「慢性症状がありますよ!」とヴァイタルフォースが教えてくれていることがあります。
体は健康になるために解決したいことがあると、手を変え、品を変え、私たちに語りかけてきます。
それを無視していると、「これでもか!」というように、より大きな、重篤な症状や病気に変えていくことがあります。
治癒の法則の時にも症状が悪化する時は中に入り、改善する時は中から外に向かうというお話をしました。
大病は今始まったことではないのです!
そのサインに気がついて、ちゃんと解決できるかどうか、今後の健康を左右するかもしれないということも覚えておいてください。

今回は急性症状に関する話をしましたので、次回は慢性症状についてお話ししたいと思います。

毎月第3火曜日に更新予定です。
お楽しみに!

Madoka Fujita SDSHom
英国ホメオパス

追伸:
過去記事はこちらのマガジン「ホメオパシーことはじめ」でお読みいただけます。
第1火曜日はナチュラルライフのエッセイを書いていますので、こちらのマガジン「円のまるっとナチュラル」も合わせてお読みください。