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一級建築士です。Revit-Dynamoを利用しています。アドインの開発をちょろちょろ…

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一級建築士です。Revit-Dynamoを利用しています。アドインの開発をちょろちょろ行っています。

記事一覧

Dynamo pythonNode内から Pythonファイルの読み込み

DynamoのPythonノードを利用している人がだんだんと増えてきた印象がある。これまでのIronPythonではなく、CPythonが同梱されるようになって少しハードルが下がったのだろ…

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1年前
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Dynamo Cpython でのpip

最近のDynamo、RevitでいうRevit2022からでは、これまで利用されていたIronPythonからCpythonも利用できるようになった。 Cpythonが利用できないうちは、なんで普通のPyth…

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1年前
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構造フレームのカットバックをDynamoで実行

Revit Peelerで構造フレームのカットバックについての説明がありました。 フレームの端部が接合された状態でないとカットバックの設定ができないことがわかりました。フレ…

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3年前

Dynamo内でCategoryからBuiltInCategoryを取得する

Dynamo内でPythonを利用する目的の一つにRevitAPIへのアクセスがあります。 Dynamo内で利用できるPythonは現在はIronPythonのみになります。今後、Cpythonも利用できるよ…

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4年前
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一級建築士製図

2020年の試験内容は大方の予想を裏切り、今回も基準階ではないのが出題されましたね。 過年度生にとっては、やりやすい課題になるのではないでしょうか。 去年は台風の影…

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4年前
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DynamoでIronPythonの利用 1

Dynamoでは、簡単にIronPythonを利用することができます。 私は、メインでPython Scriptを利用しています。 利用目的としては、Dynamo内でわかりにくくなったレーシング…

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4年前
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Rhino Insideで柱の作成

Rhino Insideを利用して、Revit上に柱を作成します。 Rhinocerosで作成されている柱の形をRevitのファミリとして作成し、ファミリを曲線状に配置していくグラフになります…

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4年前

Rhino Inside Revit

Rhinocerosといえば、CADソフトでGrasshopperが使えることで有名です。 ArchiCADやUnityと連動して使えるようになるなど、他のソフトと連動して利用できるようになってい…

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4年前

pyRevit その4 Revitでnumpy後半

前半でnumpyが使用できる環境が整いましたので、後半では実際に使用するところまで紹介したいと思います。 pyRevitの紹介で作成した、testtab.tabのフォルダ内にnumpytest…

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4年前
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pyRevit その3 Revitでnumpy前半

Revitで使用できる一般的なPythonはIronPythonです。通常の処理をする際にはあまり違いが気になる人はいないと思います。しかし、Pythonの外部ライブラリを使用しようと思…

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4年前
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一級建築士試験とIPad

私のページを見ている方は建築関係の方が多いのではないかと思う。 私はIPadを活用して一級建築士になったといっても過言ではない。英語学習の紹介でよくIPadとApple Penc…

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4年前
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pyRevit その2 はじめてのアドイン

pyRevitでは、自作のスクリプトを簡単にボタンにすることができます。C#でいうアプリケーションレベル・アドインというやつです。 VisualStudioを使用するとなかなか大変…

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4年前

pyRevit その1 インストール

ここまで、RevitPythonShellの使用方法を確認してきましたが、これは、一度限り(コードを保存して使用することはできますが、)のPythonコードの作成でした。コードの動作が…

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4年前

Revit Python Shell その4 RevitLookUp

Revit APIを操作する上で外せないアドインの一つを紹介します。RevitLookUpです。RevitLookUpは普段目にすることのないRevitの内部データにアクセスすることができるツール…

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4年前

RevitPythonShell その3 API Docsの活用の方法

RevitPythonShellでElementを取得することができたので、これをどう活用するのかについて記述する。 まずはAPI Docsというホームページを紹介する。API Docsでは、Revitや…

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4年前
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Revit Python Shell その2

インストールまではできたと思いますので、RevitAPIにアクセスしてみましょう。 はじめは何もわからないと思いますが、まずはRevitPythonShellにコマンドを入力することに…

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4年前
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Dynamo pythonNode内から Pythonファイルの読み込み

DynamoのPythonノードを利用している人がだんだんと増えてきた印象がある。これまでのIronPythonではなく、CPythonが同梱されるようになって少しハードルが下がったのだろうか。

今回は、Dynamo内のPyrhonから、外部保存されたPythonファイル(.py)を呼び出す方法について紹介したいと思う。

まずはじめに、今回利用するバージョンについて確認する。
今回は
Revi

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Dynamo Cpython でのpip

最近のDynamo、RevitでいうRevit2022からでは、これまで利用されていたIronPythonからCpythonも利用できるようになった。

Cpythonが利用できないうちは、なんで普通のPythonが利用できないんだ!という疑問があった。しかし今度は、Revit2023になってIronPythonがデフォルトで利用できないようになってなんでIronPythonが利用できないんだ!

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構造フレームのカットバックをDynamoで実行

Revit Peelerで構造フレームのカットバックについての説明がありました。

フレームの端部が接合された状態でないとカットバックの設定ができないことがわかりました。フレームの端部が接合された状態かそうでないかは

構造フレームのインスタンスパラメータをBuildIn Parameter Checkerでチェックするとわかります。

「結合のステータス」は、パラメータとしては保存されていますが

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Dynamo内でCategoryからBuiltInCategoryを取得する

Dynamo内でPythonを利用する目的の一つにRevitAPIへのアクセスがあります。

Dynamo内で利用できるPythonは現在はIronPythonのみになります。今後、Cpythonも利用できるようになるというアナウンスはされていて、試用版としてDynamoCoreは公開されています。

されこれまでも紹介してきたRevitAPIですが、今回は、CategoryからBuiltInCa

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一級建築士製図

2020年の試験内容は大方の予想を裏切り、今回も基準階ではないのが出題されましたね。

過年度生にとっては、やりやすい課題になるのではないでしょうか。

去年は台風の影響で、2回実施され、ほとんど出題内容が変わらないにも関わらず、全く違った標準解答が示されて、驚きを持って受け止めた人が多かったと思います。

去年から理事長が井上 勝徳さんという方になって、法規重視のプランになったと考察されています

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DynamoでIronPythonの利用 1

Dynamoでは、簡単にIronPythonを利用することができます。

私は、メインでPython Scriptを利用しています。

利用目的としては、Dynamo内でわかりにくくなったレーシングやPythonならではの記述法で便利にかける部分を利用しています。

PythonScriptでは、ただノード同士をつないでも、処理を記述しない限り、なんの変化も起こりません。Pythonの中身を書き換

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Rhino Insideで柱の作成

Rhino Insideを利用して、Revit上に柱を作成します。

Rhinocerosで作成されている柱の形をRevitのファミリとして作成し、ファミリを曲線状に配置していくグラフになります。

以下のページからサンプルファイルをダウンロードしてきます。

中央の「Download Sample Files」をクリックします。

Revit上でRhinocerosを立ち上げたら、ファイルを開く

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Rhino Inside Revit

Rhinocerosといえば、CADソフトでGrasshopperが使えることで有名です。

ArchiCADやUnityと連動して使えるようになるなど、他のソフトと連動して利用できるようになっています。RevitにおいてもWIP(Work In Process)として検証用ソフト的な位置づけで利用できるようになっています。Rhinocerosを普段から利用している場合には、WIPも利用できること

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pyRevit その4 Revitでnumpy後半

前半でnumpyが使用できる環境が整いましたので、後半では実際に使用するところまで紹介したいと思います。

pyRevitの紹介で作成した、testtab.tabのフォルダ内にnumpytest.pushbuttonのフォルダを作成しました。

numpytest.pushbuttonフォルダの中は以下のような感じです。

pyrevitをreloadすると、はじめに作成したタブの隣に新しいボタン

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pyRevit その3 Revitでnumpy前半

Revitで使用できる一般的なPythonはIronPythonです。通常の処理をする際にはあまり違いが気になる人はいないと思います。しかし、Pythonの外部ライブラリを使用しようと思うと話は違ってきます。numpyやScipyといったPythonの計算ライブラリが利用できないのでは価値が無いと感じる人も多いと思います。しかしながら、日本語の記事では、numpyを使用できるようにするものを見かけ

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一級建築士試験とIPad

私のページを見ている方は建築関係の方が多いのではないかと思う。

私はIPadを活用して一級建築士になったといっても過言ではない。英語学習の紹介でよくIPadとApple Pencilを利用した学習方法を紹介した記事はよく出るが、建築士試験と関連してIPadを利用した例はあまり見たことがなかったので紹介する。簡単にいうと、テキスト等をすべてPDFに変換し、IPad上でPDFに書き込みながら勉強をす

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pyRevit その2 はじめてのアドイン

pyRevitでは、自作のスクリプトを簡単にボタンにすることができます。C#でいうアプリケーションレベル・アドインというやつです。

VisualStudioを使用するとなかなか大変な作業になるのですが、pyRevitを利用すると、フォルダを作成していくだけでこのようなボタンが作成できるようになります。早速作成方法をみていきます。

まずは、どこでもよいので、フォルダを作成していきます。この例では

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pyRevit その1 インストール

ここまで、RevitPythonShellの使用方法を確認してきましたが、これは、一度限り(コードを保存して使用することはできますが、)のPythonコードの作成でした。コードの動作が確認できたところで、これを一般的に利用できる形に変更していきます。pyRevitというものを利用します。

まずはインストールです。

pyRevit_4.7.5_signed.exeをクリックしてインストールします

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Revit Python Shell その4 RevitLookUp

Revit APIを操作する上で外せないアドインの一つを紹介します。RevitLookUpです。RevitLookUpは普段目にすることのないRevitの内部データにアクセスすることができるツールです。

インストール方法等は以下のページを参照してください。

RevitLookUpで太文字になっている部分はダブルクリックでさらに内容が見えるようになっています。また、ここで内容が入っているものにつ

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RevitPythonShell その3 API Docsの活用の方法

RevitPythonShellでElementを取得することができたので、これをどう活用するのかについて記述する。

まずはAPI Docsというホームページを紹介する。API Docsでは、RevitやNavisWorks等のAPIの内容を紹介してくれている。Revitの開発者用の文献の中にも同じ機能を持つものがありますが、このサイトのほうが断然見やすいです。

左側で、ソフトウェアとそのバー

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Revit Python Shell その2

インストールまではできたと思いますので、RevitAPIにアクセスしてみましょう。

はじめは何もわからないと思いますが、まずはRevitPythonShellにコマンドを入力することになれていきます。

>>>

につづけてコマンドを入力していくことは学びましたね、

import clrclr.AddReference('RevitAPI')

RevitAPIにアクセスするためのおまじないと

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