RevitPythonShell その3 API Docsの活用の方法

RevitPythonShellでElementを取得することができたので、これをどう活用するのかについて記述する。

まずはAPI Docsというホームページを紹介する。API Docsでは、RevitやNavisWorks等のAPIの内容を紹介してくれている。Revitの開発者用の文献の中にも同じ機能を持つものがありますが、このサイトのほうが断然見やすいです。

キャプチャ

左側で、ソフトウェアとそのバージョンを指定できます。

Searchでコードの検索が行えます。

試しに、先程取得したGridTypeについて検索してみる。

キャプチャ2-1

NameSpace:Autodesk.Revit.DB
Assembly:RevitAPI (in RevitAPI.dll) Version: 20.0.0.0 (20.0.0.377)

よりGridTypeはRevitAPIに含まれる、Autodesk.Revit.DB.GridTypeであることが確認できる。

検索結果では、GridType ClassはMethodとPropertiesを持っていることがわかる。

Methodは操作、PropertiesはElementが持っている情報を示しています。

また、Propertiesの下の方を見てみると、NameやLocationといったデータを取得できることがわかる。

キャプチャ2


ここで、RevitPythonShellで取得したGridTypeから、名前とLocationを取得してみよう。

キャプチャ3

RevitPythonShellの下の段は、Pythonコードを書き溜めることができるスペースになっている。書きためたコードは再生ボタンで実行することができる。この機能を実行した場合には、実行した次の段に>>>が出てきます。

import clr
clr.AddReference('RevitAPI')
clr.AddReference('RevitAPIUI')
from Autodesk.Revit.DB import *
app=__revit__.Application
doc=__revit__.ActiveUIDocument.Document
collector = FilteredElementCollector(doc)
collector.OfCategory(BuiltInCategory.OST_Grids)
collector.WhereElementIsNotElementType()
OUT=collector.ToElements()

ここから、Pythonの繰り返しコードである

 for i in OUT:
 	print i.Name

を実行すると、通り心名が出力される。

キャプチャ4

キャプチャ5

実行したのは、Revitのサンプルモデルのため、各通り心が取得できたことが確認できる。

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