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税金を払いたくない!~サラリーマンの節税方法~

2022年に思ったこと

毎週書こうと思っていたブログが一か月以上空いてしまいました。色々とあったのですが、忙しさにかこつけてさぼってしまった、というのが実際にところです。継続することはなかなか難しいですね…

2022年の後半は、いろいろと考えさせられる時間でした。特に「日本の政治」について。
旧統一教会との癒着も有耶無耶、安部元総理の国葬問題も有耶無耶、東京五輪の膨れ上がった費用も有耶無耶、公文書の改ざんも当たり前、勝手に軍事費の拡大とそれに伴う増税など…すべて国会で議論せずに閣議決定。岸田総理は「聞く力」が売りというがこれまで一度も国民の声を聞いたことはない(聞いたとしても、聞くだけでスルー)。国民の生活は苦しくなる一方で、国会議員の給与はもろもろの手当てを含めると世界一の高さ。メディアも伝えるべきことを伝えない、政権との癒着が疑われるような姿勢。はっきり言って、現政権は国民無視で自分たちの利権しか考えていないことが明確になった一年と感じ、日本に失望しました。きっとこの後も、自民党と財務省が解体しない限りは、国民の生活は苦しくなるばかりだと確信しました。

みなさんは「ドラゴン桜」という漫画をご存じでしょうか?
落ちこぼれ高校に元暴走族の弁護士・桜木建二がやってきて、目からうろこな教育方法で、東大合格者を出す、というストーリーの物語。その教育方法に目が行きがちですが、私が思うこの漫画で最も大事なことは、物語の冒頭で桜木が放つ言葉です。

ドラゴン桜:桜木の言葉
「社会のルールってやつは全て頭のいいやつが作っている。そのルールは頭のいいやつに都合がいいように作られているんだ。逆に都合の悪いところはわからないように隠してある。つまり頭使わずに面倒くさがっていると一生騙されて高い金払わされるんだ。騙されたくなかったら、損して負けたくなかったら、お前ら勉強しろ」

ドラゴン桜より

政治や税金の仕組みは、ちゃんと学ばないとよくわからない。国会で議論されている大事なことは、実は我々国民には届かないように操作されているから、本当に積極的に情報を取りにいかないと知らぬ間にとんでもない法律が決まっていたりする。選挙も、選挙当日は特番をするのに、投票率が上がるような番組構成をメディアが流さない。
そしていつの間にか、よくわからないルールが決まっていて、それに従うだけになっている。そうなるように、政治家たち(時の政権)が意図的に捜査していると、知れば知るほど私もそう思うようになりました。

一人一人ができること

ただ、これに対して外野から何を言っても変わりません。では何をすべきかを考えました。
<我々がすべきこと>
1.政治家になって政治を変える
2.投票へ行く
3.税金を払わない

正直、「1.政治家になって政治を変える」は相当ハードルが高いのでおいておくとして、今すぐできることは「2.投票へ行く」と「3.税金を払わない」です。
皆さんは選挙に行っていますでしょうか?「自分が行っても変わらないから行っていない」「よくわからないからとりあえず自民党」となっていないでしょうか?これだと政権の思うつぼです。今年の春の地方統一選挙は、今後の日本を占う大事な選挙になります。増税、軍拡(日本が戦争できる国になってしまいます)など、ここで現政権に歯止めをかけないと本当にやばいことになると思うので、皆さんぜひ選挙に行きましょう。

税金を払わない≒節税する

「3.税金を払わない」についてですが、国民のことを全く考えていない政治をしている政治家の給与は、我々の税金でできています。軍拡しようとしている費用も、税金で賄おうとしています。反対多数だった国葬費、東京五輪の膨れ上がった(かつどこに使われたかわからない)費用も、税金です。政治家たちが、国民の血税を、あたかも自由に使えるお金のように、適当に使っている現状に、本当に憤慨しています。こんなことに使われるなら、びた一文払いたくない!と本気で思いました。
ただ、日本にいる以上、税金からは逃れられません。一方で、ルールを知り、「節税」することはできます。微々たるものかもしれませんが、ちりも積もれば山となる、です。今回は、今すぐできる節税対策をお話しします。私も実際にやっていますので、ご参考になさってください。

1.ふるさと納税

皆さんは毎年、年収額に応じて所得税・住民税を、自分が住んでいる自治体に支払っています。正確には、給与天引きでいつの間にか払わされています。
これを、ふるさと納税制度を用いて、「自分が住んでいる自治体以外」の自治体に支払うことで、食品、日用品、家電製品、旅行券などなどがもらえます!(ふるさと納税できる金額は、ふるさと納税のポータルサイトでご確認ください。私は楽天のふるさと納税サイトを使用しています。)

金額上限までであれば、複数の自治体にふるさと納税しても、費用は「2000円」ぽっきりです。2000円で、豪華なお肉や、新鮮な野菜・果物、家電製品などをもらえるということになります。どの自治体を選んでもOKです。
昔は制度がかなりややこしかったのですが、最近はかなりわかりやすくなりました。ぜひ、制度については総務省のHPをご参照いただいて、今年からチャレンジしてみてください。
ちなみに私は2022年、黒毛和牛、ふぐ、アラジンのトースター、野菜の毎月定期便などを頼み、食卓がものすごく豊かになりました。

2.確定拠出年金[個人型(iDeCO)・企業型DC]

これは、老後の資産形成を目的とした、自助努力の制度です。高齢化社会になる中で、政府が「将来は年金をちゃんと払えないから、税の優遇をするから自分で蓄えてね!」という感じで作ったものなので、ちょっと腹立たしいのですが、活用しない手はないです。
毎月給与天引きとなり、そこから毎月積み立てで投資信託を購入する形なのですが、メリットとしては、
「購入金額分は非課税(所得税や住民税の課税対象にならない)」
「通常、投資信託を換金するとき、利益が出たらそこに20.315%の税金がかかるのが、確定拠出年金は税金がかからない」

ということになります。
まだやっていない人は、まず所属している企業に「確定拠出年金制度があるか」を確認しましょう。やっていない場合は、楽天銀行やSBI銀行などで個人型確定拠出年金制度の口座を開設しましょう。

3.不動産投資

三つめは最も手が出しにくいところと思いますが、「サラリーマンだからできる最大のメリット」とといっても過言ではありません。
サラリーマンのメリットは、所属している会社の信用(与信、と言います)を用いて、お金を借りられること。
「借金」=「悪」と考える方も多いと思いますが、お金を借りられる、というのは、社会的に信用されている証拠なのです。例えば、任天堂などの一部企業を除いては、基本的には借金をして(=銀行からの融資を受けて)、事業を運営しています。銀行も、返す能力のない会社(=信用のない会社)にはお金を貸しませんし、逆に信用の高い会社にはガンガンお金を貸します。
これは個人でも変わりません。
かつ、個人で、サラリーマンをしながら大きなお金を貸してくれるのは、不動産投資ぐらい
しかありません。

不動産投資のメリット

不動産投資のメリットは、以下が挙げられます。

1.節税になる
本当はこれを一番には持ってきたくないのですが、ブログのテーマが「節税」なので、一番に持ってきます。
どういうことかというと、不動産の減価償却分を、自分の本業の収入と相殺させることにより、自身の課税所得を下げることができるのです。
例えば、年収1000万円の人が、所有不動産の減価償却分が200万円あるとすると、所得税率・住民税率は、1000万円にかかるのではなく、1000万円-200万円=800万円にかかるので、徴収される税金が減ります。

2.将来の資産形成になる
もしかすると、「家賃収入でガンガン稼げる」と考えている方もいるかもしれませんが、そうではありません。私自身、家賃収入からローンの支払を引くと、ちょっと利益が出るぐらいで、年に一度支払う固定資産税・都市計画税を考えると、キャッシュではトントンです。
ただし、自分はコストゼロで、日々資産を作っていくことができます。たいていが35年ローンですが、35年後には、借金がなくなり、マンションだけが残っている、という状況となります。その後も貸し続ければ家賃収入が不労所得になりますし、マンションを売却してキャッシュを得る、というのもありでしょう。
ただし、ここでは注意点があります。「資産価値が下がらない、むしろ上がる場所の不動産を買う」ということです。

3.生命保険の代わりになる
不動産ローンは、団信(団体信用生命保険)を付けると、万が一亡くなった時には、ローン支払いが免除されて不動産だけ手元に残る、ということになります。残された家族は、不動産を売却すれば、生命保険の代わりに多額のお金を手にすることができることになります。これであれば、生命保険は不要になりますよね(もちろん、不動産の金額にもよりますが)。

注意点

ただし、不動産投資は金額も大きいので、慎重に進める必要があります。むやみに進めると、不当な借金を背負うことになりかねません。

<注意点>
1.徹底的に比較。
不動産投資は最近ちょっとしたブームになっていて、悪意を持った業者がたくさんいます。会社や個人電話にも、よくセールスの電話がくるのではないかと思います。これらは基本的に「詐欺」と思ってあしらってOKです。
・信頼できる人から、信頼できる業者を紹介してもらうこと。
・その上で、徹底的にマーケット価格を調べる。周辺のほかのマンションの価格(築年数や広さなども確認)も知る。
・実際に物件を見に行く。
・業者の言い値で決めない。「この辺の相場はXXX万円/坪なので、高すぎる」などと言えるようにする。
といったことを注意していただきたいです。

2.立地がすべて
かつ、「立地」がすべてです。
基本的に「都心」で「駅近」がマストです。そうじゃないと、物件価格は購入後に大きく下落するのと、「空室リスク」が増します。空室=家賃収入が得られない=借金を自分のキャッシュで返す、ということになるので、最悪です。
ちなみに都心の不動産価格は、上がることはあっても下がる要素はなさそうです。この辺りはまた別途お話ししたいと思います。

3.金利上昇
世界的にも金融緩和が終わり、日銀もようやく金融緩和終了になりそうです。こうなると、不動産ローン金利も上がる可能性があります。上記の通り不動産価格は下がらないとは思うものの、金利が上がれば月々のローン支払いは多くなりますので、物件価格と、金利が上がった場合の支払額がどうなるか、というところは事前にしっかりと考えなければいけません。

最後に~知識を付けて、やった人が勝つのが今の時代~

私もワンルームのマンションを3つ持っています。一つ目の物件は、正直「無知」のまま買ってしまい、相場よりも300万円程度高く買ってしまったと、契約してすぐ後に気づき、後悔しました。ただ幸いにも都心の物件だったので、今は価格も上がり、ローン残債より価格が上回り、売れば利益が出る状況です。残りの二つも同様に、売れば利益が出る状況になっています。
ただ、すぐに売るつもりはなくて、金利動向を見つつも、基本的には半永久的に保有して、将来的にはローン返済も終えて、家賃が丸々収入になるようにしたいと思っています。

特に不動産投資は、リスクも高いので、踏み出すのが怖いと思います。ただ、徹底的に調べて、リスクを低減すれば、将来金の成る木になります。結局、知識を付けて、やった人が勝つのが今の時代です。ふるさと納税、確定拠出年金、不動産投資、一つでも二つでも、ぜひトライしていただければと思います。

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