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note最大の発明は「noteタイトルが無いこと」なんじゃないか

長野和哉 / Webメディア編集者です。
今日は、blogと比較した、note の最大の良さは何かについて。

noteの最大の良さは「noteタイトルが無いこと」

#note の最大の良さは、
「noteタイトルを決めなくてもいいこと」です

もうこれは、言い切れます。

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よく、「Blogとnoteを比較します!」という記事がありますけど、
そこで比較されているのは、

・アフィリエイトにはどっちが向いている
・かせげるのはどっち?
・文字の装飾は?
・SNS的な要素があるのは?

みたいな話ばかりで、
ぜんぜん本質をついてないんです。

そんな表面的なことじゃないんです。
noteとBlogの比較、は。

* * * *

note 誕生以前、もしあなたがネット上である程度の長さの文章を発信をするとすれば、Blogを立ち上げるしかありませんでした。

そして、Blogを立ち上げるとまず「Blogタイトル」を決めなければなりませんでした。例えば、

料理研究家コウケンテツのブログ

とか

サッカーファン太郎のサッカー観戦日記

とか、です。

まぁ、あたりまえ、ですよね。

「Blogタイトル」が発信を妨げる

でも、です。
実は意外にも、この「Blogタイトル」が発信を継続する上で障壁になってくるんです。

私はWebメディアの編集者を20年ほどやっています。
そうすると、様々な立場の方に

「あなた専用のBlogを立ち上げるので、
あなたの視点で記事を書いてください」

とお願いしたり、
提案したりすることが多々ありました。

一見、Webメディア界では普通のお願いです。

でも、このような提案が進んで、
Blogを立ち上げる段になって、
必ずと言っていいほど、
いつも止まってしまうポイントがありました。

それが「Blogのタイトル決め」です。

散々悩んで、いろんな候補(案)を出します。

タイトルから連想する世界観が、
狭くなりすぎず、
でも広くなりすぎてボヤッとしすぎず
みたいな試行錯誤を繰り返します

そして散々悩んだ末に、
発信者の方とあるタイトルに「エイヤッ」と決めます。

「ミホのこだわり料理日記」の威力

例えばBlogタイトルが、

ミホのこだわり料理日記

に決まったとします。

じゃあいよいよ更新していきましょう!
となります。過去最高の盛り上がりを見せます。

そして「こだわり料理日記」というタイトルに沿った形で、
記事が更新されていきます。

しかししばらくすると、
この練りに練った「Blogタイトル」に
ものすごく縛られてていくんですよ。発信者の方が。

発信者の方が発信したいテーマって、
練りに練ったつもりでも、
「こだわり」じゃないものがでてきたり、
「料理」じゃなかったり「日記風」でもないようなことが、
どんどん出てきたりするんです。

そのへんをうまくコントロールしたり、
アドバイスしたりするのが編集者なんでしょうけど、
やっぱり「Blogタイトル」の威力ってすごくて。

発信者の方が
「書こうと思ったネタがあったけどちょっとテーマから外れるかもな?と思って筆が進まないんです」
みたいなことが頻発していくんです。

せっかく発信しようとしているのに、心理的ハードルがどんどん上がっていっちゃうんです。Blogタイトルなんて代物(しろもの)があるために。

noteは「noteタイトル」が無いから、何でも書ける

かたや、ですよ。

noteには「noteタイトル」がありません。
あるのは、

・クリエイター
・記事タイトル

だけです。

この気楽さったら無いなって。

実際、私自身、Blogは続かなくなっても、noteは続いています。

なぜだろう?

noteでの発信を継続できる理由

それは、、
noteタイトルが無いことから、どんなジャンルのことも心理的ハードルが無く発信できているからだと思います。

私の場合、書くジャンルはけっこう多岐に渡っていて

・PowerPoint術
・複業(副業)
・音声配信
・Kindle出版
・子育て
・note発信ノウハウ
・スポーツメディア運営

などについてnoteで発信しています。

私にとっては、どれも興味があるんです。
とてもじゃないけど、一つには絞れない。

このような「ジャンルを絞らない」発信が、
noteでフォロワーを集める戦略として正しいかどうかは、わかりません。

でも、そんな「他者(=フォロワー)的なな正しさ」よりも、自分がやりたいことをやれることが、発信を継続する、一番大事なポイントではないでしょうか。

とにかくたくさん関心事があるから、
どんなジャンルでも自分のアンテナに引っかかったら発信したい。
アウトプットしたい。

それを受け止めてくれる場がnoteという場なんです。

noteでの「バラバラの発信」をどう自分のビジネスに発展させるか?

note礼賛で終わりそうな勢いですが(笑)、
もう少し聞いてください。

ジャンルがバラバラの発信を続けていて、
何かにつながりますかね?

という疑問をもたれたと思います。

その点については、私なりの考えがあります。

noteをテストマーケテイングの場と位置づける

noteで記事をある程度発信していくと、
当然ですが、PVやスキが集まるものもあれば、
そうでないものがでてきます。

そして、、

自分が予想もしていなかった内容の記事が、
想像以上にスキを集めて、
言うなれば「浮かび上がってくる」
そんな経験が必ず出てきます。

その記事を、発展させるんです。

note という市場で「記事にする」
ということを通じて
市場に聞く=テストマーケティング
をくぐり抜けてきた記事は、
それなりの”戦力”があります。

その記事を発展=本格商品化するのです。

内容を充実させてnoteの有料記事として販売してもいいかもしれませんし、kindle本として出版してもいいでしょう。
もともとあなたが持っている本業のビジネスと関連があれば、その集客手段として活躍させる手もあります

ちなみに私の場合は、
noteを50記事以上書いてきた中から、
これは!という記事を加筆修正し、
kindle本として出版させました。

noteの人気記事をkindle出版に発展させる手法は、
「noteはkindle出版のテストマーケティングの場である」
という記事にまとめましたので、
ぜひこちらもあわせてどうぞ。

みなさんのnoteでの発信が”はかどる”ことを願っています!

PS:
私が書いた「読まれるnote作成3ステップ法」をはんぐりさんにご紹介いただきました!noteを続けていると毎日素晴らしいことが起きます。ありがとう。



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