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徒然なるままに読書思想文をのせる

「自然の匂い」って分かります?
あの、ふわっと広がる、脳にすっと酸素が入っていくにおい
温かさとはまた別の、透き通った、透明さ。
あの匂いが好きです。「自然香」と呼びましょう。

よく、東京都内では木々を増やして緑地化している地域、そしてカフェがありますが、いくら木々が生い茂っていても、この「自然香」がしていなければ、せっかくの美しい景色も効果は半減。

視覚は人間の重要な器官ではあるけれど、視覚だけで事象は捉えていないのが人間。その瞬間に一緒に聞いた音、触ったもの、匂い、それらを総合的に身体が認識することで、初めてそれを全身で記憶するんだと思います。

だから毎週どこか身を投じれる場所を求めて
そこに理由はない。
ただ、なんとなく、そっちの方が大切な気がして。

そんな今日は、今週まとめて読んだ本からイメージを含まらして書いた思想文をそのまま載せます。体裁も何もないので備忘録として。

1. teamLab 永遠の今の中で 

### thought
「身体的に認識していく」自分がなぜ体験を大切にするのかすごく腹落ちさせられる言葉で、出会った瞬間ゾッとした。これだけ言葉を通して、その感覚を生々しく、そして人が認識できる状態を作れている猪子さんの感性の豊かさに。

なにかを知り、やってみる。その思考プロセスが、知覚認識から身体的認識に落とし込むプロセスだとすると、身体的認識は知覚認識の100倍忘質性が低い。つまり、脳での認識は、やはり脳自体が認識したことに留まっており、全体で認識したとは言い難いのである。

現状から思考の飛躍や、ジャンプが起きる確率が高いのは、この身体的認識同士の掛け合わせからだとすると、「体験」という事象がいかに未来を創る上で重要なのか分かる。

### 引用

身体を固定した状態で、頭で何かを認識していることはすごく良くないことだと考えています。でも、現代って、20世紀って、全てがそうなんですよ。身体を固定して頭だけでスマートフォンで見ただけで理解したつもりになるとか、テレビとか映画、演劇もぜんぶ身体を固定されている。絵画もそうですよね。美術館って止まって見ますよね。踊ったり走ったりしながら、絵を見たら怒られてしまう。だから僕たちは身体で固定して頭だけで分かった気になることに慣れている。でも、自分が世界を認識するときって、もっと動いているはずなんですよ。知らない街にいったら歩きながらなんとなく全身で把握していく。
人間は本来身体的に世界を認識していて、そういう身体的な認識だけが、自分の価値観を広げたり変えたりしてくれているんじゃないか、と思っています。もちろん本から読む基礎知識も必要だけれど、知識がないと世界を認識する度合いが減るので、知識は世界を認識するための教養というか準備でしかなくて、最終的には身体で世界を知ってい僕たちの価値観は広がるのではないかと考えているんです。
世界の連続性を認識できないと、環境問題も頭ではそうしたほうがいいね、ってわかっていても、身体は追いつかない。本当は全てが連続していることが身体で認識できれば、身体はそっちに自然と向いていく
映画やテレビのストーリーは主人公がいて、そこに感情移入をさせるじゃないですか。そういう感情移入する対象を描きたくないんですよね。自分が作った世界を意思のある自分の身体でさまよったり歩き回ったりしながらその世界を認識してほしい。風景としての人物ならいいけれど、特定の人物は描きたくないんです。

2. オリジナルシンキング_高橋宜行

### thought
「生き方以上の「発想」は生まれない」
どうありたいか、一度時間をとって考えるのはまさにここに尽きる。あり方が個人のバリューを発揮し、そこに解釈が染み込み、プロダクトが世に送り出される。どうありたいかに学歴や賢さ、優秀さは関係ない。そこにあるのは、内で燃えたぎる意思そのもの。
だからこそ。だからこそ。今感じたその違和感を、そのこころのゆらぎを大切に。そこに蓋をしないでほしい。敏感であり続ける。「それが当たり前な世の中は、自分がありたい世の中なのか」
価値観が多様化し、正解がなくなった今この世の中。ありたい環境を創るのは自分自身しかいない。

### 引用

ディズニーランドでは「イマジニアリング」と言います。イマジネーションとエンジニアリングの造語で「夢と冒険の王国」として、世界中から愛され続けるためのイマジネーションマネジメント
情報は、全ての「想像力」の素
生き方以上の「発想」は生まれない

3. イシューから始めよ

### 参考

### thought
「イシューからはじめよ」
目の前に仕事が降ってきたとする。それは上司からかもしれないし、プロジェクトのメンバーからかも知れない。仮に僕はその目の前の仕事の完成度を可能な限り100%に近づけた状態で上司に受け渡したとしよう。「ちょっと違ったから今度はこっちでやってみて」「次はこれ見てみたい」そんなコミュニケーションが取られている上司と僕自身。容易に想像できるのは、過去に類似体験があるからだろう。
この本を読んで本書内で「イシュー」として扱われている言葉は「本質」と類似しているとまず考えた。
問いや仕事が与えられた時に、そもそもの目的は何かという問いから今回の仕事を役割を定義付け出来ているか。チームメンバーがいるのであれば、そのメンバーと目的を共有できている状態かは常に意識したほうが良い。
もし上位層の目的があるのであれば、その目的を達成するために、今与えられている仕事は本当に必要なのか。なぜ必要なのか。を最初に定義付けする。その根幹となるものが今回の「イシュー」にあたるのではないか。

構造化する手段やフロー、プロセス分解はいくつも取り上げられた。仕事に応用できるパーツはたくさんあるので、少しずつ「今の仕事」に当てはめながら日々の生存活動に取り組んでいきたい。それこそが武器を増やし、いち早く即戦力となりうるための密度の高い過ごし方だと仮定する。

成長 = 学ぶ力(Input + 仕事を通じて本質を掴む)×量 (成果に拘る)

イシュー度の高い問題をまずは見極め(問題の構造化)、白黒つける必要がある問題を切り出す。その後解の質を上げていく(良い仮説、アウトプットが定量的にでわかりやすいか)

### 引用

成長は、意味あるアウトプットをきっちりと出すことからしか得られない。
「うさぎ跳びを繰り返していもイチロー選手にはなれない。「正しい問題」に集中した、「正しい訓練」が成長に向けた鍵となる」
「僕たちがやっているのは「限られた時間でいかに本当にバリュー(価値)のあるアウトプットを効率的に生み出すか」というゲームである」
「イシュードリブン」「仮説ドリブン」「アウトプットドリブン」「メッセージドリブン」

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