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医師はなぜ学会に出席する必要があるのか

今日は病院で居残り勤務中です。医者には科によって異なりますが、年に3回から4回、大きな学会があります。一つは総会で、それから主に若手向けの基礎学会、そしてサブスペシャリティの大きな学会が年にいくつかあります。そんな時には、出席する医者が大多数で、数人の医者が病院に残ることになります。病院にもよりますが、小規模な外科医の数が一桁の9人以下の病院の場合、ほとんどの医者が学会に行ってしまい、居残りする医者は結果としてババを引くことになります。

どうしても居残りは若手の医者に偏りがちですが、現在僕の所属する外科では、サブスペシャリティの大きな学会が某県で行われていて、当院には外科医が結構いますが、ほとんどの外科医がその学会に行ってしまい、現在僕は本当に運が悪いんですが、居残りの役目で医局に残っています。

こういう時に緊急の手術が入ると、すでに少ない医者が外来から引き戻されて手術に引っ張り込まれ、外来が回らなくなるという事態が発生します。今日は外来中に急患が入り、外来が一時ストップして検査や手術でバタバタする中、外来で患者さんが大勢待っている状況になってしまいました。今、夜7時ですが、まだ外来が終わりません。僕の担当の外来は一旦終わりましたが、他にも残っていて、検査の結果を待っている患者さんもたくさんいて、この調子なら本来4時半までのはずの外来が、おそらく9時を過ぎるのは確実です。患者さんの不満もたまるし、医者の疲労も溜まるし、ろくでもない状況になっております。

こんなふうに愚痴を吐き出せるのもノートの良いところですが、ここに書いた内容とかはとても人に見せられるものではありません。完全に僕の愚痴です。来年こそはその学会に出席しようと考えています。学会に出席することは、専門医を維持するために必要で、例えば総会などでは、5回中半分以上、つまり3回は出席しないと専門医を維持できないという決まりがあります。ですから、今年は行けなかったので、来年以降3年間連続で行かなければならないのです。しかし、それはどこの地方で開催されるかにもよります。今回は地方で行われているので、皆さん旅行気分で行っていますが、開催場所によっては飛行機が取れないとか、旅費が非常にかかることもあります。

去年まではウェブで同時開催されていたので出席できましたが、今年に限っては、多くの学会がウェブをやめつつあります。ウェブで開催しようと思うと予算が赤字になるということで、現地開催の方が楽で収益も上がるという理由で、出席費用はウェブで決済するものの、学会出席は現地に行かなければいけないというわけの分からない状況になっています。お金だけ払って行かないと出席扱いにならないのです。これまたどうしようもないですね。本日の疲労もあって、この話も単なる愚痴になってしまい、申し訳ないのですが、まぁ許してください。とりあえず、ここまでです。


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とある地方都市の某外科医
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