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#思い出
怪我したからこそ見えたこと
大抵の人は、自身の経験や、今自身が置かれている境遇を参考に周りを見る。「周りの人も大体私と同じだろう」、と。考えたことが無いことや、経験したことが無いことには配慮が及ばないことが多い。それに、今現在自身が体感していないのであれば、自然と配慮を忘れてしまうことだってあるだろう。そんなふうに、人はその人自身の持つ物差しで周りを測るものだ。
でも、その物差しは自身の置かれた境遇で変わる。私にとって、そ
気になる言葉「OKです」
今では私もつい使ってしまうが、初めてビジネスシーンで「OKです」という言葉を聞いたときは思わず耳を疑った。私が中途採用した社員へ指導した際、その新人が返答として使った言葉だった。よく言えばフランクな人柄のその新人は、事務職の割に砕けた言葉をよく使っていた。
当時の私は、この件を受けて採用時の試験の内容の見直しを提案した。事務員として相応しい言葉遣いができる人を採用すべきだと考えたからだ。「敬語の
「あひる」って言葉の不思議
水辺に棲む鳥の種類の一つに家鴨(あひる)がいる。私はある時、その「あひる」という音に疑問を持った。いつの事かは覚えていない。
中学校の国語の授業で、歴史的仮名遣いというのを教わった。歴史的仮名遣いと現代仮名遣いの違いをいろは歌に出てくる語彙で示すと、次のようなものだ。
・匂(にほ)へど → 匂(にお)えど
・今日(けふ) → 今日(きょう)
・酔(ゑ)ひ → 酔(え)い
そう、語中にあるハ行の音