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【考察】感情を大切にするとは?

Twitterで予告した『自分を大切にするには?』という考察記事を書くにあたり、下調べとして他の人の記事を探して読んでいた。

その中で、どうにも違和感を覚える記事を見つけたので、今日はまずその考察レポートを書こうと思う。

題して『感情を大切にするとは?』

まず大前提として、私の定義する『自分を大切にする』という状態は、「刀(とその持ち主)を鍛え、手入れするように、自分の個性を伸ばし、鍛え、時に休ませ、磨き、自分のため人のために振るうこと」であると前置きしておく。
今度ちゃんと書くのでそちらも読んで欲しい!

その上で私の見つけた記事にはこんな事が書かれていた。

自分を大切にする3つのポイントは、「感情を大切にする」「やりたいことをやり、やりたくないことはやらない」「ピンと来る人間関係に飛び込む」ことである。

自分を大切にする方法〜とってもシンプルで大切な3つの方法

……うん?

何だろう、モヤモヤする。

一部正しいとも思う。

その上で、全員が全員その通りに『自分を大切に』したら、社会が破綻するんじゃ……?

じゃあ、社会を守るために『必要なこと』をしてくれてる人達は、自分を大切にしてないの……?

改めて隅々まで読み返して気付く。

ああ、これは『自分を大切にする方法』じゃなくて、『子供の喜ばせ方』だ。

この記事は『子供の頃に抑圧されて、尊重されていない、愛されていなかったと感じる人に向けて、自分の中にいる小さな自分を喜ばせる方法』として書かれた記事なんだ。

そういった視点で改めて読み返すと、非常にしっくりと来た。

親から「なんでピーマン食べれないの!ちゃんと好き嫌いせずに食べなさい!ピーマン食べないなんてダメな子ね!」と育てられた人に対して「ピーマン食べたくなかったんだね。そうだよね。いいんだよ。食べたくなかったら食べなくていいし、お母さんの言う事だからって全部聞こうとしなくていいんだよ。」って言ってあげるための記事。
とても優しい、いい記事だ。

でもこの記事の持つ危険性も改めて言いたい。これはあくまで、「自分の中の小さい自分を喜ばせるには?」「子供のまま時間を止めてしまった自分の中のもう1人の自分に優しくしてあげるには?」もしくは「我が子や、小さな子供の気持ちを尊重するには?」だ。これを『自分を大切にする方法』としてしまうのは、私は違うと思う。

大人になれば、「そうは言ってもピーマン食べた方が良かったよな」ってわかる時が来ると思う。「あの頃ピーマン食べたくなかったんだよな。でも、食べた方が良かったよな。お母さんも、あんなに怒らなくても良かったのにな。そろそろピーマン食べてみようかな。」って思える日が来ると思う。

あるいは、子供の自分が「どうしてもピーマン食べたくないんだよ」って言ったら、「そうだよね。どうしてもピーマンは嫌なんだよね。じゃあピーマン以外の野菜は食べられるかな?ピーマンじゃなくていいけど、野菜は体にいいから自分の体のために食べたいな」って返せるのが、大人になった自分が、本当に自分を大切にするって事だと思う。

『子供の喜ばせ方』を『自分を大切にする方法』だと良いように解釈して「ピーマンも嫌!人参も嫌!セロリも嫌!玉ねぎも嫌!本当は野菜なんて食べなくていいのに、食べてるやつみんなバーーーーカ!」と子供のように振る舞うことが自分を大切にするということでは、決して無いことは言っておきたい。

ここでタイトルに戻ろう。

『感情を大切にするとは?』

否、ここはニュアンスを含めてこう書きたい。
『感情を大切にする、とは……????』

みんな感情というものを勘違いしてると思う。履き違えていると言ってもいい。

感情はそもそも心のうんこだ。

大事な事だからもう一度言う。感情は心のうんこだ。

その上でもう一度言う。
『感情(うんこ)を大切にする、とは……?????』

うんこを大切にしたってどうしようもない。うんこの状態で健康状態を見るという意味で「うんこも大切だよ」って言ってるなら、いい。

だけど、うんこを後生大事に取っておくんじゃない。

もう一回言う。感情は心のうんこだ。感情が上手く出せないのは心の便秘。

先程も出た「子供の感情を大切にする」のは「うんち上手に出来たね!偉いね!」と一緒だ。
うんちが上手に出せない子供に向かって、褒めてあげるのはいい事だ。
けど、子供のうんちを記念に残すんじゃない。

感情を引き摺るのは、尻にうんこを挟んで歩き回ってるのと一緒だ。拭け。

感情を抑圧しようとするのは、小さい頃「なんでうんちして汚しちゃったの!」と怒られた子供が、うんちを我慢しようとするような物だ。
女性でも「仕事中にトイレに行けないから水をなるべく飲まないようにしてる」という人がいるが、あれと一緒だ。
感情を抑圧するために、心を揺り動かすような経験をしない、挑戦をしなければ平静でいられる……。それは、体に悪い。

感情を発散するためにコンテンツを消費するのは、食物繊維やサプリメント、便秘薬や下剤を使うのと一緒だ。
うんこを対処療法的に無理矢理出すには有効だけど、そもそも便秘になった原因、感情が日常的に発露出来ていない生活環境から見直した方がいい。

うんこを出した方がいいように、感情は発露した方がいい。
バナナみたいに立派でいいうんちだから出す、べちょべちょうんち、コロコロうんちだから出さない、なんて事は無い。
喜びも楽しみも、哀しみや怒りとそう変わらない。経験を消化した残りカスが感情だ。
溜め込めば消化不良を起こすから、出した方がいい。

ただし、うんこを人にぶつけるような事をしてはいけない。それがどんな立派なうんこであってもだ。哀しみはダメだけど、楽しみはいい、みたいな事は無い。
感情を人にぶつける事は、うんこハラスメントだ。

私はうんこで人の心の健康状態を見るのが好きな変態なので、人の感情を見るのが好きだ。好きで見てる。だから、うんこを人に見せるのが絶対にダメだとは言わない。
けど、それは決してうんこをぶつけられたいという訳では無い。垂れ流されてるうんこを見るのが好きというだけだ。

感情は後生大事に取っておくものではない。気持ち良く出して、トイレに流そう。
Twitterはトイレだ、という例えを身に染みて実感する今日この頃である。

ここまで私のうんこを見てくれてありがとうございました!

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