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エロは地球を救うから、猥談系youtuber「佐伯ポインティのwaidanTV」を今すぐ観ろ

本記事ではややアダルトでディープな内容を扱います。
苦手な方は閲覧をお控え下さい。


御託はいい!ということで、本記事では主に未視聴・新規向けの方に一から解説する形をとって、
自称猥談系youtuber「佐伯ポインティ氏」および「佐伯ポインティのwaidanTV」について、また彼の手掛ける「エロビジネス」が実は物凄く奥深く、現代社会に必要不可欠なのだという部分についても述べていきます。
早速以下からどうぞ。

■概要 佐伯ポインティとは

株式会社ポインティCEO(チーフ・エロデュース・オフィサー)。早稲田大学卒業後、株式会社コルクに漫画編集者として入社。
2017年に独立しエロデューサーとして活動を始め、その後、株式会社ポインティを起業。2018年に日本初の完全会員制「猥談バー」をオープン。
東京のほか、リモートで猥談できるバーチャルお店舗も構えている。赤子体型で、バイブスは高め。

https://www.shinchosha.co.jp/writer/6660/

👆の企業公式サイトを見て頂ければ分かる通り「男女と恋愛とエロいことに情熱を注ぐ会社の代表取締役」です。

代表的なコンテンツとして、youtubeやインスタグラム、書籍をメインに活動する「純猥談」なるものがあります。ご存じかどうかは分かりませんが、

一般の方から募った恋愛体験を集めて、作品としてまとめたり加工したりして👆こんな感じの映像を作ったり、書籍を出したり……。

お笑い要素一切ナシの切なくて等身大の性愛を生み出す、知る人ぞ知る令和の恋愛キラーコンテンツなわけです。ちなみに書籍は去年あたりに地上波「王様のブランチ」で紹介されてました。

で、この超真剣なコンテンツのプロデューサーを務めるのが、CEOである

かわいい.mp4

この人です。

猥談前のウォーミングアップとして、代表・佐伯ポインティの人柄がよく分かるスターターキット3点を👇にご用意致しました。もうこの手のやつは説明するより観てもらった方が早いと思う

YouTubeはもうすぐ登録者90万人!

サムネだけでも分かる、いつもニッコニコの可愛いクマさん(?)。
そのギャップはとても「純猥談」を世に出した人間とは思えないほど強烈です。

YouTubeは視聴者から集めた「恋愛・エロあるある」をポインティが発表し、それにツッコミを入れるというのが基本の動画形式で、時間はたいてい3分~5分程度。作業用・ながら見に丁度いい、現代人のニーズに即したテンポです。

そして何より早稲田卒ということもあって言葉選びのセンスやユーモアが素晴らしい。エロ大喜利やらせたら本当に強い。ネットミームやサブカルチャーを適度に押さえつつ、出てくるのは共感能力の高さが垣間見える秀逸なコメント。
台本アリでも言語野の広さには本当に驚かされます。

さて、そんな彼のビジネスの素晴らしいところは、
性愛コンテンツの展開方式を「純猥談」と「waidanTV(&猥談バー)」の2つに分けていることです。
これによって、

性愛について真剣に向き合いたい・恋愛の本質部分をそのまま味わいたい・感傷に浸りたい・感動したい・作品として観たい・ドラマチック・ロマンチックを求める……という方は「純猥談」を

性愛を雑談形式で楽しみたい・笑いたい・人のそれを聞いてみたい・皆で参加したい・愚痴りたい……というような方は「waidanTV」を、気分やスタイルに合わせてそれぞれ選ぶことができます(YouTubeでは参加型の生放送もあったり)。

もう少し掘り下げると、ポインティ氏は、自身の提供するフォーマットを、人の数だけある様々な性愛を吐き出したり、供養するための場所として機能させていると考えることができます。

恋愛の素晴らしさ、はたまた身を切るような切なさのやり場に困りどうしようもなくなった人々は「純猥談」に参加することで、自身の経験を投稿することもできますし(それが映像・書籍・音楽化されることもしばしばあります)、そうでなくとも、他者のそうした経験を見聞きすることで、共感することができます。

普段の話題のひとつの様に、人には言えない話を面白おかしくポインティに聞いてもらったり話してもらったり、とっつきやすい笑い話として性愛と向き合いたい人々は「waidanTV」に参加することで、こちらも先と同じように、投稿・閲覧という二通りの形でコンテンツを楽しむことができます。

人の数だけ性愛への向き合い方、考え方があり、最適解は存在しません。しかしながら、ポインティはそれらの行き場が無くなってしまわないよう、二方向の楽しみ方に、それぞれ二通りの参加方法を提供しましたひと粒で四度美味しい!

そして、どちらの形式を選んだ参加者にも、自身の性愛を振り返ったり、他者の性愛を覗き見る機会を与えることで、私たち自身の性愛がこれまでどうであったか、またこれからどうあるべきか、というのを考える時間をくれているのではないでしょうか(ポインティがそれを意識しているかは置いておいて)。

また、ポインティの存在とは全く別として、情報化社会の発達により各種SNSやマッチングアプリがもはや普遍的なものとなり、その数だけ人同士の出会いや別れの絶対数は必然的に増加しています

こうした複合的な状況により、現代において、一人一人の心の中にある性愛をできる限り可視化・共有し、それぞれの資産とする公共的な恋愛インフラ整備が、ポインティによって漸く作りあげられたといえるのではないでしょうか。

難しい話になりましたが、どういうことかというと、恋愛とエロいことの大体はポインティのところに来るし、ポインティに任せて大丈夫だ、ということです。言うなればエロのセーフティネット性愛オンブズマン変態コメディアン

■聞き役に徹する包容力

ポインティのところにはそれはもう色んな性癖や体験を抱えた人、あるいはそれを見聞きした人がやって来る訳で、立場も性格も性別もシチュエーションも様々です。

ポインティの素晴らしいところは、投稿者に対する否定をしたり(やんわり叱る時はある)彼自身の思想を出したりすることが一切ないことです。

つまりポインティは、「waidanTV」において、彼自身がどういう立場でいるべきかということをとても良く考えているのだと思います。彼がひとたび「こんな人間は好きで、あんな人間は嫌いで……」と口をこぼしてしまうと、視聴者は以降、彼の振る舞いや言葉の一つ一つにバイアスをかけてしまうようになります。

そうなると、エロジャーナリスト(?)としてのポインティは、その中立性を失ってしまいます。視聴者は都度、まるでその笑顔の裏に、隠された別の黒い何かがあるかのように感じてしまいます。

一人一人の回答に対して、頭ごなしに否定はせず、しかしユーモラスで的確な返しで、彼自身が出しゃばるでもなく、あくまで中心は回答者。控えめに言って隙が無さすぎる

よく考えれば、いち企業の社長が直々に動画に出演して長時間喋るというのは、中々むつかしいことです。重箱の隅を楊枝でほじくるようにして、ポインティの言葉尻を捕らえる人が出てきてもおかしくないハズです。

ただ笑顔でツッコミを入れているだけかと思いきや、その裏、画面の向こうにいる色んな視聴者のことを考えて最適なチョイスをしているのだと考えると、人としての器の大きさを感じずにはいられないのです。
ただのエロいお兄ちゃんの癖に……。

■R18コミュニティなのに荒れない荒らさない

正直言って、「waidanTV」が扱う内容は、当然ながら公序良俗に反しています。実際のところ、YouTubeやインスタグラムではAIのアルゴリズムによって何度もアカウントを凍結させられています。

エロいことを取り扱う媒体というのは、想像して頂ければ分かると思いますが過激で破廉恥なものが多いと感じます。それと何だかいかがわしかったり、胡散臭かったり。

ところがポインティの凄いところは、先に述べた通り、彼の持つ人間力、ひいてはカリスマ性が関係しているのか、コミュニティ全体としては非常に安心で安定した空間を提供できているという部分です。

それもそのはず、彼は株式会社ポインティの代表取締役社長として、社会通念上、倫理道徳上守るべきものを背負った立場にあるからです。要は誰よりも健全にエロいことをしている(しなければならない)わけであり、それでお金を稼いでいるのです。

つまり、ポインティのエロティシズムには、並行して常に客観的妥当性が存在している(していなければならない)のです。彼のエロには信念があるのです。

多くの人が参加していながら、全体の秩序が保たれ、健全な交流の場として機能しているのは、アダルティな界隈では非常に珍しいことです。これは、ポインティ自身の器と、笑顔の裏で彼がとてつもない責任を背負っているからに他ならないでしょう。

■いつでも爽やか笑顔

vaundyに似てる?

どんな強烈な回答が来ても、どんな辛い時でもいつもニコニコ!
ポインティの生い立ちを聞く限り、根底には圧倒的な自己肯定感があります。品性下劣な内容を語らせても何故か爽やかでとっても楽しそうです。動画のいつどんな部分を切り取っても本当にニコニコ。

しかも動画用の作り笑いではなくてポインティ自身の人柄というか、心からの笑みなのがよく分かる。社長の顔が看板になっているのは株式会社ポインティとすしざんまい位じゃないでしょうか。疲れた時くらいは本当に休んで頂きたい。

■おわりに―エロは地球を救うかもしれない

よくよく考えてもみれば、おかしな話です。三大欲求とはよく言ったものですが、食も睡眠も恥ずかしいことではないのに、なぜ性だけはひた隠しにされなくてはならないのでしょうか。その点で、ポインティはビジネスマンとしても、クリエイターとしても、とても良い部分に目を付けたと思います。

昨今はコンプライアンス等も厳しく、アニメ「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけですら下ネタを封殺される始末。

ですが人の時代が続く限り、人々は娯楽としての「waidanTV」そして「純猥談」を求め続けるでしょう。エロのない時代は不幸ですが、エロを必要とする時代はもっと不幸です。

ポインティのようなエロにひたむきな人間がいる、ただそれだけで世界は良い方向に大きく変わっていくと思うのです。

書籍化も順調、制作短編映画も再生数は何百、何千万。地上波も出たし、チャンネル登録者も沢山。今よりもっと沢山の人と猥談が集まったとき、一体どんな化学反応が生まれるのか?集合知としての性愛は、最後にはどのような形となって表れるのか

佐伯ポインティ氏ならびに「株式会社ポインティ」の今後に目が離せません。もしかしたらエロが地球を救う時は本当にすぐそばまで来ているのかも……?

概念が好き。おわり

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