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美術館の街、アムステルダム

1ヶ月の出稼ぎ生活最後の街は、アムステルダム。

空港からいきなり感動!!

電源確保という空港の三大ストレスの一つに、こんなオシャレな解決策が!

チューリップも売ってますw

チーズ屋さんもありましたが、街中で買えばよいので、スルーしました。

時系列が前後しますが、このハブ空港、出国手続きが果てしなく進んでいます。

ノートパソコンも、液体も、全く取り出さなくていいんです!!!!

100ML以上の水のペットボトルですら、出さなくてOK。没収もされません

なんだったんだ、今までのパソコン出せーの、液体はジップロックに入れろーの、は...

もしや、ワインのボトルとかも持ち込みOKだったのかしら... 次回の検討に持ち越しです。

さて、今回の宿は、運河の街ならではのボートをチョイス。

3日間の我が家♪

中はコンパクト。

海に近い運河は、とてもとても静かです。

ハリポタの押入れチックな寝室。

夜には、きぃ、きぃ、と船が傾ぐ音が時折聞こえます。夕暮れ時にはウミネコの声も。小さな室内で頂く食事も、静けさの中で。豊かな時間が流れます。

いちいちオシャレやわあ。

さて、アムステルダムでの目的は、美術館巡り

実はアムステルダムには名画がこれでもか!とあるのです。今回は時間が限られているので、ゴッホとレンブラントに照準を合わせました。

ゴッホ美術館は撮影禁止なので、写真は無し。でも、コレクション的には半日いても足りないくらい。入場制限があった為、最後の2時間枠しか取れなかったのが残念無念。

そして国立美術館。ここ、すごいです。すごすぎます。

一番の目玉は、レンブラントの「夜警」

現在、ウルトラハイテクを駆使して、絵画のスキャンが行われています。レンブラントの筆の運びかたや使用した塗料の調査をしているそうな。

レンブラントコレクションはとても豊富で、どれを見ても信じられないくらいリアル。レースの細やかさ、髪に落ちる朝日、夕焼けの輝き。ほおのふくよかさ、或いはシワの丹念さ。

どんな技術が使われていたのかが分かったところで、それらを再現できる人なんて現れないんじゃないかしら。精緻な筆使いにひたすらうっとり絶句するばかりでした。

人間って、無限の可能性を持っているんだね。

遠くからでもすぐ分かる!笑

国立美術館でもう一つ感動したのが、説明の丁寧さでした。

オランダ史上の有名人物が描かれている場合、その人物の歴史的な意義を説明し、戦争を描いた作品ならば、その戦争が国にとってどんな転換点だったのか等、説明書きが一々懇切丁寧。

国宝を見ながら歴史も学べるなんて、1粒で3度くらい美味しい!

画家本人の解説も時系列に沿って細やかに記載されています。

レンブラントが誰に師事したのか、お師匠の技術のどこに惹かれて師事したのかが、師匠の絵と共に展示されています。

その後にレンブラントの作品が展示され、さらにレンブラントの弟子や彼に影響を受けた後世の画家の作品が展示されます。そちらも、どう影響されたのか、という解説付き。

読み物としても面白い。サービス精神に溢れる美術館でした。

街並みは今なお、昔の絵画に描かれている面影を色濃く残しています。

ここ、さっき歩いた場所っぽい、と思いながら絵画を楽しみ、帰宅時には実際の街を歩きつつ、さっき見た肖像画に描かれていたような、白いじゃばらの襟飾りの人物が同じ道を闊歩するのを妄想するのも、いとたのし。

海洋貿易都市としてのオランダが、どんな国と貿易し、それがどれほどの搾取の歴史だったかも淡々と展示されていたのも興味深い。

中学や高校の遠足でここに来たら、とても有意義な1日になりそうです。

市内にはレンブラントの生家や市立美術館等、まだまだ見所がありまして、時間がいくらあっても足りませんでした。次回に持ち越し!

夜警レンブラント風レゴさんがお見送り。

アムステルダム、また来なくては。

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