【意味の向こう側とは】 闇は光の母シリーズ『ぼく』刊行記念 - 谷川俊太郎さん×合田里美さん×筒井大介さん トークイベント
ぼくは生きていて、することがない
久しぶりの谷川さんイベントでした。
「ぼく」という絵本は、子どもの自死、というテーマを扱っています。だからこそ、その制作過程は繊細で、自分の中に深く潜り込む体験だった、と谷川さんはおっしゃいます。
冒頭から「ぼくは死んだ」と書いているのに、この子が生きているつもりでずっと書いていたから、指摘されるまで(ぼくが)死んでいることに気づかなかった
こう言葉を続けた谷川さんから滲み出す少しの困惑が、印象的でした。
「生きていたくない」と「死