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【身内とは】 大河ドラマ 「鎌倉殿の13人」 第9話

お前はわしと坂東なら、どちらを取る?

義時、四方八方の調整に追わるるの回でした。

「竹馬に全力で挑んでいた」じさまの命乞いをする為、夜道を急いで味方を追い越さねばならないし、救い出した八重ちゃんとお姉ちゃんの仲も仲裁せねばならなくなる。

深さを見せつけたいような懐、持っていませんから

なんて言いつつ、目の届く範囲に置いておこうと判断した政子の、八重ちゃんとのタイマンでの目の座りようが怖い。こんな人、恋敵にしたくない。それに動じていない八重ちゃんも凄いし、さらに言うなら、身分のことなぞどこふく風で、恋敵を目で殺しかねない亀の前ちゃんも凄い。この人たちには絶対勝てない。

その直後、義時によって甲斐源氏との間が取りもたれるも、飲み会の席には入れて貰えず外で待機。さらに翌晩、鳥たちの助けを経て朝廷軍に対する勝機をつかんだかと思ったのも束の間、坂東武者らに兵糧不足を訴えられることとなる。

後方部隊の大切さは、この何千年も後、銀河帝国との決戦に挑んだ自由惑星同盟の上層部の方々も痛感することになるのです。彼らも「鎌倉殿の13人」を見てま何度けば良かったのに。きっとヤンは見ていただろうよ、古い戦争の記録として。笑

義時は、結局最初から最後まで、自分のためには殆ど動かず仕舞い。この人が、この人の心のままに動こうと決めるのは、いつ頃なのだろう。

これだけ義時が動いていても、結局引き返すこととなる頼朝軍。

最後に頼朝が義時に投げかけたのが冒頭の一言。答えられない義時に、坂東に本当の味方はいないと悟る頼朝。

そんな空気を読んだのか、パーフェクトなタイミングで颯爽と登場する義経!!

そりゃ、頼朝も重用するわ、したくもなるわ。やっぱり実の兄弟しか味方はおらん!って転びたくもなるわ!

そんな兄弟の間には、一体どのタイミングからヒビが入っていくのだろう。後白河法皇はどう焚きつけていくのだろう。

そして...

当たり前ではないですか。身内なんだから

おまいう!!!と突っ伏しそうになった一言でした。

「ハンガーゲーム」も「バトルロワイヤル」も、殺している相手は全員他人同士だったけれど、これから始まるデスマッチはほぼほぼ親族同士の殺し合い。

コミカルな間に笑い溜めをしておこう、と心に誓った回でした。

明日も良い日に。

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