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だからエンタがやめられない

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感激の観劇備忘録。だってエンタが好きなんです
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記事一覧

【ガチャとは】 舞台 「球体の球体」

https://www.umegei.com/kyutai-no-kyutai/ 劇場に入ると「????の作品を展示しております…

いしまるゆき
16時間前
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【身体とは】 ⅲZØ新作公演 「HOMEostasis Transistasis」

変わりたい、変われない、変わらない。 年齢を重ねれば重ねるほど、変われない自分に辟易する…

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【創造のタネとは】 鈴木康広展 「ただ今発見しています」

「台風一過の青い空」を、「台風一家の青い空」だとかなり長い間思い込んでいた。そうか、台風…

いしまるゆき
1か月前
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【歌舞伎者とは】 劇団☆新感線 「バサラオ」 2回目

顔面の良さ、という一点突破で執権も帝も倒してのし上がっていく男の物語。生田斗真くんだから…

いしまるゆき
1か月前
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【集合的無意識とは】 劇団イキウメ 「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」

つい最近、テッド・チャンの「あなたの人生の物語」を読み直した。「メッセージ」という題名で…

いしまるゆき
1か月前
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【狂い桜とは】 劇団☆新感線 「バサラオ」 1回目

こちらで触れた「福岡での用事」とは、この「光」を浴びることでありました。 そんな話だとは…

いしまるゆき
1か月前
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【悼みとは】 ライブ 「Kay-Ta Crypto String Society」@Jz Brat

歳を重ねることは、生者の務めのように感じる時がある。幸せになることが子どもの義務だと感じるのと似ている。 自分が幸せであることを、願ってくれている。あの人も、この人も。思いがけないほど、多くの人が。 自分がやりたいことをやって大丈夫、というまいちゃんからのメッセージが、Kay-Taさんを通して改めて、届いた。 ライブ前半のセットリストは、西海岸meets歌謡曲を感じる選曲だった。どこまでも続く海岸沿いを軽快なスピードでドライブしていく。その間、色々な景色がバビューンと通

【あの背中とは】 映画 「ルックバック」

人は1人で産まれて、1人で死ぬ。 そして、その間に続く「人生」とやら言う時間の大半を費やす…

いしまるゆき
2か月前
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【ちりとてちんとは】 落語 「春風亭一之輔 古今亭文菊 二人会」

二人会が好きだ。 独演会だと、その師匠のワールドにどっぷりと浸れる。師匠の描く街に住む誰…

いしまるゆき
2か月前
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【外道とは】 ゲキシネ 「朧の森に棲む鬼」

いっそ清々しいほどゲスな悪党が主役だった。ゲスでクズでどうしようもなくセクシーな悪党をや…

いしまるゆき
2か月前
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【本物とは】 劇団チョコレートケーキ 「白き山」

「師匠に求めるものは」という問いに対し、斎藤茂吉の弟子、山口茂吉はこう答える。 本物は、…

いしまるゆき
2か月前
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【無関心の罪とは】 映画 「関心領域」

台詞数はそう多くない。ある家族の日常がひたすらに切り取られて流れていく。映像だけ見ていた…

いしまるゆき
2か月前
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【不条理とは】 ナイロン100°C 「江戸時代の思い出」

https://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/nylon49th 1部終わりに登場するこの一言が最高…

いしまるゆき
2か月前
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【(続)物語とは】 宝塚歌劇団星組公演 『BIG FISH (ビッグ・フィッシュ)』

日々がどんなに凡庸に思えても、物語はどこにでも転がっている。それを面白がって生きることができれば、どんな人生も輝いて見える。 ありのままの毎日の事実だけを述べていても、無味乾燥なだけ。だったら多少なりとも物語の力を借りて、明日遭遇するかもしれないドラゴンについて、ワクワクしながら夢を見る。 今、大した能力もなく、凡庸な自分はどう生きればいいのかについて、迷子になっている。 そんな私に、凡庸でもいい、それを精一杯生きる。凡庸ながらにできることをする。誰かの為に。それを続け