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【調停役とは】 大河ドラマ 「鎌倉殿の13人」 第8話
私が間を取り持ちます。
益々多方面で調停役を買って出る義時大活躍の回でした。
「おれはそれほど、佐殿を信じていないんでね」と曰う上総介にも得心させ、「この隙間風、何とかならんか」と言う頼朝の守役の頼み通りに頼朝と豪族の間を温め、誰でも良かった甲斐への使いだった父にはその旨を告げずにうまーく尻を叩き、ラストには、完全に敵方であった梶原景時の取り込みにも成功する。
前は「板挟み感」や「やらされ感」が強かったけれど、いよいよ本格的に、調停役を楽しみ出しているように見える。難解な交渉ほど燃える、的な。
ただし、頼朝の基盤はまだまだ固まったわけではない。お互いに笑顔を向けつつも、腹の探り合いは続いている。
わしが豪族どもの言いなりにはならないことを示す良い機会じゃ
頼朝はまだまだ完全に坂東武者に心を許したわけではない。それを感じさせないように、うまく立ち居振る舞っているだけだ。
わしは佐殿の家人ではない。
「家人」と見られることを嫌う、独立心の高い豪族たちをどう懐柔していくのか。同じく「家人ではない」をキーワードにして、義時も大庭と縁を切る。
高貴な家柄を笠に来て、坂東武者を下に見ている(と感じている)じさまのような人たちの懐にどう頼朝が入っていくか。
こんな心理戦を毎日繰り返していたら、そりゃ、浮気の1つや2つ、したくなって当然だわ(違)
後白河法皇のご乱心と言うことコロコロ変えていくあたりは今後も続くし、上総介は益々芹沢鴨風味マシマシになっているし(重忠が先陣になったことに拗ねるあたりなど、まんま鴨さんちゃいますのん)、「親子の縁は薄く、主人は不慮の私を遂げる」など、頼朝の最期に向けたグランデサイズのフラグを立て、政子と頼朝のラブストーリーで人心を掴んだ瞬間の継母の思いを盛り込んだ挙句に、
ブラック義経まで登場させる。
うー、凄い。
天才の黒い部分と子どもっぽい部分を初っ端から確立させる。よくある義経イメージの悲劇のヒーロー像とは全く違う、土臭くて、ましてや清廉潔白などではない、ADHD風味を感じさせる若造になっている。
義経の最期はどう描いていくのだろう。俄然楽しみになってきた。
そして...
情報量が多すぎて、処理しきれなくなってきた。ヤバイ。おさらいしなきゃ。
明日も良い日に。
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