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耳鳴り潰し101

 前回中止になった夏休み中の学校プール、この日は一時雨の予報もあったがプールの時間帯にはかぶらず。一年生と六年生は同じ時間帯なので、二人を送り出す。するとすぐにインターフォンが鳴り、何か忘れ物かとドアを開けると、娘の彼氏君がいた。
「ココいますか?」
「さっき行ったよ、学校のプール」
 そういえば学校から配られたプリントに「集団登校はありませんが、なるべくご近所のお友達を誘って来てください」的なことが書いてあった。彼氏君は決してご近所さんではないが、誘いに来てくれたのだ。

 対称的に息子の方は「カナちゃん来てなかった」としょんぼりしていた。強制参加ではない。苦手な子や用事のある子は無理に来なくてもいいことになっている。

 恋愛小説集に「森鴎外vs夏目漱石」追加。自分でも書いた記憶があまりない。「耳鳴り潰し」書いて「架空書籍紹介」書いて、子どもたちゆっくり寝てるし何か書こうか、「森さん」を出して……となっていつの間にか書きあがっていた。

 貴志祐介「エンタテインメントの作り方 売れる小説はこう書く」を読み始めた。失礼ながら著者の小説は一冊も読んだことがない。先日読んだ平山瑞穂「エンタメ小説家の失敗学~「売れなければ終わり」の修羅の道~」と対になる本といえる。読んでいるうちに、書いてあることとはほぼ真逆のやり方、取り組み方が自分の好みだと気付かされる。こうして自分のあまり触れていないジャンルについて書かれたものを敢えて読むことによって、自分の「好き」「在り方」といったものを確認できることもある。自分の好む世界だけに閉じこもっていては、逆に自分の姿を見失う。

 先日、子どもたち二人ともデイ・サービスの日で、自分の時間がたっぷり取れる日にほとんど何も進まなかったように、時間があれば創作が進むというわけではない。早朝二時間に固めてやって、後は隙間時間に雑務や編集者的なことを進めた方が良さそうだ。

 たとえばこの「耳鳴り潰し」はとにかく何か書き始める、という事に最適な形である。流れで「架空書籍紹介」を書き、その後何かしらの続きものを1500文字分程度書く(15分で500文字を3回のイメージ)。といった形で積み重ねていくのはどうだろう。

 あと短歌に生成画像を添えるとか、反対に生成画像から短歌を連想する、といった形式も考えている。

「ウルトラマンジード」22話まで観た。悪役を支援していたルポライターが、助けてあげた悪役に殺されていた。次回はいよいよ息子が大好きな「ウルトラマンベリアルアトロシアス」の出てくる回だ。

 詳細を聞いたけれどここでそれを書きすぎるのもどうかと思うので書かないが、娘の初デートは楽しかったとのこと。
「かわいいなー、って言いたいけど言えないでいる」らしい。


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