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あいみょん「マリーゴールド」の歌詞から学ぶ、自己肯定感の高め方!

こんにちは、森憲一です。
今日は歌詞です!
歌詞から学ぶシリーズ!!!

あいみょん「マリーゴールド」に学ぶ、自己肯定感を高める方法!!!
スゴイでしょ!?
何故、あいみょんの「マリーゴールド」を聴くと、自己肯定感が上がっちゃうのか?
では、早速行ってみましょう!

さて、マリーゴールドですが
2019年のアップルミュージックチャートでは、第1位!
同じく2019年のビルボードジャパンランキングでは、第2位!
ちなみに1位は米津玄師の「Lemmon」でした。
いやー、大ヒット曲ですね!

1970年代生まれの僕たちにとっても、何だか懐かしい感じのするメロディーで、
ノスタルジーな雰囲気が漂っている、そんな気がする曲です。

あいみょん本人もインタビューで語ってるけど、
私の歌詞は、いろんな解釈をして欲しい!と、そんな風に思って作ってるらしい。
だから、マリーゴールドって曲も、自分では「幸せな二人の唄」というつもりで書いたらしいんだけど、でも、解釈なんてそれだけじゃなくていいし、むしろ、色んな人が、色んな解釈をして、楽しんで欲しい!って、インタビューで言ってました。

そういう観点で歌詞をみると、確かに現在進行形の幸せな恋愛にも感じられる反面、若かりし頃の恋愛を思い出しながら、切なくも淡い想い出を綴った唄、という風にも感じられる。

この歌詞には時制を感じない。時制ね。

明確に過去形で語られる語尾は一切ない。

かと言って、現在進行形で語られているような、そういう表現でもないわけ。
そう、歌詞をよーく見てみると分かるんだけど、文法的にはかなり曖昧なの。だから、現在進行形のようにも感じられるし、過去形のようにも感じられる。
なのに、つまり現在進行形でもなければ、過去形でもないのに、不思議と、懐かしさとか、ノスタルジーを感じさせられる、そういう曲に仕上がってる。
歌詞に過去形がないのに、です。
ここがスゴい!と思うわけです。

ちょっと、詳しく歌詞を見ていきましょう!

麦わらの帽子の君が
揺れたマリーゴールドに似てる
あれは空がまだ青い夏のこと
懐かしいと笑えたあの日の恋
この部分だけを聴くと、何だか過去のことのようにも感じるんだけど、でもこの次の歌詞!

「もう離れないで」と
泣きそうな目で見つめる君を
雲のような優しさでそっとぎゅっと
抱きしめて 抱きしめて 離さない
この部分を聴くと、え?!やっぱりこれは、現在の話なのかな?!
みたいな感じになる。

あいみょん、もしかして、あえて過去とか現在とか限定しないようにしたのか?!
あえて、時空を超越しようとしたのか?!

だったら、スゴい!って思う。
過去の恋の切なさとか、現在の恋の嬉しさとかに、敢えて!限定しないことで、「なんか懐かしい!」っていう「ノスタルジー」の感情だけを残してるんだとすると、スゴい!って思うわけ。
だってね、過去の恋の話にしちゃったら、懐かしさよりも切なさの感情が強くなっちゃうし、
現在進行形の幸せな恋の話にしちゃったら、当たり前だけど、懐かしさとか、ノスタルジーなんていう感じは、なくなっちゃうもんね。
それを、敢えて過去だか現在だかを曖昧にすることで、恋の歌なんだけど、ノスタルジーを感じさせる歌詞にしてるとしたら、スゴくない?!
スゴイよ、あいみょん、天才じゃん!って思ったわけ、僕はね。

じゃあ、何で、これがスゴイのか?!
実は!!!
ノスタルジーを感じると、人は前向きになりやすい、ネガティブからポジティブへと感情が変わりやすい!っていう、脳科学の研究結果が出てるからです!

名古屋大学の川口潤っていう先生は、こんな風に言っています。

人間が、なつかしさを感じやすいのは少しネガティブな気分のときで、なつかしさを感じた後は、逆に少しポジティブな気分に変わることがわかっています。また、なつかしいと感じるときは、ほかの人に支えられているという「社会的つながり」を感じる度合いが高くなる、という結果もあります。つまり、なつかしさには気分をうまく調節したり、人との絆を深めたりする役割があるのです。
ノスタルジー、スゴくない?!
っていうか、あいみょんってすげ〜って思ったわけです。

つまりね!

聴く人をポジティブにさせる効果を、敢えて狙ってるんだとすると、あいみょんスゴい!って思ったわけ。
ま、多分、そこまでは考えてないのかもしれないけど、でも、無意識だったとしても、結果的にスゴくない?!

でね。
さらに、ノスタルジーについて、色々と調べてたら、こんな記事もあった。

アメリカのノースダコタ州立大学の心理学者であるクレイ・ラウトリッジ(Clay Routledge)とイギリスのサウサンプトン大学の研究グループによると、
ノスタルジーは過去や現在の哀しみや孤独感から立ち直るのに役立つだけでなく、未来に起こる不幸に対する免疫や抵抗力がつくってことも分かっているそうです。
研究者は、「ノスタルジーとは、自己の肯定である」とまで言ってるんです!

いやー、ノスタルジーって、スゴイよね。
ノスタルジーの感情が、自己肯定感を高めちゃうんだもんねー!
っていうか、マリーゴールド、スゴい!あいみょん天才!だよね。

初めてアコースティックギターを持った中学生の頃から、あいみょんがカバーしてたのが、尾崎豊とか、スピッツとかだったらしいし、あいみょんをデビューさせたプロデューサーの鈴木竜馬さんは、こんな風に言ってる。

テクニカルな話をすると、今の日本で主流の楽曲のテンポは、本来、日本人に合うテンポよりも少し速いんです。それに対して、あいみょんの曲は、テンポをレイドバックさせて、あ、レイドバックっていうのは、まぁ簡単に言っちゃうと、ちょっとテンポダウンさせて、ゆったりと大きなリズムで、っていう感じかなー、まぁ、それで、音楽的にも、80年代や90年代に多かったニューミュージックや歌謡曲のテイストを入れて、歌いやすい曲に仕上げてる。
なるほどー!って感じですねー。
だから、なんだか懐かしい感じがするのかもしれませんね。

3枚目のシングル「君はロックを聴かない」とか、映画クレヨンしんちゃんの主題歌「ハルノヒ」とか、「裸の心」とか、「空の青さを知る人よ」とかね。
あいみょんの曲には、懐かしさを感じさせてくれる曲がたくさんある。
そして、歌詞的にも、かなり深い!って感じる曲もたくさんあるので、今度また紹介しますね!

まぁ、とにかく、マリーゴールドってスゴい!
恐るべし!あいみょん!!!って感じですね。

皆さんも是非!
マリーゴールドを聴いて、自己肯定感を高めて欲しいと思います!!!

それでは、また!
森憲一でした!

◆動画はこちら↓


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