セクシャルマイノリティ?自分は何者なの?①




こんばんは、ラムネです!


今回は私が自分自身のセクシャルと向き合ってきた
過程を綴っていきたいと思います。




その中で
私自身も誤った理解をしていた
LGBTQ+に関する情報や
私が同性愛者として苦しんだこと
私が出会った素敵な人々の生き方等
色んな価値観を知って貰えるかと思います。




そして少しでも誰かの世界が広がる
きっかけになれば幸いです。




今回は高校生の頃の心境からです。


※同性愛を否定する表現が多いですが
当時の私の誤った認識なので
不愉快に思われた方は申し訳ございません。 







私が初めて性への違和感について
きちんと調べたのは中学校を卒業した時だった。



家にパソコンが無くて調べ物が出来なかったが
高校生になってやっと携帯を手に入れたからだ。



その時は自分の性的指向(好きになる性)は
まだ分かっていなかった。
とりあえず女である自分が嫌でたまらなかった。



確か「男の子になりたい」とか
適当に検索したんだと思う。



すると「性同一性障害」という言葉が出てきた。
この時のことはハッキリと覚えている。






「え、自分は病気なんだ」


「やっぱりおかしいんだどうしよう」





その画面を見てすぐにsafariを閉じた。
それだけ知って怖くなった。
それ以上調べようとしなかった。
だから高校生の間LGBTQについて殆ど知らなかった。

(ネットの情報は間違ったことも多いので
私みたいに鵜呑みにしないよう気をつけましょう)

※性同一性障害は過去に精神病として
扱われていましたが、精神的な病気でも
身体的な病気でも、病気でもありません。





交際した方もいたけど
お互いにLGBTについて知らなかったし
当時は今ほどLGBTQという言葉が知られていなかった



当時のことはもうあまり覚えていない
幸せな時間は確かにあったはずだけど
自分も相手もかなりしんどかったと思う



私は当時自分が何者か分からなかった
それどころか病気だと間違った認識のままだった
だから全く自信がなかった



自分は自身の性別に違和感があり
男の子になりたかった
だから女の子を好きになるのかもしれない。


だけど恋人は性別に違和感を感じていなかった。
心も体も女の子として生きていた。
じゃあなんで自分と居てくれるんだろう。




「自分のせいで変な方へ
   連れてきてしまったんじゃないか」


そんな気持ちがいつもあった。





当時は同性愛がおかしいと思っていたから
自分だけがおかしいと思っていたから。





恋人は気持ちを伝えてくれているのに
私は心のどこかでいつも思っていた。



「この人は自分とは違う。
いつか男の人がいいと思うだろうな。」



今考えると最低だと思う。







「絶対に周りにバレてはいけない」
と思いながら過ごしていた。
皆と一緒にいる時は友達として振舞っていた。



自分にとって特別な人の存在を
周りの人に隠すのは想像以上に辛かった。



恋人が皆から好きな男子が居ないのかとか
男子と噂話を立てられても
自分もその人も我慢して嘘をついた。


仕方がないとは分かっていてもお互い辛かった。





堂々と好きな人のことを話せない
「居ない」と否定しなければならなかった
皆が当たり前にしている事ができなかった。



いつも羨ましかった。
なんで「普通」じゃないんだろう。






だけど当時の私は
周りの人に知って欲しいという気持ちより
皆に嫌われたくないという気持ちが強かった
受け入れてもらえるなど考えもしなかったから。





同性愛がおかしいものなんだと思っていた
周りや社会が悪かったんじゃない
自分が1番自分のことが受け入れられなかった。
普通じゃない自分が嫌だった。








こんな風に高校生の頃の私には
今のようにカミングアウトするかしないか
そんな選択肢は自分の中には存在しなかった。




「絶対にバレちゃいけない」


それ一択だった。




自分が何者か、セクシャルどうのこうのではない
とにかく自分を否定し続けていた。




だが、運がいいことに
幼少期から高校卒業まで、
私の頭の中の9割はスポーツでいっぱいだった。



夢中になれるものがあったから
こんなに自分が嫌いでも
性別に関して向き合う時間がそれほどなかった。




ただ自分は普通じゃないと頭の片隅に置いて
放置させていた。





そしてそんな感じで大学生になった。



続く。

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