虎とコブラと寛容性〜インドネシア〜
『テスカトリポカ』にこのようなくだりがある。メキシコの麻薬マフィアの一員がインドネシアで再起を図るために「キングコブラのサテ(焼き串)」を露店で売るというものだ。そこに集まる怪しげな人達から、裏社会への入口を手繰り寄せ、マフィアは闇臓器売買ビジネスへと手を染めていくのだが、それは小説の話。
ジャカルタに駐在しているR先輩に会いに行く。正確に言うと、去年もモンゴル旅行へ同行したG先輩が同期であるR先輩に会いに行くところへ同行させてもらう。というのが、今回の海外旅行の方便である