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1回目のどん底で得たものとは、

僕は自分でこれは人生のどん底だと思う経験を2回している。
今回が2回目で、1回目は26歳の時。

今日は、その1回目のどん底で僕が得たものを記事にしていこうと思う。




どん底の定義


まず僕の話しをする前に、「どん底」の定義を先に言語化しておきたいと思う。
僕が考える「どん底」とは、今まで当たり前にあったものを、
急に失い、失意に見舞われ、先が見えず人生に希望を見出せない時だと考えている。
どん底を僕はこのように捉えている前提で話を聞いてもらいたい。

どん底で得るものなんてあるのか


どん底って誰もが経験したくないものだし、しなくてもいいものだと僕は思う。なぜならシンプルに辛いから笑
その人にとってとんでもなく辛いことが起きる。だからどん底なのだ。

でも充実な人生を送るためには、幸せな人生を送るためには、必要なことだと思っている。

そんなどん底で得るものなんてあるのか。
僕の答えは、得るものはある。むしろ後々この経験がなかったら、
今の自分はいないと思えるようなものを得られると思う。

1回目のどん底

前置きが長くなってしまってもよくないので、
僕の1回目のどん底の話をしていきたいと思う。

僕がコンサルタントに転職する前の会社で、
営業として勤めていた時のことである。

仕事に充実感を感じれず、なんとなく会社に行って
可もなく、不可もなくなんとなく業務をして退社する。
そんな毎日を送っていた。
私のいた会社は東京にオフィスがあるのみで、
支社などはない。いわゆるベンチャー企業だ。

そんな会社で私は、いきなり転勤を言い渡された。
え?支社もないのに転勤?どういうこと?
私の頭は、はてなでいっぱいだった。

話を聞けば、熊本に住み込みで1人で九州を営業してほしいとのことだった。
今思えば、事実上の左遷だ。

そんな仕打ちをしてきた会社を辞めようと思った。
でもやめるにもやめられなかった。なぜなら、それまで目立った結果を出していたわけでもないので、
転職活動をしても雇ってもらえる自信がなかったし、
何より勇気がでなかったからだ。

会社を辞めることもできず、僕は渋々熊本に住むことにした。


人生に対して失望

僕は今まで恥ずかしながら、
25歳になるまで、本当に友人と遊ぶことが思考の大半を占めていた。
遊ぶことしか考えてなかったのだ。

大した結果を出してるわけでもないのに定時に退社する。
今思えば、そんな態度を見かねた社長が僕に救いの手を差し伸べるための修行のようなものを与えてくれたのかもしれない。

そんなこんなしているうちに熊本に住み始め、初めて首都圏から出て生活することになる。
今までは近くに友人などもいたので、悩みを相談したりもできたが、
九州は違う。

僕にとって縁もゆかりもない土地だ。
知り合いも一人もいない。私は絶望していた。
これからどうなってしまうのか不安で仕方なかった。
本当に人生終わったと思った。


どん底

1ヶ月くらい、そんなことを色々考えていた。
今まで嫌なことがあったら、一緒にいてくれた友人もいない。
相談できる先輩もいない。
助けてくれる人もいない。
環境が変わると人間こんなに不安になるのかとも思った。

でもこんな状況になっているのは、すべて自分のせい。
わかってはいるけど、どこか自分の中で会社のせいにする気持ちがあったのかもしれない。
そもそも人生に起こることすべては自分のせい。
もちろん外部環境がどうだとか、
あの日が〜とか、上司が〜とか、人それぞれあると思う。

でもそこにいる選択をしているのは、紛れもなく自分であり、
それを変えたいのであれば、当たり前だけど、行動するしかない。

今まで自責思考という言葉は知っていたけど、
本当に自分が自責でものごとを捉えることができるようになったのは、
この経験からだと思う。

またこのどん底から立ち上がるために本当に人生でやりたいことを見つけた。
今の自分ができるできないを抜きにして考えて、どう生きていきたいか、真剣に考えた。
これからも嫌なことから逃げて、遊んで生きていくのか、
仕事に充実感を見つけるのか、お金に比重をおくのか、本当に色々考えたと思う。
遊んでいきていくというのは、悪いとは思わないし、
本気で遊んで生きていくなら、それなりの努力も必要かと思う。

でも僕は遊ぶために努力はできないと思った。だから本当の意味で人の役に立つことで充実感を得たいと思った。

気持ち悪いと思う笑
僕もこの経験をする前までは、「人の役に立ちたいです」とか
「社会に貢献したいです」とかいってる人をほんとにそんなこと思ってる人いるわけないだろ、と違和感のようなものを覚えていた。

でも人間本当にどん底に落ちて自分を見つめると、
人生の本当の充実感って人の役に立つことなんじゃないかって思い始める。
ほら、人に何か奢ったりする時って、奢ってる人の方が気持ちいいってよくいうじゃないですか。
なんかそんな感じの気持ちに近い気がする。上手く言語化できませんが、、


そんな感じで僕は自分が充実感を得たいから、
人の役に立ちたいと心から思うようになったわけです。
正直なやつでしょ笑
自分のためなんです笑

でもやっぱり人に喜んでもらうのは、嬉しいし、喜んでもらえる人間になりたいと思う。

話は飛びましたが、僕はそこから祖父が会社を経営していたこともあり、
コンサルタントに転職することを目標に頑張るわけです。

まとめると、このどん底の経験で僕は、2つ大きなものを得ることになりました。
1つ目は、自責思考。自分の周りに起こること全ては、自分の責任であり、自分が原因であるということ。たとえそうでなくてもそう思った方がいいということ。
2つ目は、目標です。本当にやりたいことを見つけた。
目標を生きるためのエンジンのようなものだと思います。
コンサルタントになるまで3年ほどかかりましたが、
実際この経験がなかったら、今の僕はいないと断言できます。

だから今のどん底も気持ち的には落ち込みましたが、
何を得られるのか楽しみなわけです。







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