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効率良い英語学習法の追求 plus 推奨サイト

米留学前は英検2級を3度受けても不合格。留学中から米の主要紙に記事を書き、帰国後は欧米メディアの特派員をしている。フルタイムで働きながら、大学院留学を目指していたので、常に効率の良い勉強法を心がけていた。

大学の英文科を卒業後も英検2級を受からず、英検は肌に合わないとあきらめ、それより、留学のためのTOEFL対策に力を入れた。留学後、英検1級「成績優秀者」で合格。 

日本では多くの人が英語のために何回も授業料を払わなくてはならない。効率がとても悪い。中学校や高校の英語では役不足で、「受験英語」のために塾や予備校での授業料、私立の高校や大学に通うと、そこでももちろん授業料。「英会話」でまた授業料を払う人もいる。そのうえ、自分で本を買って学ぶ人も少なくない。書店に行くと、文法書や、英会話の上達のための本、英検対策、TOEIC対策の書などなどが所狭しと並んでいる。あまりにも多すぎてどれを選んでいいかわからない。とは言うものの、英検やTOEICを受けるのであれば、ある程度過去問をやっておいた方がいいのだが(受験料も高いし)。 

リスニング ― 大学卒業後、TOEFLを初めて受けたとき、リスニングがあまりにも速すぎて、今、どの問題をやっているのかわからなかった!そんなレベルだった。日本では、文法問題は得意だが、リスニングで苦しむ人が多いと思う(それは学校での英語教育が問題)。リスニング対策はボキャブラリーを増やすことと自分自身の発音を良くすること。イントネーションを大げさなくらいに気をつけて英文を読んでみる。自分が話す英語を録音し、ネイティブと比較しながら、発音、イントネーション、リズムを少しずつ直していくことは最も効果のある方法だと思う。今なら、インターネットでいくらでもそのようなサイトを見つけることができる。 

もう10年ほど前、英語学習のために、オバマ大統領のスピーチのCDがかなり売れたりしたことがあったが、不思議に思った。アメリカ政治やアメリカ社会に関してある程度理解していないと難しく、それほど意味がない、身につかないと思ったからだ。 

英語を学んでいると、欧米の雑誌や新聞が教材になっていたり、あるいは、定期的に読むことを勧められる。大切なことは、自分が得意であったり、興味がある分野、人物、テーマ(例えば、アート、サイエンス、ファッションなど)に関して書かれたものを、まず読んだり、聞いたりすることがいいと思う。なぜなら、ある程度の知識をすでに持っているので、理解しやすい。わからない単語が出てきても、前後の文脈から「こんな意味ではないか」と推測しやすい。リスニングが上達すると、今まで以上に聞きとれるので、よけい楽しくなる。 

英語を学ぶための推奨サイト

米国でジャーナリズムを学び、米メディアで仕事をしているため、必然的に米メディアのものが多い。ここ数年、米国では続々とPodcastsが登場している。Podcastもテレビもラジオもトランスクリプトがあるものがいいと思う。聞き取りにくい場合、何を話しているか、確認できるからだ。興味深い内容のものが多いので、知的好奇心を刺激されると思う。 

PBS News Hour
米公共放送の報道番組 ― 視聴率は1%ほどと言われているが、影響力がとても強い番組。ほとんどすべてトランスクリプトあり。政治、経済、社会、国際、教育、アートなどに関連するニュースを報道。もちろん、Japanで検索すると、日本に関するニュースがでてくる。Podcast あり。

National Public Radio
その名のとおり、米公共ラジオ局、 すべてではないが、トランスクリプト付きのものは多い。Podcast たくさんあり。
個人的にはALL THINGS CONSIDERED を気に入っている。

New York Times podcasts も無料
大人気のThe Daily、その他、Sway, The Ezra Klein Show などがいいと思う。トランスクリプトあり。

PBS Frontline
米国でナンバーワンの一つと考えられている報道番組。それぞれのvideo をクリックすると、ビデオの下にトランスクリプトへのリンクを見つけることができる。視聴不可なものもあり。

上記はUSのプログラムばかりなので、UKのものも下記に、参考までに。
The Guardian podcast - “Today in Focus” (トランスクリプト見つからない)

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