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旅する絵本♡工房 by emilab とは

ここは、本屋さんでも、図書館でもない

ガラス越しに見える中の様子は、絵本が棚にずらっと並んでいるので、ここは本屋さん?それとも図書館?と思われるかもしれません。数百冊の絵本が常時、置かれていて、気になる絵本を自由に閲覧することができます。しかし、その本は買うことも、借りることもできません。できるのは、『旅する絵本♡』という新たな社会実験に参加することなのです。

絵本を活用したシェアリング・エコノミー

『旅する絵本♡』というのは、えほん未来ラボ(えみラボ)が始めたシェアリング・エコノミーの社会実験で、一冊の絵本が、「旅するように」人から人へと手渡されて行くというものです。絵本は、ひとたび旅に出てしまったら、元の場所に戻って来くることなく、ずっと旅をし続けて良いのです。

旅の途中で、人は互いによみきかせをしてみたり、感想を語り合ったり、その絵本を楽しんでもらいたいと思います。思い出話で心が温まったり、絵本に新たな発見があったり、ワクワクが生れることもあるでしょう。

つまり、モノとしての絵本が移動するだけでなく、絵本を通じて、人と人がつながっていく、共感社会(コミュニティ)構築の社会実験でもあるのです。



受け取るよろこび、手渡す楽しみ

この社会実験は、2019年12月にスタートしましたが、これまでに約1500冊の絵本が、全国各地を旅しています。『旅する絵本♡』には、図書カードのような台帳が付属していますが、絵本を受け取った人は、そこに感想を書いていきます。そして、次の誰かにまた渡していくのです。

カードを見ると、絵本が旅してきたいろんな人たちに(顔も知らないけれども)思いを馳せたりできるのです。誰かから絵本を受け取るよろこび、そして、誰かに手渡していく楽しみをたくさんの方に感じていただいています。

旅する絵本♡工房は、この新しい絵本の流通のしくみを広げて行く拠点として、2021年4月23日(サンジョルディの日)に東京・巣鴨に誕生しました。旅する絵本♡に参加することで、ディスプレイされた絵本を『旅する絵本♡』仕様に装丁し、持って帰ることができるのです。

次に旅リレーいただくまでの間、ご自身やご家族、友人知人としばし『旅する絵本♡」を楽しんでいただきたく思います。

工房は、わずか3坪の限られたスペースではありますが、夢と志はでっかく掲げて、『旅する絵本♡』を通じて、たくさんのワクワクを世の中に生み出していきたいと考えています。

【工房で、旅する絵本♡に参加してくださったみなさん】

【工房インフォメーション】

・旅する絵本♡への参加費 500円〜
・オープン日は不定期。(事前にWEBページでご確認ください)  https://ehonmirai-lab.org/challenge-project/atelier/

・〒170-0002 東京都豊島区巣鴨5丁目51-3-101(ラ・セゾン・プランタン巣鴨)
都電荒川線(さくらトラム)「西ヶ原四丁目」または「新庚申塚」より徒歩2~3分、都営地下鉄三田線「西巣鴨」A4出口より徒歩5分、JR山手線「巣鴨」より徒歩15分。お岩通り商店会通り沿い 4階建ての白い建物1F部分


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