妊娠中期から産休まで 妊婦記録vol.3
⬛︎はじめに
妊娠の思い出を記録しています。
これまでの思い出については下記のマガジンよりご覧下さい。
⬛︎妊娠中期から産休まで
妊娠中期の思い出と言えば、戌の日、マタニティ旅行、妊娠を職場の人へ伝えること、仕事収めの4つかな。
(体調に関して、ありがたいことに健康妊婦だったのでそんなに悩むことはなかった。)
⚫まずは戌の日について。
安産祈願をするらしい。
なぜ戌かというと、わんちゃんは安産の象徴だから!
夫の実家は遠方のため、私の両親と私たち夫婦の4人で祈祷をしてもらった。
下調べをしてこなかった夫に、犬の真似をしてわんわん吠える必要があると伝えたら、割と信じていて面白かった。
鮑を食べにレストランへ行った!
なんというかこういう行事を大切にしてくれる家族がいるのは幸せなことだなぁと思う。
(この頃から腹帯をしなくてはいけないらしいが、どうしてもこれの必要性が分からず全然つけなかった笑 邪魔だし!腹を布切れで守れるかい?!と思った。)
⚫マタニティ旅行、またの名を、マタ旅は2回!
元々旅行大好き夫婦だったから、張り切って計画した。
いつもより良いお宿に2回とも泊まった。
1回目は和歌山の南紀白浜へ!
お城みたいなホテルとパンダを目当てに!
2回目は長野の安曇野へ!
長野はとても好きなので、私の希望で♪
夫は我儘?!や要望を伝えるとそれを遂行する努力をしてくれる。
美味しいご飯を食べれて幸せだった!
(とはいえ、ホテルのビュッフェでローストビーフを2枚食べたことをずっと後悔したので、めちゃくちゃ反省している。)
⚫産休を職場の人に伝えることは、私にとってはすごくストレスだった。
職場の人が、きついことや嫌味を言うとは思えなかったけど、そもそもこんなプライベートな話をしなくてはならないのも嫌だし、すみません…といちいち謝るのも正直ストレスだった。言い方大丈夫かな?など後からうじうじしてしまったし。
職場の多くの方は、優しく受け取め、あたたかい言葉や気遣いをくれたので、私のネガティブ、被害妄想、ひねくれが原因ですね。
それから、愛する生徒ちゃんたちへのカミングアウトもドキドキでした。
高校生というのはすごくよく人を見ていて、何人かから安定期前から「もしかして?」と聞かれていた。
私がワンピースをよく着ていたから…というのもあるけど!
その時に嘘をつくのは違うから、まだみんなには言わないでねと伝えた上で話をした。
高校生なので、「先生年度途中でいなくならないでー!ひどい!」という反応よりは、「おめでとうー!すごい」と、めちゃくちゃ素直に喜んでくれた。
友人も含めて、大人たちは、色々私の気持ちも考えて、落ち着いて、おめでとうと言うに留めていたようだったから、素直な歓喜を込めた大騒ぎな祝福の言葉は生徒たちが1番かけてくれたように思う。
廊下ですれ違う時に、「お腹大きくなったね〜」とぱあっと笑顔で寄ってくる女の生徒ちゃんの可愛さを皆さんに自慢したいくらい!
担任をしていた生徒たちには、泣きながら、伝えた。卒業までみられないのが、悲しいよ〜と。
いつものことながら、私との温度差に若干引いていた子もいたかもしれない笑
しかし、話した後に、おめでとーと言ってくれる子や掃除なんかで重いものを代わりに運んでくれる子もいて、とてもとても嬉しく可愛かった。
産休までは夏休みを挟んでいたが、色々と忙しかった。仕事をできる限り片付けたい!という思いが強かった。
またクラスの問題を副担任の先生に残したくないと言う思いも…。
結果的に荒れまくりのクラスでしたが笑
その間にまたストレスとなったのが、代わりの講師が見つからない問題だった。
そうなると私が担当していた授業は、同じ教科の先生たちが被ることになる…。
私が怒る権利はないけれど、かなりはやく産休のことは伝えていたのに、なんとかならなかったのか…と落ちこんだ。
また、そのことを話す管理職の発言が気になった。
・みんな負担が増えることを理解してくれる。
・元々、この学校は授業数少ないから。他の学校は補習とか多いし。
・戻ってから、頑張ってください。
・生徒のことを思うと、中途半端な時期に新しい先生が来るより、安心して授業できると思う。
果たしてそうなのか?と色々思うところがあった。楽観的だし!
少ない時間なら講師として来てくれる先生もいたらしいが、時間割を決めるのが厄介だから断ったんじゃないか…と推測される出来事もあった。
公立の教員になったのに…。補充がないだなんて。
実はこのことで私の知らぬところで、授業数について同じ教科の先生同士でトラブルがあったらしい…。負担に差がある!と。
直接、私に言ってくるというよりは、私と同じで管理職への不満!のようだったが、とんでもなく気になった。
とはいえ、とにかく夏休み明けて、産休まではバタバタと仕事をこなした。
⚫最後に仕事納めについて。
最終出勤日は、問題を起こしてばかりの生徒たちからサプライズで少し早い卒業ムービーや色紙をもらって、めちゃくちゃめちゃくちゃ泣いた。
わんわん泣いた。
導いたり、管理したりすることがとんでもなく苦手な先生だったけど、たくさんの愛を伝えることが、私はどうやら得意なようでした。
長期的に見た時に、そんな愛情が、皆の人生の役に立ったら良いなと思った。
例の優しい同僚の先生からは
「妊娠がわかった時にとても嬉しかった」
「私の教育方針についてお世辞抜きに感動することが多かった」
などのあたたかな言葉を頂いて、職員室でも泣いた笑
いつも仲良くしてた同僚たちとも送別会?して、楽しんだ。
安定期に入ってから焼肉からの2時までカラオケしたりしてた♪
(関係ないけど、社会人になってから圧倒的に男の人の方が職場に多くて、不思議なことに異性の同僚のほうが仲良くなりやすい。
学生時代は、やれ恋バナや女子会に勤しんでいたのに)
愛をたくさん感じる仕事納めだった。
⬛︎振り返り感想
私は体調が良かったし、担任をしていたので、とにかく仕事に全力を注いだ日々だったなぁと思った。
ただ、産休までの仕事の引き続きで抱えるストレスは女性の生き方という面で問題が多々あると今は思っている。
恵まれた環境だと個人的には感謝しています。
大変な思いをされている方も多いと思う…。
そういったことが解決しないと、少子化対策にはならないだろうと感じた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?