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はじめての出産、助産院で迎えることにした理由

予定日まで、1週間をきったところで自身の妊娠生活を振り返っています。
下記のnoteに記事がありますので良ければご覧下さい。

⬛︎はじめに


今回は、助産院で出産をすることにした理由について書いていきます。
まず助産院とは?(正式名称は助産所のよう)

助産所は、助産師を施設の責任者とする医療法で定められた施設です。 緊急時の対応などについては、嘱託医療機関と連携することで安全な助産ケアを提供しています。

日本助産師会HPより

要は、医者がおらず医療行為ができないが、助産師さんの元で出産できる場所。
全てがそうなのか、分からないけれど、「妊婦の希望を尊重したお産」「自然なお産」ができる場所であることが多いようだ。

⬛︎助産院を選んだ理由


メリット、デメリットがある中で、私が助産院でのお産を決めた理由をまとめていく。

①大好きな人が2人、その助産院で出産をしていたという事実

妊娠がわかった時から、すでに頭の中に、その助産院で産むという選択肢があった。
本来、助産院は身近でないものだと思うけれど、私の場合は、姉と職場の同僚(ちなみに男性)、夫婦が偶然、その助産院で出産をしていたのだ。
そして、2人から本当にここで産んでよかった!という話を前々から聞いていた。
何がそんなに良いのか?よく分からないと思いつつ、大好きな2人だったので、心のどこかで気になっていた。
母子手帳をもらってすぐ、話を聞きに、見学に行かせてもらった。

②魅力的すぎる院長の人柄

魅力的な人というのは確かに存在していて、話し方やオーラ、振る舞い、言葉に出来ないけど、素敵だなと感じる何かを持っている。
院長は中年の女性の方だったのだけど、考えを押し付けないさばさばした雰囲気と強い芯のある抱擁力を同時に持っているような人だった。

とにかく私たち夫婦に質問してくれた。

○○?、どんな気持ち?、それはなぜ?など。

これを疎ましく思う人もいるだろう。しかし、妊娠初期のメンタル激落ちな私には、言語化に向き合ってくれる存在はありがたかった!
見学なのに1時間くらいお話をさせてもらった。

ただ、(決して、押しつけでは無い!)赤ちゃんの産まれようとする力、母親の自分が産もうとする力についての話が、初産の私にはピンとこず、そういうこだわりは今はないんだけどなぁと思った。
むしろ、誰かに出産を手伝ってもらって、1番辛くない状態で出産したい〜と心の中で思っていた。

③立ち会い出産

仕事の都合で、夫と別居していたこともあり、妊娠と出産の思い出を共有したい!という思いが強かった。
コロナ禍であっても、少人数が出入りする建物なので、立ち会い出産が可能という点に強く惹かれた。
(ちなみに、フリースタイル出産なので、夫が分娩台になる姿勢で出産する人も多いらしい。)

④建物から感じる直感=大好きなゲストハウス

旅が好きで、国内、海外合わせてたぶん200箇所くらいはゲストハウスに泊まっている。 
素敵なゲストハウスというのは入ってすぐ分かる。
清潔で、快適で、日が当たって、スタッフが適切な距離で、おせっかいで、優しい。泊まっているお客さんも感じが良い。共有スペースで談笑している。
その助産院に入った時に、何かに似ている!と感じた。その何かは、そんな素敵なゲストハウスだと後から気づいた。
また、人が産まれている場所だからか?
普段はスピリチュアルなものに興味のない私でも、パワースポットと呼ばれるような場所の特別な力を感じた。

⑤自分の出産、生と真剣に向き合いたい!

助産院に前向きな印象を抱いてはいたのだけど、一番心に引っかかるのは、私は別に自然なお産を望んでいるわけではない!ということ。
初産なのに助産院で心配かも。
(姉も同僚も2人目だった。)
そんな気持ちから、決心出来ずにいた。

そこで、とりあえず、助産院と連携している近くの産婦人科に通院することにした。
そこも助産院と連携しているだけあって、比較的アットホームだったし、立ち会い出産もできるとのことだった。
あっここでいいじゃん?と何度か通ううちに思うようになって、しっかり悩み切る事なく、なんとなく、言われるがままのタイミングで、その産婦人科で分娩予約をとっていた。

そんな私の転機は、休職1週間前のことだった。
姉が助産院の依頼で、助産師の方向けの研修で、出産体験を語ることになったのだ。
姉は私とは違い、控えめで自己主張をあまりしない。そんな姉が選ばれたのは、姉の出産について記した文章で助産師さんたちが感じるものがあったからのようだ。
姉のお産体験は姉のものなので、そこに言及するつもりはないけど、派手では無い、姉の感性、考えを大切にしているという助産院に好感を持った。
(助産院には自然なお産や、自分の生き方にこだわった個性的な方も多く通院しているようだったので)

また、そこで助産師さんたちと話をしたり、感想をもらったりした姉の話を聞いて、なんとなく助産院で産むことは私の人生においても、良い経験になるのでは?と思えてきた。

調べれば調べるほど、助産院で医療行為がない出産というものがそんなに危険なのかな?と楽観的に思えてくる自分もいた。

そして、何より姉とその話をしたのが、産休直前というところが良かった。
妊娠中期の思い出について、noteにも書いたけど、私はその頃まで自分のお腹の子のために時間を使っていなかったのだ。
担任をしていたクラスの子達のことをたくさんたくさん想っていた。
愛情を注いでいた!
最後も産休に入ることが寂しくて泣いた。
そんな自分に罪悪感があったので、助産院で産むという選択をすることで、お腹の子と向き合える気がしたのだ。
「生を、産む」という貴重な経験をじっくり味わえる気もした。

それは助産院だと色々時間をとって話を聞いてくれたり、流されるままに処置されるのではなく、私の意志を尊重してくれたりするから。
意思を尊重するということは、選択を任されるということで、それは自分にしっかり考えがないとできないものだと思っている。

母側の勝手なこじつけだったけど、子供と向き合いたいと強く思って、助産院で産もうと決心できた。

以上が私が助産院を選んだ理由だ。
まだ出産していないけれど、この選択をとって今のところは後悔していない。

助産院での妊娠期間と出産について、また別の記事で書いてみようと思う。

⬛︎最後に


夫と妊娠や出産を共有したいと言いながらも、全てが自分の意思だなと書いていて、呆れた。
基本的に感受性の強い、情緒不安定な私に夫は振り回されている。
助産院でのお産も反対せずだった。
「いや、もうかなの中で答え出てるじゃん」って感じだった。
ごめんなさい。そして、ありがとう。



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