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#12 『実行する実行家』になるための実行

最近ようやく、今読んでいる本たちが佳境になってきた。
そうなると、急に読み終わるのが寂しくなったりして、読むペースが遅くなってきている。

早く読み終わって感想をいろいろ書きたいと思っていたけど、私の中の寂しがり屋がブレーキをかけるので、待ちきれない私は、とりあえずこの本を読み始めたことで始めた習慣のことを書くことにした。

ちょっと今日は長いです。

『ていねいに暮らす』って?

前回のnoteにもちらっと登場したこちらの本。

雑誌『暮しの手帖』の編集長をされている松浦弥太郎さんの本で、私がインスタでフォローしている『しみさん夫婦』の奥様・えりさんが紹介されていたもの。

「丁寧に暮らす」って、どうやったらいいのだろう。

タイトルを読んだときに、そんなことをぽわんと思った。
『丁寧』って、なんとなくスピードが『ゆっくり』で、1つ1つに時間をかけるイメージだった私には、なんだかうずうずしてしまうことのように思えた。

比較的自分のスピードでちゃっちゃとやりたい私は、仕事でスピードを求められるとパニックになるくせに、洗濯物はリズミカルに「1・2の3!」で、多少形が崩れていてもそれでよしとしてしまうところがある。

そんな私にできる『ていねいな暮らし』って?

とりあえず、私は読んでみることにした。

1つ1つのお話自体は短くて、言葉離れをしていた私でもサクサクと読めた。
さらに、お話の最後には必ず、一言アドバイスのようなフレーズが1つ2つ書かれていたので、『つまり言いたいことはこういうこと』とか『こうしてみてごらん』ということがはっきりと分かるのがとてもよかった。

例えばこんなこととか。

○心をやわらかくするために、まずは「絶対」「普通」という言葉を禁句にしてみましょう。
○いつもの自分と違うことを、今朝は何か一つ試しましょう。

こういう大きくもないけど小さくもない行動の積み重ねが、松浦さんの言う『ていねいな暮し』なのだ。

私は今仕事をしていないので、専業主婦のような毎日を送っている。
それなのに、何もしていないような気がしたりすることが何度もあった。

こんな何てことない毎日にもわくわくを生み出すことができたら。

そんなことを思っていた私に、とても素敵なアドバイスをもらえたお話が。

『実行する実行家』になりたい

第一章に書かれていた『実行する実行家』というお話にはこんなことが書いてあった。

始まりもないのに終わりが来るーーーそんなあっけない暮らしは、できる限り避けたいと思います。
そこで目指すのは、実行する実行家。
アイデアが浮かんできたら、思うだけでなくやってみます。発明が実験によって進化するがごとく、試してみれば新たな考えも生まれてくるものです。
そのための工夫は、難しいことではありません。毎朝、今日やることを書いた、箇条書きのリストをつくるだけ。

仕事をしていた頃は、『今日やること』をメモに箇条書きにしてPCに脇によく貼ったりしていたことを思い出した。

この方法は、すでにやっている人はたくさんいると思う。

松浦さんが言うのは、「せっかく浮かんだアイデアを忘れないため」ということもあるけれど、それだけではなかった。

「『やりたいけれど、やれていないんだ』と確認すること」

まさしく、私にはそれがあった。

こんなに毎日時間があるのに、noteはたまにしか書かないし、読書も最初のうちはどうやって時間を取ったらいいかわからなかったのだ。
まだまだやってみたいなと思うことは、実はたくさんある。

そこで、松浦さんの言う『実行家』になりたいと思った私は、先週からこんなことをし始めた。

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『今日やること』を書き出すこと。

我が家の冷蔵庫で役目を見出してもらえずに、ずーっと張り付いていたホワイトボードが、ついに日の目を見る日が来たのだ。

実はこれには私なりのルールがある。

①「今日はこれさえできれば上出来!」と思えることを書く。
②4つ以上はできるだけ書かない。
③今日のうちに終わらせられなかったら、次の日に持ち越す。

せっかく始めたことがプレッシャーになっては意味がないから、ルールも優しく。

『洗濯をする』なんて当たり前のことなんだけど、それをあえて書いてチェックを付けることで、小さな達成感が味わえた。
それに、「今日は何もしなかった」と思う日がびっくりするほどなくなった。

さらには、こうして続けていった新たな習慣は、私に絵を描く楽しさまで思い出させてくれた。

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こうやって書き出すことで、「今日は何をしよっかな」と考えることが楽しみにもなった。

「家事」のような当たり前にやらなきゃならないことも書くけど、そればかりではなくて、自分がやりたかったことや自分のためにやってあげることもちゃんと書くようにすると、なんだかそれをすることを許してもらえた気にもなって、それをすること自体に迷いもなくなった。

だから前よりも本を読む時間も自分で取りやすくなった。

実行する実行家への第一歩は順調だ。
これからはもっと自分のやりたいことも見つけて、どんどんチェックを付けていきたい。

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