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【読書記録#7】『エレファントヘッド』白井智之

今まで本をあまり読んでいなかったので、著者の白井智之さんを知らなかったのだが、近くの本屋のミステリ大賞みたいな特集の中にあったため、ジャケット買い。

もしかしたら読んでいない人がこの記事を見てくださる可能性もあり、滅多なことは書けないのだが、展開が非常に読めず、読み進めると「次はどうなるんだ!?」というわくわく感がとどまることを知らなかった。

いつも通り通勤時に読んでいたが、心拍が上がるのを感じられるほど魅力的な作品だった。作品紹介にもある「多重解決ミステリってなんやねん!」と思いつつも、読み終わるころには「これは多重解決ミステリやったなぁ…」と感嘆した。笑

世界観が非常に独特で、現代日本のようだけどそうじゃないような、不思議なところに感じられる。自分が知らないだけで本当はそんな国なのかな?と考えてしまう。登場人物も非常にアクがある。感情移入は非常に難しいけど、ミステリだったらそもそもわからないものなのかな?

とんでもない世界観の構築とそれを支える知識、数々の伏線回収、いろんな要素が一流だったので、未読の人はぜひ読んでみてほしい。

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